2024年の花写真
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2024/No.8 ヒナノキンチャク(雛の巾着 ヒメハギ科)
撮影日時:8月
撮影者:2907
絶滅危惧種。山麓や原野に生える小型の一年草で夏秋の頃、長い総状花序を作り淡紫色の小さな花が下から順に咲いていく。名前は果実が巾着に似ていることによる。
2024/No.7 マメヅタラン(ラン科 別名マメラン)
撮影日時:6月 鳳来寺山
撮影者:2941
関東以南の暖地の樹幹や岩面上に着いて生える小型で常緑性の多年草。花は1cmくらいで横向き半開きに咲く。葉がシダ類のマメヅタの葉に似るところから名づけられた。
2024/No.6 ウリハダカエデの葉と花 (瓜肌楓 ムクロジ科)
撮影地:斑尾高原 5月
撮影者:2679
浅く3裂する葉を持つカエデの一種で赤色、橙色、時に黄色に紅葉する。
若い樹皮は緑色で黒色の縦模様が入り、未熟なマクワウリに似るのでこの名がついた。
2024/No.5 フデリンドウ(筆竜胆 リンドウ科)
撮影地:4月 追分市民の森
撮影者:2679
東アジアの温帯に広く分布し、日当たりの良い所に生える二年草。
類似するハルリンドウにみられるロゼット状の根生葉はない。
2024/No.4 ヤマルリソウ(山瑠璃草 ムラサキ科)
撮影地:高尾 3月
撮影者:3586
本州、四国、九州の湿り気のある木陰に生える多年草。根出葉は大きくロゼット状で毛が多い。
茎が数本立ちあがり花は初め淡紅色のちるり色に変わる。園芸種の忘れな草とは同じ仲間である。
2024/No.3 ユリワサビ(百合山葵 アブラナ科)
撮影地:高尾 3月
撮影者:2941
山地の湿り気のある樹林、谷川沿いの日陰に生育する小型の多年草。
名の由来は冬に残る葉柄の基部が百合根に似ることによる。ワサビ同様山菜として食べられる。
2024/No.2 ツルリンドウ (蔓竜胆 リンドウ科)
撮影地:9月 高尾
撮影者:2907
日本、朝鮮半島、台湾に分布し、日本では全国の山地の木陰にはえる多年草。
秋には紅紫色の果実が花弁の先に実り目立つ。
2024/No.1 ヤッコソウ(奴草 ヤッコソウ科)
撮影地:11月 鹿児島県肝属郡錦江町
撮影者:2907
シイノキの根元に寄生し群生する。外観がやっこの練り歩く姿に似ていることから牧野富太郎により命名された。徳島県南部を北限に高知県、徳島県、南九州、沖縄に分布する。
2023年の花写真
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2023/No.12 ツガザクラとクロマメノキの霜降(栂桜・ツツジ科、黒豆の木・ツツジ科)
撮影地:八ヶ岳 10月
撮影者:2907
2023/No.11 ミゾソバ(溝蕎麦 タデ科)
撮影地:横浜市 10月
撮影者:2907
山地や道端などの水辺に普通に生える一年草。葉の形が牛の額のように見えることからウシノヒタイの別名がある。また花の姿が金平糖に似ることからコンペイトウグサとも言われる。
2023/No.10 オオシラヒゲソウ(大白髭草 ウメバチソウ科)
撮影地:戸隠 10月
撮影者:2907
日本海側の湿った岩場に生える多年草。ウメバチソウの仲間で、和名は白色の花弁の縁が糸状に切れ込んでいる様子を髪に見立てたことに由来する。
2023/No.9 キセワタ(着せ綿 シソ科)
撮影日:8月 高座山
撮影者:2907
絶滅危惧種、山地の草原に生える50~100cmになる多年草。
唇形の花冠が葉の付け根に輪生し、上唇はフード状になり白い毛が密生する。
名の由来はその白い毛を「花に着せる綿」に見立てたことによる。
2023/No.8 ハグロソウ(葉黒草 キツネノマゴ科)
撮影日:7月 高尾
撮影者:2907
山地の林下に生える多年草。上下に開く二つの唇形の花びらが特徴的。
葉が暗い緑色をしていることから名づけられた。
2023/No.7 スカシユリ(ユリ科)
撮影日:6月 三浦半島
撮影者:3586
本州の中部以北の海岸の岩場に生える多年草。6~7月にかけて2,3個のオレンジ色の大きな花を上向きに開く。
花被片には濃い色の斑点があり、各花被片の間から下が透けて見える。これが名の由来である。
2023/No.6 コイワザクラ(小岩桜 サクラソウ科)
撮影日:5月2日 箱根
撮影者:2952
