前穂山頂

山行情報

山行名:前穂高岳・奥穂高岳(テント泊)
日程:5月3日~6日 参加人数:4名  天気:晴れ ランク:D-D-10
CL会員番号:3338、SL会員番号:3420 文責:会員番号3420

コースタイム:  

5/3 上高地BT 9:50 岳沢登山口 10:10 7番風穴 10:55-11:00 岳沢小屋 12:40
5/4 停滞
5/5 岳沢小屋 6:50 奥明神沢2450m 8:25-45 奥明神沢2250m 9:20-9:50 岳沢小屋 10:20-10:40 天狗沢2430m 11:50 岳沢小屋 12:20
5/6 岳沢小屋 5:10 奥明神沢 2380m 5:40-5:50 ダイレクトルンゼ分岐 6:40 奥明神沢コル 7:10-7:20 奥穂高岳山頂 8:50-9:05 ダイレクトルンゼ分岐 10:15 岳沢小屋 11:10-12:05 7番風穴 13:05-13:15 岳沢登山口 13:40 上高地BT 14:00

山行記

5/3(憲法記念日) 雨、夜から雪。上高地バス停で止むのを待って、岳沢へ

5/4(みどりの日) 風雪 テントサイトで10センチくらい。一日停滞

5/5(こどもの日) 朝風雪、午後晴れ、風強し。朝のうち停滞。止むのを待って、奥明神沢を偵察。我々に続いて数パーティが登ってきた。一ノ沢と二ノ沢の間まで進む。上部はガスに包まれ相変わらずの強風。新雪表層雪崩の心配はなさそう。

テントへ戻り、青空も出てきたので、天狗沢の見学に出かける。1時間ほど詰め、上部を観察。天狗ノコルまで雪渓がまっすぐ伸びてよく見える。稜線は風が強そうで時々雪煙が舞っている。畳岩尾根に厚いブロックの破断面が数か所見える。これから強風の中気温が上昇する午後になるので、念のためここで撤退。

風雪翌日奥明神沢の偵察

天狗沢偵察

テントから奥明神沢と明神主稜

西穗稜線

 

5/6(日曜日) 晴れ

今日は時間を見ながら奥明神沢を詰め前穂に行く予定。

5時に出発。すでに数パーティが沢の中ほどを歩いている。ダイレクトルンゼとの分岐あたりまで来ると、吹き上げる風が強くなる。奥明神沢のコルへ向かう今日のトレースは一つもない。先行パーティは皆ダイレクトルンゼを前穂に向かったようだ。

コルに近づくと、風がどんどん強くなり、雪が固くなる。コルにつくと、吹き溜まりがあり、風を避け一本入れる。昨年縦走した明神東稜のラクダのコルは真っ白。浅間、八ツ、富士山、南、中央アルプスが見える。主峰には、残置ロープが張られていた。

さて、これから前穂まではどんな状況だろう。バランスを崩すことを心配し、アイゼンを外す。ところどころ雪がついた岩場をルートファインディングしながら進む。

凍っているところはなかった。途中一か所道がなくなったが、少し戻りクライムダウン。そこがA沢ノコルとのこと。時々尾根上を歩くが、多くは岳沢側を歩く。振り返ると、明神主峰二峰三峰がかっこいい。前穂に近づくと、ダイレクトルンゼを上っているパーティーや後ろ向きで降りていくパーティが見える。稜線は風が強い。いいペースで進み、槍が見える前穂山頂に着く。

前穂は、30数年ぶり。山頂からは、先週登った鹿島槍も見える。四方の山々の写真を撮り、少し腹ごしらえをし、アイゼンを装着して下山開始。躊躇しながらも二か所ハイマツを踏みつけるトレースを歩く。ここまで成長するのに私の人生以上の月日を要したかもしれないのに。

ノドに着くと、雪はなく氷が見える。懸垂用捨て縄がある。慎重に5メートルくらいクライムダウン。その後も急斜面が続く。ラックという声が聞こえ、明神主峰を見ると9人くらいが下りている。奥明神本流と合流した後は、ひたすら落石に注意して降りる。途中、広辞苑くらいの石が落ちていくのに気付く。音もなく沢の中央を飛んでいく。

11時過ぎにテントに戻る。スカイラインがきれい。今日は雪煙は上がっていない。順調に消化でき早く帰幕できたので、遅くならずに家に帰れそう。撤収して、上高地のビールを楽しみに、12時下山開始。

前半は悪天にやられたが、後半は回復し、初めての奥明神沢とダイレクトルンゼを経験でき、満足の山行となった。

バックは明神主峰とラクダのコル

A沢のコルへクライムダウン

ダイレクトルンゼのノド

明神主峰Ⅱ峰Ⅲ峰