カンマンボロンと瑞牆山 (プチバリ)
日時・天候・ランク 9月12日(土)~13日(日)  天候 晴れ/曇り  ランク C-C-9:00  参加 8名
コースタイム
集合 海老名駅JR連絡橋下 10:30   解散 同左 19:0012日(土)

駅=海老名IC=韮崎IC=茅ヶ岳広域農道=県道23号線=黒森=

みずがき山自然公園(テント泊)

13日(日)

キャンプ場5:30…5:35天鳥川ルート分岐…6:15標高1700M付近6:24…6:45

カンマンボロン6:50…7:07標高1800M付近7:17…7:45標高1900M付近

7:50…大ヤスリ基部…8:45登山道合流…9:35瑞牆山9:50…

9:57不動滝ルート分岐…11:14不動滝11:40…12:30林道出合…

12:38芝生公園分岐…13:05キャンプ場

歩行時間 6時間25分  休憩時間 1時間10分

?報告事項
?山行記
 カンマンボロン、この奇妙な言葉が印象的だ。
大日如来とその化身の不動明王を意味する梵語だそうだ。
その文字を、弘法大師が岩に刻んだのだと伝えられている。
話に聞いて是非行ってみたいと思っていた。今回、山行が組まれて参加した。
情報誌に掲載された山行のキャッチコピーは、『自然の造形を楽しむ』。
その言葉通り、自然が作り出した岩の造形は実に興味深かった。前泊地は瑞牆山の麓、みずがき山自然公園のキャンプ場。
緑豊かで開放感があり、設備も整っている。いつものプチバリ幕営地とは大分環境が違う。
「高級旅館の感がある」とは、メンバーの感想だ。
テントを設営して、軽く歓談の後早目の就寝。翌13日、5時半に出発。
青空だが、北に気になる雲がある。昼頃に前線が通過するとの予報なのだ。
キャンプ場を出て林道を北進。5分ほどの所にある園内案内板が進入路の目印。
平坦な場所には踏み跡が縦横にあるが、右の方向、天鳥川に沿って東進する。
傾斜が強まってくると、踏み跡も収束される。沢の音を聞きながら、踏み跡に沿って歩く。
現在地の把握はしづらい。標高をチェックしながら登る。
カンマンボロンへの分岐は、ちょっと分かりにくい。
標高1700M付近の岩場を乗り越えたら、登山道を注意しながら歩こう。
登山道の北側斜面に踏みこんだ跡がある。その急傾斜をよじ登ると岩壁に突き当たる。
目的の岩は、突き当たった岩壁の左手にある岩と岩の隙間を潜り抜けた先だ。
狭い場所を通り抜けると、解き放たれた空間が目に飛び込む。
刻字された岩はそこに立っていた。
圧倒的な存在感だ。
文字は風化して、何が刻まれているのか分からない。
しかし、その風化された刻字自体が、自然の造形の一部のように見える。
見上げると、テラスのように岩がせり出していた。
これらの岩塊は瑞牆山の基岩。それが露わになっているのだ。
視界に入る景色の巨大な岩塊に圧倒される。
よくこんな場所を見つけ出したものだなぁと、古の人の探究心にも敬服した。
しばしこの空間を堪能したのち、カンマンボロンを後にする。
ルート上所々にある岩場を乗り越えて、山頂を目指す。
踏み跡は大体しっかりしているが、ルートロスしそうな場所もあるので注意は怠れない。
ヤスリ岩の基部をよじ登り、登山道に出る。
瑞牆山は百名山だけあって、山頂は多くの人で賑わっていた。
展望を楽しんでいると、ここでパラパラと雨に降られた。前線の通過か。忙しく下山に掛かる。
下山路の不動滝コースは荒れ気味で、下り始めは急下降だ。
所々にロープが掛けられている坂道を、有名無名の様々な岩塊を眺めながら下る。
沢音が聞こえ始め、やがて不動滝に出る。
不動滝は豊富な水量で、豪快に流れ落ちていた。
一枚岩に掛かるその流れは見飽きない。
滝の先は傾斜が緩くなり、歩きやすくなってくる。
道標も出てきて、その指示に従って芝生公園を目指す。
気持ちの良いカラマツ林を下って、キャンプ場に戻った。
カンマンボロンの景色ももちろん、天鳥川に沿ったルートも不動滝ルートも変化に富んでいて、
興味深かい山行だった。