富士山周辺、箱根、丹沢、紀伊半島などの岩場に生える多年草。
晩春まだ葉が小さいうちに花茎を伸ばし紅紫色の美しい花を開く。
2023/No.5 コガネネコノメソウ(黄金猫の目草 ユキノシタ科)
撮影日時:4月 滝子山
撮影者:2941
山地の沢沿いの湿った場所に生育する高さ3~10cmの小草本。白く柔らかい毛がある。
早春鮮やかな黄色の花をつける。
2023/No.4 バイカオウレン(梅花黄蓮 キンポウゲ科)
撮影日時:2月 城山かたくりの里
撮影者:2907
日本固有種。福島県以南と四国に分布する常緑の多年草。白い花弁に見えるは蕚片で花弁は黄色で小さい。
2023/No.3 ウグイスカグラ(鶯神楽 スイカズラ科)
撮影日時:2月 横浜市
撮影者:2679
山野に普通に生える落葉低木。日本固有種。花柄の先端に1個から2個のバラ紅色の花を下垂する。
果実は初夏に紅熟し食べられる。
2023/No.2 セツブンソウ(節分草 キンポウゲ科)
撮影地:昭和記念公園 1月
撮影者:2941
日本固有種。関東地方以西の山すその半陰地に見られる多年草。石灰岩地を好む。
春寒さをしのいで目を出し節分の頃花を咲かせることからこの名がある。
2023/No.1 ロウバイ(蠟梅 ロウバイ科)
撮影地:昭和記念公園 1月
撮影者:2941
中国原産、江戸時代初期に渡来。葉の出る前に黄色の蠟のような香りの良い花を下向きにつける。
中心部も黄色のものはソシンロウバイと言い、近年はこちらの方が多く植栽されている。
2022年の花写真
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2022/No.12 マヤラン(摩耶蘭 ラン科)
撮影地:横浜市 9月
撮影者:2941
南関東以西の林下に稀に見られる菌根蘭。絶滅危惧種に指定されている。
葉はない。命名は兵庫県摩耶山で最初に発見されたことによる。
2022/No.11 コシオガマ(小塩竈 ハマウツボ科)
撮影地:南高尾 10月
撮影者:2907
低山の日当たりの良い草地に生える半寄生の一年草。全体に柔らかな繊毛が生え
触るとべたつく感じがする。
2022/No.10 カリガネソウ(雁草 シソ科)
撮影地:目黒自然教育園 9月
撮影者:2907
山野に生える1mほどの多年草。強い不快な臭気をもつ。
名の由来は花の形が雁に似ていることによる。別名ホカケソウ(帆掛草)
2022/No.9 カラスウリ(烏瓜 ウリ科)
撮影地:都築中央公園 8月 23:30
撮影者:3409
8~9月の日没後、へりが糸状に細裂して房状に下垂した美しい花をつける。
夜に開花するのは花粉の媒介者であるスズメガを引き寄せるためと言われる。
なお日中に見られるこれに似た花は概ね近縁種のキカラスウリである。
2022/No.8 コアジサイ(小紫陽花 アジサイ科)
撮影地:天城山 7月
撮影者:2952
関東から西の本州、四国、九州の山地に生える落葉低木。薄青色の小花が線香花火のように集合して咲く。
2022/No.7 オオバミゾホウズキ(大葉溝酸漿 ハエドクソウ科)
撮影場所:焼石岳 7月
撮影者:2941
本州中部以北の亜高山体の湿地にはえる。実がほおずきに似ることから名付けられた。
2022/No.6 アカバナヒメイワカガミ(赤花姫岩鏡 イワウメ科)
撮影場所:丹沢 5月
撮影者:3374
奥多摩~丹沢箱根~静岡東部の山地の岩場に生える常緑多年草。
葉の鋸歯は粗く三角に尖る。丹沢多摩箱根のイワカガミはすべて本種である。
2022/No.5 カタクリ (片栗 ユリ科)
撮影地:4月 片倉城址公園
撮影者:3586
林の樹の葉が展開すると消えるスプリングエフェメナルで、花が咲くまでに8年程度かかる。鱗茎からは良質の片栗粉がとれる。
2022/No.4 ミスミソウ(三角草 別名ユキワリソウ キンポウゲ科)
撮影地:八王子 3月
撮影者:3586
山地の樹下に生える多年草。早春白~紅紫色の花を数本つける。花弁に見えるものは蕚片で花弁はない。
2022/No.3 オオカメノキの花芽(大亀の木、別名ムシカリ スイカズラ科)
撮影地:1月 松川温泉付近
撮影者:2941
温帯の山地に普通に分布するガマズミの仲間の落葉小高木。花期は4~6月。
枝先に白い大きな装飾花を多数つける。冬の花芽は球形でその両サイドに葉の冬芽を伴って可愛らしい形で目を引く。
2022/No.2 ハンショウヅルの実(半鐘蔓 キンポウゲ科)
