常念岳~蝶ヶ岳~徳本峠(夏山定例)

 

山行情報

日程:8月15日~18日 参加人数:14名 天気:雨、晴れ、晴れ ランク:B-C-8:00  CL:2679、 SL:2805、3418  文責:3155  写真:2679、3155

コースタイム  

8/16 一ノ沢登山口 05:14…06:22 王滝ベンチ 06:31…06:53 烏帽子沢 07:00…07:29 笠原沢 07:37…08:28 最終水場 08:46…09:31常念小屋  

8/17 小屋 05:46…07:08 常念岳 07:21…11:00 蝶槍 11:10…11:52 蝶ヶ岳 12:20…14:00大滝山荘 

8/18 山荘 06:04…08:45 槍見台 09:00…09:58 明神見晴 10:08…11:06 徳本峠 11:26…13:02明神館 

山行記

8/16

毎日アルペン号で前夜23時に竹橋を出発して一ノ沢登山口には4時半頃に到着。雨が降りそうなので雨具をつけて5時過ぎに出発。ときおり降る軽い雨の中、沢沿いの道を順調に進んだ。途中で会員の方がお孫さん連れで常念小屋から降りてくるところにバッタリと遭遇。みろくは会員が多いので、このようにバッタリと遭遇したという話も時折聞くが、私は初めての経験だった。

その後、降りてくる方から「尾根沿いはすごい風ですよ!」と忠告を受けていたが、案の定、常念小屋近くの尾根沿いに来るとものすごい風で隊列はバラバラになった。雪山で行う耐風姿勢を時折使って飛ばされないように注意して常念小屋に駆け込んだ。リーダーの一人は、ザックカバーに風が入って飛ばされそうになったと言っていた。風がすごいので、テント組もこの日は小屋に宿泊することになった。到着したのは9時半頃で、4時間15分程度のハイスピードで登ったことになる。

我々が小屋に入って昼食を食べる頃になると、外はすごい雨。歩いているときに豪雨に合わずに助かった。その後長い午後の時間を、おしゃべりをしたり飲んだりして過ごした。

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8/17

朝起きると快晴のいい天気。小屋から少し登ると槍・穂高連峰がきれいに見えた。約1時間で常念岳山頂に到着。常念岳の南側・東側には雲海が広がっていてとても綺麗だった。山頂で記念撮影後、蝶ヶ岳に向かう。下り道には大きな岩がごろごろしていて、岩の間には雷鳥を見ることもできた。

3時間半ほどで蝶槍に到着、その後40分ほどで蝶ヶ岳ヒュッテを通過して蝶ヶ岳山頂に到着した。蝶ヶ岳の山頂は広くてどこが一番高いところなのか分かりづらかった。蝶ヶ岳近くになると上高地から来た人がたくさんいて賑やかだった。

大滝山に向かうと人はぐっと少なくなった。その後、今までの登山道とは違うお花畑や池などがある登山道を順調に進んだ。2時頃に本日の宿泊地大滝山荘に到着。テント場は小高い展望の聞く場所にあった。小屋宿泊組は夕食前にテント場に行って、夕方の槍・穂高連峰の風景を楽しんだ。

8/18

日の出を見るために5時頃にテント場に行き、日の出前後の素晴らしい風景を楽しんだ。朝食をとった後、6時頃に出発。最初は登山道が稜線沿いにあったため、雲海のある綺麗な景色を堪能しながら歩くことができた。

その後は樹林帯の歩行が続き、眺望がないため槍見台までが長く感じられた。2時間半ほどで槍見台に到着。ここには木のハシゴのがかかった櫓があった。そこに順番に登り槍・穂高連峰の眺望を楽しんだ。その後も長い樹林帯の道を進んだが2時間ほどかかって徳本峠につくまでは、1時間ほどのところにある明神見晴らしで眺望がきいただけで、ずいぶん長く感じられた。

徳本小屋の外で昼食をとり、その後は明神館まで下り道で、目の前には明神岳ところどころで見えた。13時頃に明神館に到着。風呂に入る人、帰りのバスを予約済みの人などがいたため、ここで解散になった。

この山行は、初日を除き天気に恵まれて、雲海が広がる眺望の中を歩くことができて満足できるものだった。また、私個人としては、昔よく登った槍・穂高連峰を正面から眺めてみたいという思いが満たされた満足できる山行だった。企画・実施してくれたリーダーに感謝します。