出発前
みずがき山自然公園キャンプ場から瑞牆山を見上げる

カンマンボロンへは天鳥川沿いのルートで登る
分岐の目印の案内板

ツキノワグマの生息地にお邪魔する

案内板にはカンマンボロンの表示もある
所在地の表示はかなりアバウト

入ってすぐのY字路は右に
園内には踏み跡があちこちにあるので注意だ

気持ちの良いカラマツ林

ルートは天鳥川に沿って続く
暫くは沢音を聞きながらの歩きだ

登りは結構な急登

標高1700M付近で岩場が出現

カンマンボロンへの分岐点
足元を見ていると通り過ぎてしまいそうだ
辺りを気にしながら歩こう

カンマンボロンは目前!!

直下の急登を詰める

岩壁に突き当たった左側
この岩の向こうに目的地がある

カンマンボロンに出た!!

文字は風化されて、もはや何が刻まれているのかわからない
刻字された岩の上部を見上げる
圧倒的な存在感だ

対面は南アルプス

この隙間を通過した

付近の岩にはイワタケがびっしり
これがキノコ??と思うが、食用可とのこと
生薬にも使われるらしい
高所の岩場の限られた環境で生育し、成長が遅く、大型のものは希少なのだそうだ

瑞牆山に向けて出発
この岩の基部を右に回る
付近にはクライマーのものだろうか、踏み跡が多いので注意だ

シャクナゲの中の登山道

岩塊が見え始める

岩を登り

また岩を登る
岩場が多くなってくる

その岩の足元に、楚々として咲くダイモンジソウ
矮小化している

岩塊に挟まれた急登を攀じる

急登を登り切って視界が開ける

そしてシャクナゲの林を降下して

荒れた沢を登る

踏み跡はしっかりした所が多い
このルートは、みずがき山自然公園のから山頂への最短ルートだ
但し、地図上には破線もない

ヤスリ岩基部を通過

基部に挟まるこの平たい岩を、潜るか、乗り越えるか

振り返って、乗り越えた岩を見る

正面には金峰山が見える

通常の登山道に出た

辿ってきたルートはこのロープの奥
ヤスリ岩は立ち入り禁止なのだ

山頂に向けて登る

一般の登山道とはいえ、岩だらけ

分岐の先の鎖場は渋滞していた
通常のルートを避け、脇のルートに回る
あくまでも「プチバリ」を追求してみた
ここの通過はちょっと怖い

山頂は人で賑わっていた

方位版
360度の視界だ

南西に金峰山

西に南アルプス、北西に八ヶ岳

ヤスリ岩を上から見下ろす

不動滝ルートの分岐

不動滝ルートを下る

道は荒れ気味だ

沢っぽい雰囲気になってくる

所々に奇岩があって、表示版がある

不動坂ルートは上部の傾斜がきつい

段差箇所にはロープがある

夫婦岩
上の岩が段々とせり出してきているようだとは、リーダーの言

沢に向けて下る

不動沢渡渉

不動滝
豪快な流れだ
普段の水流はもっと細いと言う
台風による大雨が、3日前にあった…

しっかりした橋が現れた

不動沢の水は、あくまで澄んでいる

沢の対岸の岩塊
上の岩は、いつ落下しても不思議じゃない感じだ

フリークライミングをやっていた

気持ちの良い登山道になった

みずがき山自然公園の芝生公園への分岐

整備された歩道になる

みずがき山自然公園の管理棟が見えてきた

道端のエノコログサが色づいていた