撮影地:追分市民の森 1月
撮影者:2679
各地の山地林中に見られる落葉木質のつる性植物。初夏紅紫色の釣鐘状の花をつける。命名は花が釣り下がった半鐘の形に似ていることによる。
2022/No.1 フユイチゴの実(冬苺・バラ科)
撮影地:伊豆・発端丈山 12月
撮影者:2952
関東以西の暖地の山地に多く見られるつる性の低木。全株にラシャ状の毛が生えている。実は食べられる。
2021年の花写真
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2021/No.16 ノササゲの実(野豇豆 マメ科 別名キツネササゲ)
撮影地:丹沢・11月
撮影者:3428
山野に生えるつる性の多年草。夏から秋にかけ黄色の蝶形花をつける。
さやは熟すと美しい淡紫色になり中の種子は黒い。
2021/No.15 クサギの実(臭木・ゴマ科)撮影地:小網代の森 10月
撮影者:2952
日本国中に広く分布する落葉の低木。8~9月白く香りのよい花を沢山つける。
果実は藍色に熟し、下部に星形で紅紫色のがくがある。
葉に臭気があるのでクサギという。実はあさぎ色の染料となる。
2021/No.14 クサボタン(草牡丹・キンポウゲ科)撮影地:入笠山・8月
撮影者:3169
山地に生える落葉低木で、葉が牡丹のようで全体の様子が草本のようなのでクサボタン。花は通常淡紫色だがこの場所の地質(緑泥岩)によるものかピンク色で可愛かった。
2021/No.13 ハッポウタカネセンブリ(八方高嶺千振・リンドウ科)
撮影地:7月・北アルプス・八方尾根
撮影者:2952
タカネセンブリの変種で八方尾根を中心とした蛇紋岩の地質に分布している特産種。
花は小さいが、濃い青紫色の斑点が際立って綺麗。
2021/No.12 サンカヨウ(山荷葉 メギ科)撮影地:北アルプス・7月 撮影者:3374
深山の樹下に生える多年草、白い花びらは雨に濡れると透明になるので「スケルトンフラワー」の異名がある。
碧黒色で白粉を帯びた球状の液果をつける。食べられる。
2021/No.11 ホテイラン(布袋蘭 ラン科)撮影地:八ヶ岳・6月 撮影者:3459
中部の高山の針葉樹林下に稀に生える多年草。高さ6~15cm、頂きに香気のある大きな紅紫色の美花を一個つける。(牧野新日本植物図鑑より)
2021/No.10 ニョイスミレ(別名ツボスミレ)撮影地:稲城市・4月 撮影者:2679
2021/No.9 アケボノスミレ 撮影地:高尾・4月 撮影者:2941
2021/No.8 フモトスミレ 撮影地:奥多摩・4月 撮影者:3409
2021/No.7 ヒナスミレ(雛菫・スミレ科)撮影地:高尾・3月 撮影者:2941
2021/No.6 マルバスミレ(丸葉菫・スミレ科)撮影地:高尾・3月 撮影者:2941
2021/No.5 タカオスミレ(高尾菫・スミレ科)撮影地:高尾・3月 撮影者:2907
2021/No.4 アズマイチゲ(東一華・キンポウゲ科)撮影地:高尾・3月 スプリング・エフェメラルの一種。花ははじめは下向きにのちに上向きとなり、日が当たると開く。白い花に見えるのはがく片であり、花弁はない。
2021/No.3 エノシマキブシ(江の島木五倍子・キブシ科)
撮影地:三浦半島
撮影者:3391
関東地方南部の海岸近くの山野に自生。キブシに比較すると花穂が15cm以上と長く葉に光沢がある。
2021/No.2 エゾイチゲ(蝦夷一華・キンポウゲ科)
撮影地:暑寒別岳・6月
主に北海道にはえる多年草(月山でも見られるという)
ヒメイチゲに似るが葉が広く花弁の数が5~7枚。時に群生する
2021/No.1 キッコウハグマ(亀甲白熊・キク科)
撮影地:飯能・11月
白熊とは兜や槍につけられた白い飾りのことで白い花冠の様子をそれに見立てたもの、日本全土の山地の森林内のやや乾いた木陰に生育
撮影者:2676
2020年の花写真
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2020/No.10 ロウヤガキ(老鴉柿・カキノキ科)
撮影地:小石川植物園・1月
正式名はロウアガキ。別名ツクバネガキ。熟実は真っ黒な鴉の様
2020/No.9 アケボノソウ(曙草・リンドウ科)
撮影地:天城高原・10月
花冠に散布する斑点を暁の星と見立てて名付けたものであろうか(牧野新日本植物図鑑)蜜腺には多くの蟻が集まっていた
