日時・天候・ランク

9月1日(木)~3日(土)  晴れ  D-D-9:20  参加者 4名

コースタイム

9月1日(木)

12:00新穂高ロ プウェイ乗車ー12:50 西穂高口…13:52 西穂山荘着 西穂山荘宿泊

9月2日(金)

4:13 西穂山荘…5:13 西穂独標…6:33 西穂高岳…7:44 間ノ岳…8:40 天狗岳…10:50 ジャンダルム…12:45 奥穂高岳…13:30 穂高岳山荘 穂高岳山荘宿泊

9月3日(土)

5:55 山荘…9:00 白出沢出会…10:20 新穂高温泉

山行記

標高3163mのジャンダルム。憧れもあるが、危険も潜んでいる。3000m超級の山には含まれていないジャンダルムを通る西穂高岳から奥穂高岳に通じる破線ルートを歩くこととなった。メンバーが決定すると今年度の新人リーダーばかりとなる。一人はすでに何回も踏破しているが、あとの3名は初体験である。

9月1日 西穂山荘に宿泊。笠ヶ岳が見える部屋に通される。小屋までは新穂高ロープウェイに乗り、標高2156mから歩く。そろそろ休憩という頃、目の前に小屋が現れる。夕食時、綺麗な夕焼けに明日の天気を約束されたように思う。

9月2日 快晴。朝食は弁当にして、4時13分出発。ゆっくりとした速度で西穂独標へ向かう。6時33分西穂高岳に到着。ここから破線ルートが始まり、赤岩岳・間ノ岳・天狗岳と進む。

天狗岳の先は核心部の始まりだ。岩稜はたくさん歩いたけれど、これほど傾斜がきついところは経験したことがない。三点支持というより、四足動物のような歩き になる。歩きというより、這いずる姿勢だ。鎖もあるが「えっ!ここから鎖なし?」と思わず叫んでしまいそうな所や、鎖の長さが足りない箇所がある。ルート を間違えてしまうような箇所もあり、道迷いが滑落に繋がることを容易に理解させる箇所が満載だ。

積み重なる岩。崩れないのだろうか?不思 議な岩を登り、ジャンダルムの頂上直下にたどり着く。あと少し。鎖を使い、確実な着地点に一歩一歩、地に足を踏みつける。ついに山頂を捕らえ、感動の一瞬 が舞い降りる。やったー!視界良好!だけど風見鶏の裏側を覗くと、断崖絶壁だ。

ジャンダルムは登りより下りが手ごわい。恐る恐る今来た道を戻るも、お尻を地面につけて移動する。さらにその先には馬の背が待っている。「ウマノセ」と白い文字が岩に書かれており、最終コーナーの始まりだ。身をかがめて、四つん這いに進む。草も木も生えていない、無味乾燥の岩を進む。馬の背を通過すると目の前に奥穂高岳が見えてきた。奥穂高岳からみるロバの耳は 直角に切り立った岩の塊。事故なく歩けたことに、さらに感動した。

13時30分、穂高岳山荘に到着。歩行時間9時間17分。この行程は縦走する脚力とクライミングの技術が必要とのこと。ベテランの経験者は、クライムダウンが出来ることが条件の一つだと話してくれた。

9月3日 朝食を済ませ、5時55分から白出沢を下る。ザレた箇所があり、何度も足を滑らせる。白出沢出会までのコースタイムは4時間30分とある。この岩場が続くようなら怪我もしかねない。やはり下りは侮れない。

9時に白出沢出会に到着。後は林道歩きとなり、10時20分に新穂高に到着する。

山行中、リーダーとしてのどうあるべきか、どんな山行を会員に提供していくかなど様々な話で盛り上がった。メンバーの一人は「3000mの山へ連れて行かれるようなリーダーになる」と言っていた。今回の参加メンバーは来年もこの訓練山行を定例化したいと考えている。