第三回の横断のサブタイトルでもある,Mt.Turugi~ Mt.Fujiの富士山に遂に登る。
当初の予定は9月末。リーダー船戸が寒さ等を考慮し、空いた予備日に前倒ししてくれた。
天候不良により、積み残しはあるものの、ついにここまで一歩一歩繫げてきた。
今回のメンバーは5名。1張だけのテント泊は、横断始まってから初めてである。

新隊長・カモシカの船戸
渋い山屋の中村(直)
春風の大場
ふんわりわたあめの原
努力の中村(志)
(以下:敬称略)

今までの軌跡
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今回の軌跡
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8月26日(金)晴れ時々曇り   (富士山駅~佐藤小屋五合目)行動時間 4時間30分
夕食 牛とじ丼(アマノフーズ)高野豆腐とひじきの煮物。
つまみ 海苔チーズ。笹かまぼこ。豆腐。オイルサーディン。
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今回は4月に下部温泉から富士山駅まで歩いた続きとして、日本横断を繋げていくコース。
8時50分、富士山駅で体操をして出発。
偶然にもこの日は、夕方から日本三奇祭「吉田の火祭り」の当日であった。
このお祭りは夏の富士山の山じまいのお祭りとも言われ、北口本宮冨士浅間神社、諏訪神社の両社のお祭りだそうだ。北口本宮冨士浅間神社に向かう歩道脇には縄でまかれた大きな松明がいくつも置かれ、祭りの準備は万端の様だ。
また、道の両脇には「御師の家」もあり、富士講がしのばれる。
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30分も歩くと大きな鳥居があり、北口本宮冨士浅間神社に到着。
鳥居には「富士山」と書いた額がかかっていた。
全員帽子をとり、一礼して中に入った。参道には大木の杉並木が続き、荘厳な雰囲気である。奥へと進んでいくと突然「笹一」と書いた酒樽が目に入った。
お祭りなので、神主さんがお神酒をふるまっていたのだ。皆、盃に一杯いただいた。「ムム・・思ったより多めかな。」とちょっと思ったがゴックン。
お参りをしてさらに、奥の吉田登山口へと向かった。
ここで大場が、いつもの気合い入れ。5人はやっぱりちょっと寂しいな~~。
%ef%bc%95%ef%bc%96%ef%bc%97%ef%bc%98最初は樹林帯が続き、富士山の裾野なので傾斜も緩やか。軽快に進む。
一時間もすると「中の茶屋」に到着した。皆いつになく汗をかいている。
蒸し暑さなのかな~?お神酒かな~?と話しながら、茶屋の中でお水を頂き休憩。
また一時間も登ると「馬返し」バス停の先、大文司屋に着いた。ボランティアの方から冷たい麦茶と手作りのきゅうりの漬物を頂き、皆が生き返る。
昔の富士登山の写真をみせて頂き、20分の休憩。おもてなしに感謝だ。
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三合目、四合目とだんだん傾斜がきつくなってくる。
途中、富士講記念石碑、朽ちてしまったお宮などを見ながら休憩を取りつつ、ひたすら登る、登る・・・。
14時17分 五合目の佐藤小屋に到着。
%ef%bc%91%ef%bc%91%ef%bc%91%ef%bc%92%ef%bc%91%ef%bc%93テントを張ってお決まりの反省会。
前回の南アルプスは台風が急に発生し、予定を切り上げた為、食べられなかった夕食、朝食を今回に当てた。プラスのおつまみを少々。お腹も満腹になった6時過ぎ、火祭りの松明の灯りを見ようと小屋からも人が出てきた。
フリースにレインコートを着ても寒い。
しばらくチラチラ輝く吉田の町の灯りと松明の灯り(はっきり区別がつかなかったが・・)を見ていた。
しかし、寒さと睡魔で、早々にシュラフに潜り込んだ。

【富士山駅:8:50  北口本宮冨士浅間神社9:10  大門司屋(馬返し)11:35  三合目13:00  四合目13:22  佐藤小屋14:17】

8月27日(土)晴れ後小雨 (佐藤小屋~剣ヶ峰~冨士宮口新五合目駐車場)
行動時間 7時間
朝食   お味噌汁のおじや
3時30分起床。4時25分出発。辺りはまだ暗い。頂上に向かい、ヘッドランプの灯りが点線の様に光っていた。
リーダー船戸の気合入れ。いよいよ富士山登頂、頑張るぞ~~!
5時15分雲の上からお日様が顔を出してきた。皆、写真を撮ったり、拝んだり、しばしの休憩。土曜日とあって、急に人が増え渋滞してきた。
途中で、高山病なのか疲労なのか、しゃがみこんでいる若者を随分と見かけた。
そんな中、大きなザックを背負った中高年の私達はドンドン登って行った。
傾斜もきつくなり、高度も3,500mを超えた。必死に登る私をいつも中村(志)はそっと気にかけてくれる。やさしいな。
休憩時間、中村(直)が尽かさずスナップ写真を撮ってくれる。「お行儀悪いの撮られた~」と原。ニヤリと中村(直)。ちょっとした笑いがあると、また元気が湧いてくる!そんな写真はメンバーだけのお楽しみである(笑)
8時45分、富士山頂上浅間神社に到着し休憩。9時35分、剣ヶ峰に到着した。
残念ながら景色は真っ白であったが、大きな赤茶けた噴火口を見て感激。
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浅間大社奥宮で休憩し、その後は冨士宮口登山道をひたすら下る・・下る。
霧雨で地面が濡れ、滑りやすくなってきた。皆。慎重にガンガン下る。
赤茶けた地面にオンダテ、明月草が咲いていると大場が教えてくれた。
七合目まで降りてくると、シトシト雨になったのでレインウエアーを上下着用。
12時20分、無事に新五合目駐車場に到着。
予定より、早く着きそうなので、途中で中村(直)がタクシー会社に電話をし、12時30分にはジャンボタクシーに乗り込んだ。
船戸が車中、最終回の村山古道の入口を見つけ、「ここ!」と教えてくれた。
雨が本格的に降り出し一同ホッ。タクシーは御殿場駅と向かった。
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ついに富士山まで来た。横断が始まった頃は、富士山の頂上に立つ自分が想像出来なかった。嬉しい。
今まで、メンバー9人のさりげない優しさが心に沁みた。
助けられて、支えられて、今まで頑張れたと思う。
あと残り少し! どうぞよろしくお願いします。

【佐藤小屋テン場4:25  白雲荘7:04  御来光観7:55  富士山頂浅間
神社8:45  剣ヶ峰9:35  御来光荘11:31  新五合目駐車場12:20】

                       原・記