2020/No.8 アマギツツジ(天城躑躅・ツツジ科)
撮影地:伊豆半島・7月
伊豆半島に7月に咲くミツバツツジで、ツツジ類ではもっとも大きな立派な花をつける
2020/No.7 ホソバコゴメグサ(細葉小米草)東北地方の高山に咲く。本州中部高山に咲くミヤマコゴメグサに比し葉が細長い
2020/No.6 テリハノイバラ(照葉野茨 バラ科) 撮影地:三浦半島 (投稿:3374)
2020/No.5 ゲンノショウコ 白馬 北尾根(投稿:3374)
2020/No.4 ノアザミとヒメシジミ 白馬 ねずこの森 (投稿:3374)
2020/No.3 ナガバノスミレサイシン(長葉の菫細辛)自生環境:湿り気のある山林内 花期:3〜4月 草丈・花径:5〜12cm・約2cm 分類:スミレ科 撮影地:景信山 雪の少ない太平洋岸に分布する日本の固有種。葉は細長く基部は心形。茎や葉の裏はやや紫色を帯びる。花弁は細く色は淡紫色。側弁は無毛。雄しべの柱頭はくちばし状。距は太く短く花と同色。多年草。
2020/No.2 シラタマノキ(白玉の木)自生環境:亜高山帯や高山の草原や砂礫地 花期:7〜8月 草丈・花径:10〜30cm・0.5cm 分類:ツツジ科 撮影地:秋田焼山(後生掛温泉口)葉は互生し、鋸歯を持つ。花はドウダンツツジのような釣り鐘型の白い花をつける。9月頃萼が肥大して1cmほどの白い玉状の実となる。和名の由来である。別名はシロモノ。
2020/No.1ツマトリソウ(褄取草) 自生環境:亜高山帯の草地、林縁 花期:6〜7月 草丈・花茎:10〜15cm・1.5〜2cm 分類:サクラソウ科 撮影地:塩見岳 葉は茎に互生し茎の上部に輪生状につく。広披針形。葉の長さは2〜7cm。花は白色で花冠は7裂して咲く。雄しべは7個、雌しべは1個。和名の由来は花弁の先端が淡い赤色で縁取られていることから。(F.I)
2019年の花写真
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2019/No.12 クリスマスローズ 自生環境:山地の林床、林縁、公園 花期:1〜4月 草丈・花径:30〜70cm・5〜10cm 分類:キンポウゲ科 撮影地:国立昭和記念公園 人気の高い多年草で、多くは常緑。花色・花形のバリエーションが多い。多くの草花に先駆けて花を咲かせ冬枯の庭・公園等を彩る。草全体に毒成分を含んでいるので素手ではふれないように。昭和記念公園にはこの花の小路もあり、初春の公園歩きを楽しめる。(F.I)
2019/NO.11 ハシリドコロ(走野老)自生環境:山間の湿った木陰、谷沿い。花期:4〜5月 草丈・花径:40〜60cm・1〜2cm 分類:ナス科 撮影地:影信山。 早春に葉に包まれた新芽を出す。花は暗紫色で釣り鐘状。草全体、特に根と茎にトロパンアルカロイドを主とした 毒成分を含む有毒植物。夏には休眠状態に入り枯れる。和名は、食べると錯乱して走り回ることから。新芽はフキノトウ等と間違えやすので注意。多年草。(F.I)
2019/No.10 ヤマエンゴサク(山延胡索)自生環境:本州、四国、九州の山林 草丈・花茎:10〜20cm・長さ2〜2.5cm 分類:ケシ科 撮影地:奥久慈男体山 塊径から伸びた茎の頂に数個の花をつける。花弁は4枚、外側の上の花弁が後方に伸び距となる。花柄の基部には苞葉がある。葉は薄く3複葉で小葉は裂けない狭葉から丸い葉が裂けるものまである。地中にある塊茎は延胡索という漢方薬になり、痛みや
けいれんを和らげる効能がある。多年草。
2019/No.9 ミヤマアキノキリンソウ(深山秋の麒麟草)自生環境:亜高山帯〜高山帯の草地や礫地 花期:8〜9月 草丈・花径:15〜30cm・1.2〜1.5cm 分類:キク科 撮影地:甲斐駒ヶ岳 アキノキリンソウの高山型。花は頭部に固まってつく。 筒状花の周囲に舌状花が並ぶ。茎葉は長楕円形から〜披針形でとがってる。和名の由来はキリンソウに見立て秋に開花することによる。背丈に差がある。別名コガネギク。(F.I)
2019/No.8 ヒメウスユキソウ(姫薄雪草)⾃⽣環境︓⾼⼭の尾根付近の岩場や砂礫地 花期︓7〜8⽉ 草丈・花径︓4〜15cm・2〜3cm 分類︓キク科
撮影地︓⽊曽駒ケ岳乗越 ⽇本のウスユキソウ属の中では最も⼩型。中央アルプスの固有種で、別名コマユキソウ
