第35回清掃登山・活動報告(2017年3月)

第35回清掃登山

 

清掃登山実行委員長 A.H

 2日前に冷たい雨が降りました。山の雪が気になっていましたが、当日は晴れて穏やかな日和となり、戸川公園も散策の人で賑わいをみせていました。

 今年は昨年と同様10コースに分かれて行いました。昨年の反省をもとに途中でゴミ袋が不足しないようにし、土のう袋も皆さんに配分しました。
しかし、林道周辺では生活ゴミや不法投棄のごみが目立ち、土のう袋が不足するほどの場所もありました。持って運ぶにはゴミの量が多すぎ、パークセンターにお願いしてリヤカーを借りました。
小さなリヤカーだった為に戸川林道をごみの場所まで往復する結果となり、集合写真にようやく間に合ったコースもありました。実行委員として大いに反省しています。

 今年もゴミの処分は秦野市にお願いしました。

 今回の清掃登山が無事終了出来ました事は、リーダーの方々、会員の皆様、自然保護部員のご協力があったからと、心より感謝申し上げます。

 清掃登山は自然保護活動の出発点であることから、会の創立以来毎年継続して行われています。
また会の三大行事の一つとして、会員が一人でも多く参加できる清掃登山を目指してきました。

 今後も会員の親睦を深め、老いも若きも誰でも楽しく参加できるコースや方法を皆さんのご意見を頂きながら考えていきたいと思います。
 
参加者数とゴミ収集量集計
参加人数 ゴミ収集量(単位:kg)
グループ 女性会員 男性会員 (自然保
護部員)
小計 可燃ゴミ 不燃ゴミ 小計
清掃1 13 3 2 16 30.5 22.0 52.5
清掃2 24 13 2 37 64.0 20.0 84.0
清掃3 10 7 1 17 13.8 4.2 18.0
清掃4 26 10 2 36 4.5 3.4 7.9
清掃5 3 5 1 8 9.8 90.0 99.8
清掃6 13 8 2 21 6.0 18.2 24.2
清掃7 7 12 2 19 17.1 7.8 24.9
清掃8 9 9 2 18 4.4 7.8 12.2
清掃9 17 18 2 35 18.4 36.0 54.4
清掃10 2 3 2 5 4.2 5.1 9.3
本部 1 0 1 1 42.8 0.0 42.8
125 88 (19) 213 215.5 214.5 430.0

清掃活動山行記

清掃登山①コース 3059 M.K

 桜土手公園で昼食を済ませ、水無川右岸の清掃です。川沿いの草むらでビニールや缶、お酒のガラスコップ、錆びたポットなどを拾いました。目立って大きなゴミは無かったのですが、いつの間にか全員両手に重いゴミ袋を持ち、汗ばみながらも川沿いに咲いているおかめザクラに元気付けられ、大倉の計量所に向かいました。
 今年は各グループから、昨年よりゴミ収集量が多かった事、でも登山道にはほとんどゴミが無かったことが報告され、登山者にゴミの持ち帰りマナーが浸透した結果だと思いました。
 みろく山の会35 回の清掃登山活動、そして日頃から自然保護部の方々が、丹沢を気持ち良く歩け、山が荒れないよう、登山道補修や植林、清掃等に携わって頂いている表れだと思います。有難うございます。
 お天気にも恵まれ、有志の反省会も楽しく帰宅しました。

第35回清掃登山-1

古墳公園

清掃登山②コース 3291 H.S

渋沢駅を出発し30 分で桜土手古墳公園に到着しました。公園では職員の方に古墳や展示館の説明をして頂き、その後昼食をとって作業を開始しました。道端には煙草の吸殻、水無川のほとりにはペットボトルや空缶、ビニール等のゴミが多く、すぐに袋が一杯になりました。
 晴天の中、菜の花やオカメザクラを見ながら宝物を探すような感覚で掃除をしました。大倉までゴミを運び、計量をして多さにビックリです。丹沢の自然を守っていくためにこれからも参加していきたいと思います。
 皆様、お疲れ様でした。

第35回清掃登山-2

古墳公園

清掃登山③コース 3466 M.S

私は昨年の10 月に入会したので、今回が初めての清掃登山でした。ゴミ袋や軍手は、会で用意しているとのことでしたが、「ゴミ拾い用トングは持っていった方がいいわね」と先輩から聞いていました。
 実際に使ってみると、しゃがむ事なくゴミが取れるので便利でした。タバコの吸い殻が取りやすいうえ、軍手に汚れが付きにくいことが利点でしょうか。
 三廻部付近までは車の通行も多く、車に注意しつつゴミを拾い坂道を登っていきました。道端にはタバコの吸い殻、空き缶やペットボトルなどが数多くありました。坂を登りきる頃には皆のゴミ袋はかなり膨らんでいました。その先の県民の森付近の山道ではゴミがほとんど見あたりませんでした。これは車に乗っている人が、タバコの吸い殻やペットボトル、空き缶などを投げ捨てていることの証だと思いました。
 道にゴミを捨てる人は自分一人ぐらいと軽く考えているのかもしれませんが、ゴミも集まれば山となるのです。一人ひとりが自分のゴミは持ち帰る。タバコの吸い殻は投げ捨てない等、小さな習慣を持てば、誰にも気持ちよく過ごせる環境になるのでしょう。
 山道をしばらく歩いたころ県民の森に到着しました。芝生の広場では、お弁当を広げながら女性たちのおしゃべりに花が咲きました。
 西山林道を通って大倉に至る少し手前は、鹿よけの柵が続いていました。こんな民家の近くまで動物は来ていると感じました。
 大倉に着いてから集めたゴミを分別後、計量しました。来賓のご挨拶の中で、みろく山の会の清掃登山が35 回目であることにお褒めの言葉を頂戴しました。今後もずっと続けてほしい行事だと思いました。