(駒薄雪草)。頭花は2〜3個で、⽩い綿⽑に覆われた苞葉は6〜9個星形ににつく。茎葉は倒披針形で綿⽑が密⽣する。絶滅危惧種。多年草。
2019/No.7 ミヤマムラサキ(深山紫)自生環境:高山帯の岩場や礫地 花期:7月~8月 草丈・花径:6~20cm・0.8~1cm 分類:ムラサキ科 撮影地:尾瀬 花はワスレナグサに似ている。淡青紫色で5裂し、喉部に黄色の鱗片がある。根生葉はロゼット状につき、長さ1~6cmの線状披針形。茎や葉には白い剛毛がある。多年草。
2019/No.6 チゴユリ(稚児百合)自生環境:平地や山地の落葉樹林の木陰 花期:4〜6月 草丈・花茎:15〜30cm・1.5〜2.5cm 分類:イヌサフラン科 撮影地:小楢山 花は白色で鐘形。茎頂に1〜2個横又は下向きに平開する。果実は液果で黒く熟す。葉は長さ4〜7cm幅2〜3cmの楕円形で先は尖る。多年草。和名の由来は小さくて可愛らしいことから。
2019/No.5 クルマバソウ(車葉草)自生環境:低地~亜高山帯の薄暗い林内 花期:5~7月 草丈・花径:20~40cm・2.5mmほど 分類:アカネ科 撮影地:戸隠高原森林植物園花は白色で花冠は4裂し、漏斗状。茎の上部に 集散状に数個つける。葉は狭長楕円形~倒披針形。柄はない。果実にカギ状の毛が密生する。和名は葉が放射状に輪生し車の車輪のように見えることに由来する。
2019/No.4 ギンリョウソウ(銀竜草)自生環境:山地のやや湿り気のある腐植地 草丈・花茎:8〜15cm
花期:4〜8月 分類:ツツジ科 撮影地:南月山 地下から花茎がたくさん集まって出る。枝分かれせず先端に一輪の透けた白色の花を下向けにつける。雄しべの先は広がり紫色をおびる。鱗片状の葉を多数つける。花期が終わると植物体は黒く変色し液果をつけ、茎が倒れるとつぶれれて種を散らす。
2019/No.3 キクザキイチゲ(菊咲一華)自生環境:近畿地方以北に分布、落葉樹林の林床などに生育 花期:3~5月
草丈・花径:10~30cm・3cm 分類:キンポウゲ科 撮影地:信越トレイル花色は白~紫でキクに似た花を一輪付ける(名前の由来でもある)。春先に花を咲かせ若葉の広がる頃には地上部は枯れてなくなり翌春まで地中の地下茎で過ごす。花が花弁のように見えるのは萼片。葉はほぼ水平に展開し鋸歯がある。山梨県など複数の都道府県で絶滅危惧類Ⅰ、Ⅱなどの指定あり。多年草。
2019/No.2 ナガハシスミレ(長嘴菫)
自生環境:日本海側の乾き気味の落葉樹帯下 花期:4〜5月 草丈・花茎:10〜20cm・直径1.5cm位分類:スミレ科 撮影地:信越トレイル 花色は紫紅色〜淡紫色。側弁に毛はない。 距が1.5〜2.5cm異様に長く直線的なものから湾曲しているものまである。葉は濃緑色で光沢があり葉裏は淡緑色。長い距の形から「テングスミレ」とも言われる。
2019/No.1 キスミレ(黄菫)
自生環境:山地帯~亜高山帯の草地や林縁 花期:4~5月 草丈・花茎:10~15cm・1.5~2cm 分類:スミレ科 撮影地:天子ヶ岳 花弁は黄色で丸みがある。上弁の裏面は紫褐色。側面には毛があり唇弁と側弁に褐色の条があり距は短い。葉身は心形で2.5~4cmで波状の鋸歯がある。葉の表裏に微毛がある。夏は地下で休眠する多年草。
2018年の花写真
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2018/No.12 エイザンスミレ(叡山菫)自生環境:低山の落葉樹林の、やや湿った場所 花期:4月〜5月 草丈・花茎:10〜15cm・2〜2.5cm 分類:スミレ科 撮影地:高尾山 花弁の縁は波打っているものが多い。側弁基部には毛がある。距は太めで短い。香りがある。花色は個体差があり白色から濃いピンクまで。葉は基部から3裂し、それぞれに深い切れ込みがある。夏葉は大きくなる。高尾山では多く見られる。
2018/No.11 アカモノ(赤物)自生環境:低山帯~亜高山帯の日当りの良い場所 花期:5~7月 草丈・花径:10~30cm・6~8mm 分類:ツツジ科 撮影地:苗場山 花は白~淡い桃色。花冠は鐘形で先は浅く5裂し、軽くカールしている。葉は互生し卵形で長さ1~3cm、先はとがり、ふちには細かい鋸歯がある。花が終わると萼が成長し、果実を包み込み赤色の偽果となる。この偽果は甘く食用となる。名前は「赤桃」が訛って「赤物」と付けられたと言われる。
2018/No.10 ハクサンイチゲ(白山一花)自生環境:亜高山から高山帯の湿った草原 花期:6月〜8月 草丈・花径:20〜50cm・2〜2.5cm 分類:キンポウゲ科 撮影地:白馬岳 花は一つの茎に1〜5個つく。白い花弁の様に見えるのは萼片で5〜7枚。根生葉は長い柄がある。3枚の小葉で、細く裂ける。茎葉は深く裂けた4個が輪生する。雪渓が解けた跡に群生が見られる。
2018/No.9 シナノナデシコ(信濃撫子) 自生環境:山地の河原や荒れ地、礫地 花期:7〜8月 草丈・花径:20〜40cm・1.5〜2cm 分類:ナデシコ科 撮影地:荒川三山
茎の断面は四角状。葉は広線形で対生し、長さは4〜7cm、基部は赤みを帯びる。花は桃色で茎頂に多数つく。苞は2対で長く、花弁は5個、広倒卵状で切れ込みは浅い。多年草。別名深山撫子。
2018/No.8 イワベンケイ(岩弁慶)自制環境 :亜高山帯~高山帯の風当たりの強い岩礫地 花期:6~8月 草丈・花径:4~35cm・8mm 分類:ベンケイソウ科
撮影地:塩見岳 水をたくわえた多肉質の葉を持つ。雌雄異株で、雄花の花は黄色味が強く、雌花は赤みを帯びる。根径は太くて長い。ハーブとして用いられることがある。乾燥するとバラのような香りがある。秋に紅色の果実となる。
2018/No.7 アオノツガザクラ(青の栂桜)自生環境:高山帯の雪田周辺や湿気のある岩場 花期:7~8月 草丈・花径10~30cm・6~7cm 分類:ツツジ科 撮影地:白馬岳 花は枝先に4~10個、下向きにつく。 花冠は壺形で、先は浅く5裂し淡い黄緑色。 葉は線形で長さ8~14mm、ふちに鋸歯が有り 密に互生する。茎は地を這いよく分枝する。 常緑小低木。果実は長さ4mmの蒴果。名前は青っぽい花をつけるツガザクラという意味。
2018/No.6 ゴゼンタチバナ(御前橘)自制環境:亜高山帯の針葉樹林帯 花期:6〜8月 草丈・花径:5〜20cm・2.5mm 分類:ミズキ科 撮影地:白馬岳 葉は倒広卵形、長さ2〜8cmで常緑。6枚の輪生に見えるものに花がつき、4枚のものにはつかない。白い花弁状の総苞片4枚が十字に並び、中央に緑白色の小さな花を多数つけ、秋には赤い実となる。多年草。和名は白山の最高峰「御前峰」に由来する。
2018/No.5 マイヅルソウ(舞鶴草) 自生環境:山地帯~亜高山帯の針葉樹林下 花期:5~7月 草丈・花径:10~25cm・約0.3cm 分類:ユリ科 撮影地:平標山 葉は卵心形で長さ3~7cm 和名は葉の形が鶴が羽を広げて舞う姿に似ていることから付けられている。花は白色で花被片が4個、平開して先がとがり、秋に宝石のような赤い実をつける。多年草。
2018/No.4 ハナネコノメソウ(花猫の目草)自生環境;山地、谷沿いの湿地 花期:3~5月 草丈・花径:茎の高さ5~10cm 分類:ユキノシタ科 撮影地:高尾山 茎は頂上付近が2枝に分かれ、3~5つに裂けた3枚の葉と白色釣鐘型の花を上向きにつける。花弁状の白い4片は蕚片で花弁ではない。雄しべは8本、葯は赤色。茎や葉に毛が少ないのが特徴。多年草。
2018/No.3 イワイチョウ(岩銀杏)自主環境 :亜高山帯~高山帯の湿ったところ 花期:7~8月 草丈・花径:20~40cm・1~2cm 分類:ミツガシワ科 撮影地:栂池自然園 葉は腎円形で縁に鋸歯がある。形が銀杏に似ていて秋になると黄葉することから名が付けられた。花は集散花序の先端に1つの白い花を付ける。花びらは5枚で花弁の縁は波打っていて中央に黄色い雌しべが1本まわりに雄しべが5本ある。
2018/No.2 ベニバナイチヤクソウ(紅花一薬草)自生環境:北海道・本州中部以北の草地・林縁 花期:6~8月上旬 草丈・花茎:15~25cm・13mm 分類:イチヤクソウ科 撮影地:八千穂高原葉は楕円形又は広楕円形で長さ3~4.5cm、縁に細かな鋸歯あり。葉の内から総状花序をつけ8~15個の花が下向きにつく。花は桃色から濃桃色で花冠は深く5裂する。乾燥させ煎じた汁は脚気や利尿剤としてとして用いる。葉液は止血剤になる。「一番効く薬」から「一薬草」となった。常緑多年草。
2018/No.1キンラン(金蘭) 自生環境:本州・四国・九州の山地・丘陵地 花期:4~6月 草丈・花径:30~70cm・1.5~2cm 分類:ラン科 撮影地:横浜市の里山 葉は長楕円状皮針形で7~8枚が互生する。茎の先に黄色の花を10個ほど付ける地生のラン。唇弁には赤褐色の隆起がある。花は全開せず半開きのままである。絶滅危惧Ⅱ類。和名は黄金色の花をつけることに由来する。