第35回清掃登山-3

県民の森

清掃登山④コース 3365 A.N

 天候にも恵まれ菩提BS から36 人で清掃活動を開始する。
 たばこの吸い殻、空き缶、ペットボトル、ビニ-ル袋等々を回収しました。その道すがらSL さんから河津桜ほか樹木の詳しい説明を受け、地元の人からはご苦労様とお声がけを頂き、楽しい気持ちで回収作業を行うことが出来た山行でした。

第35回清掃登山-4

白泉寺

清掃登山⑤コース 3327 K.K

登山歴2 年、日頃の山行でお世話になっている丹沢に感謝を込めて2 度目の参加。
 登山道、林道とも最近のゴミではなく過去に投棄された物が多く、現在でも分解されずに錆びた缶類が雨によって土壌に汚染物を流し続けています。きれいな「空気」「水」「台地」は山に生育する樹木により生み出されると思います。
 清掃登山は丹沢の緑豊かな自然環境の大切さを発信する機会でもあり、自分自身のゴミの意識を再認識し、今後も益々山がきれいになる事を祈念します。

第35回清掃登山-5

天神 分岐

清掃登山⑥コース 3474 K.S

 当日の登山指数はAで絶好の登山日和でした。
昨年11 月に入会し今回、清掃登山は初めての参加でした。山は思った以上に綺麗で登山者のマナーレベルは高いと思いました。
 しかし下山してからのゴミが目立ち、私もビデオデッキを拾いました。山際エリアの清掃は今後の課題かもしれませんが、少しでも山を綺麗にさせて頂けたのは、とても気持ちのよい活動で自身の心も洗われました。
 来年も取り組みたいと思います。

第35回清掃登山-6

清掃登山⑦コース 3417 J.M

 清掃登山に初参加。丹沢にそんなにゴミがあるものか?と思っていましたが、ありました! ゴミも収穫物、なかなか楽しい。
 スタートはタバコの吸殻程度でしたが、間もなく扇風機なる大物を発見する仲間がいて、歓喜の声。登山道を少し外れると、缶やビン……。
 下ばかり注視しているとあっという間に三ノ塔へ。暖かな日だと思っていたのにここは寒風。後は三ノ塔尾根をひたすら下りましたが、人がなく静か。清掃とともに山歩きも楽しめるコースでした。

第35回清掃登山-7

三の塔 尾根

清掃登山⑧コース 3468 Y.T

以前から清掃登山に興味がありました。無理をせず安全第一との説明を受けたので、斜面に落ちたゴミは拾わず、破れた土のうやビンの底等を拾いました。
 駐車場にタイヤ、ステレオアンプ、プリンター等の大型ゴミが有り、車の入るところにゴミが多いと感じました。
 参加して気付いた事は、登山や森林保全に必要な部材の多くが外れている事です。普段と違う視点で山を歩く、貴重な体験でした。

第35回清掃登山-8

菩提峠

清掃登山⑨コース 3284 I.K

 みろく専用臨時バスで9 時に新松田を発車。寄でCL から「登山道にはゴミはありません」との挨拶の後、総勢35 名が2 班に分かれて出発。途中第2 班との間が離れ、櫟山で待つこと約5 分、第2 班が大量にゴミを携えて到着し、開口一番「第1班は何処を見てたんかぁ!」の叱咤。
 黒竜ノ滝ではイノシシの死骸(生ゴミ)を発見するも回収を断念。西山林道では麓に近づくにつれ不法投棄のゴミが増え、終盤でタイヤやバッテリーを回収し重量を稼いだ。 お疲れ様でした!

清掃登山⑩コース 3361 T.S

 前回は渋沢から水無川沿いを桜と菜の花を見ながら大量のごみを拾いました。今回は大倉から鍋割山の往復。山頂にはうっすら雪が…。何回も歩いたことのある道です。
 登山者の皆さんのマナーは良く、登山道にはあまりゴミはありませんでした。5人での活動で大先輩の山行の話を聞いたり、歩き方を後ろから見せてもらったりと貴重な体験ができました。
 みろくの会に入りもうすぐ3年。登山道整備に参加したく入らせていただきました。大好きな先輩たちとの活動は毎回楽しいです。
 多くの活動に加わりたいのですが仕事の都合で思うように参加できません。でも、みろくの先輩との活動にはなるべく参加したいと思います。