2017年の花写真
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2017/No.12 ツルリンドウ(蔓竜胆)自生環境:全国の山地の木陰 花期:8~10月 草丈・花径:ツル40~80cm・2.5~3cm 分類:リンドウ科 撮影地:三国山 蔓は地面を這ったり草木にからんで伸びる。葉は対生し3本の主脈が目立つ。葉のわきに淡紫色の釣鐘状の5裂した花をつけ、花弁の先に紅紫色の果実をつける。名前は花がリンドウに似てつる性であることに由来する。多年草。(F.I)
2017/No.11 ユキモチソウ(雪餅草)自生環境:近畿地方・四国の一部に自生 花期:4~5月 草丈・花径:15~30cm・長さ7~12cm 分類:サトイモ科 撮影 地:薬師池公園(町田えびね苑)偽茎から葉柄を2本出し楕円形の小葉を3~5枚 鳥足状につける。花は葉柄の間から肉穂花序を立て 紫褐色の仏炎苞をつけ、真ん中に白い棍棒のような 形で先が丸くふくれた付属体がある。花の中央に雪のように白く餅のように柔らかい付属体があることからこの名がつけられた。多年草。絶滅危惧Ⅱ類。有毒。(F.I)
2017/No.10 ツリバナ(吊り花)の実 自制環境:日本全国の山地 花期:5~6月、実9~11月 草丈・花径:3~5m・6~7mm 分類:ニシキギ科 撮影地:尾瀬 花は葉の脇から長い柄を出し、淡い緑色、紫色を帯びた5枚の花びらをつける。葉は卵形で対生。表面は緑色、裏面は淡い緑色。縁に鋸歯がある。濃紅色の実は5つに裂開し、先に橙赤色の種を釣り下げる。
2017/No.9 マルバハギ(丸葉萩)自生環境:低山、人里 花期:8~10月 草丈・花径:1~3m・1~1.5cm 分類:マメ科 撮影地:高尾山 元となる枝から細い枝が10本以上分枝するため 葉や花が密集する。花の房が長く伸びない。葉は3出複葉で倒卵形~楕円形。 花は紅紫色の蝶形を付ける。萼は中央部まで深く4裂し、先は針状に鋭くとがる。果実は豆果。(F.I)
2017/No.8 ミヤマダイコンソウ(深山大根草)自生環境:亜高山帯~高山帯の岩石地 花期:7~8月 草丈・花径:10~30cm・2~2.5cm 分類:バラ科 撮影地:八ヶ岳 葉は直径5~12cm円形で光沢があり不揃いの鋸歯がある。花弁は丸いハート形で5枚、幅8~10cmで黄色、中心部は少し橙色を帯びる。多年草。
2017/No.7 ズダヤクシュ(喘息薬種)自主環境:亜高山帯、深山の針葉樹林下 花期:6~8月 草丈・花径:20~40cm・約8mm 分類:ユキノシタ科 撮影地:根茎は横に伸びて匍匐を出して増える。茎は直立。下部の葉は心臓形で5裂、両面に短毛がある。花は花茎を伸ばして上部に白い花を十数個付ける。古くから全草を乾燥させ煎じて咳止め等に利用。名の由来は喘息を方言で“ズダ”と言い、薬効があることから。
2017/No.6 コバイケイソウ(小梅蕙草)自生環境 :山地帯~亜高山帯の湿原 花期:6~8月 草丈・花径:50~100cm 分類:ユリ科 撮影地:北アルプス弓折岳付近 花は茎先に太い円錐花序を出し白い花をたくさんつける。真ん中の枝に両性花、脇の枝に雄花がつく。長さ6~8mmの花被片は長楕円形。雄しべは6個で花被片より長い。葉は幅の広い楕円形で互生。和名の由来は花が「梅」に、葉が中国産の「蕙蘭」に似ていて「梅蕙草」より小ぶりなことから。(F.I)
2017/No.5 フシグロセンノウ(節黒仙翁)自制環境:本州・四国・九州山地/林縁 花期:7~10月 草丈・花径:50~80cm・4.5~6m 分類:ナデシコ科
撮影地:倉岳山 茎は直立し上部は分枝、まばらな軟毛がある。
和名の由来の様に節が黒褐色である。葉は無柄で茎に対生する。卵形から長楕円状披針形。花は野草では珍しい朱赤色で分枝した茎の先に数個つける日本の固有種で多年草。(F.I)
2017/No.4トウヤクリンドウ(当薬竜胆)自生環境:北海道~本州中部以北の高山帯の砂礫地、草地 花期:8~9月上旬 草丈・花径:10~20cm・長さ3.5~4cm 分類:リンドウ科 撮影地:白峰三山 茎の先に淡黄色の花を2~3個つける。花冠には淡緑色の小さな斑点があり先端は5列する。日があたらないと開かない。茎葉は対生し長さ5~15cmの細長い被針形。和名の当薬は薬草になる センブリのことでトウヤクリンドウも胃薬になることから付けられた。多年草。(F.I)
2017/No.3 チシマギキョウ(千島桔梗)自制環境:北海道・本州中部以北の高山帯の砂礫地 花期:7~8月 草丈・花径:5~15cm・長さ約3~4cm 分類:キキョウ科
撮影地:荒川三山 花は青紫色鐘形で5裂し縁に白い毛が生えている。ガク片は鋭角の三角状で鋸歯はない。葉は長さ2~7cmのへら形で縁に波状の細かい鋸歯がある。(F.I)
2017/No.2 タカネヤハズハハコ(高嶺矢筈母子) 自制環境 :本州中部以北、高山帯の礫地 花期:8月 草丈・花径:10~30cm 分類:キク科
撮影地:赤石岳 葉は互生で長さ4~6cm。肉厚で灰白色の綿毛が覆っている。花は茎頂に白から淡紅紫色の頭花を多数つける。頭花はドライフラワーの様な質感の総苞片に包まれている。雄株と両性株がある。多年草。(F.I)
2017/No.1 オオバミゾホウズキ(大葉溝酸漿)自制環境 :本州の中部以北の亜高山の湿地 花期:7~8月 草丈・花径:10~30cm・2.5~3cm
分類:ハエドクソウ科 撮影地:白馬・栂池 茎は直立する。葉は茎に対生し、形は卵形または卵円形。鋸歯を持つ。葉柄はない。花は黄色、筒形、上部の葉腋に花柄をもって花をつける。多年草。水辺に生え実が
ホオズキに似ていることからミゾホオズキの名がある。(F.I)
2016年の花写真
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2016/No.10 セリバシオガマ(芹葉塩竃)自制環境 :本州亜高山帯の針葉樹林下 花期:8~9月 草丈・花径:20~30cm・2cm 分類:ゴマノハグサ科
撮影地:赤石岳 茎は根際で分枝して直立し茎葉とも毛がない。葉は対生しセリに似て切れ込みが多い。花は上部の葉腋に2唇形の花をつける。花の下部は淡緑色、上唇は白くかぶと形で先はくちばし状にとがる。
2016/No.9カイフウロ(甲斐風露) 自生環境 :山梨県三ツ峠山、群馬県の一部 花期 :7~9月 草丈・花径:30~60cm・直径約3cm 分類:フウロソウ科 撮影地 :三ツ峠山 葉は8cm位で掌状に五中裂し先端が尖っている。多年草。花弁に濃い赤紫の網目模様が入っているのが特徴。名前は最初に山梨県の三ツ峠で発見されたことによる(F.I)
2016/No.8 カラスノゴマ (烏の胡麻) 自生環境:山野や荒れた畑地の路傍など 花期:8~9月 草丈・花径:30~60cm・1~2cm 分類 :アオイ科 撮影地:高尾山 黄色い花を付ける一年草 葉は卵形で先端は少し尖る。長さは2~7cm 幅2~4cm。花の真ん中から5本の長い仮雄芯が出る。果実はさく果で長さ2.5~3cm。種はゴマのように小さく和名の由来。地域的な絶滅が危惧されている。(F.I)
2016/No.7 コウリンカ (紅輪花) 自生環境:明るい乾いた草原 花期:7~9月 草丈・花径:40~60cm・直径約3cm 分類:キク科 撮影地 :大蔵高丸 茎の先を枝分かれさせ、先端に丸く輪の様なオレンジ色の花びらを付ける。花の最盛期には花びらが下垂するので枯れ始めと間違えることがある。多年草。葉は広倒披針形で10~16cm 花びらが車輪の様に見えることからこの名がついた。(F.I)
2016/No.6 モミジカラマツ(紅葉唐松)
自生環境:亜高山帯~高山帯の草地
花期:7~8月
草丈・花径:30~60cm・直径1~1.3cm
分類:キンポウゲ科
撮影地:北アルプス
根生葉は7~9裂し、もみじの葉の形をしていることが特徴で名前の由来となっている。花は根元から高く伸び上がる花茎を出し、その先に散房花序の小さな白色の花を多数つける。花弁はなく目立つ白いものは雄しべである。(F.I)
2016/No.5 イチヨウラン(一葉蘭)
自生環境:山地の林床、林縁 花期:5~7月
草丈・花径:10~20cm・約5cm
分類:ラン科
撮影地:八千穂高原
地下の根茎から1葉をだす。葉は長さ3~6cmで卵円形。幅3~4cm多肉質で硬く
青味を帯びた緑色。葉が1枚しか無いことから「一葉蘭」の名がつく。(F.I)
2016/No.4 タカネツメクサ(高嶺爪草)
自生環境:高山帯の砂礫地や岩礫地
花期:7~8月
草丈・花径:3~7cm・0.7~0.9cm
分類:ナデシコ科
撮影地:荒川三山 小形の多年草。茎は株状で枝はよく分枝し腺毛がある。葉は針形で対生する。花は茎先に1個つく。花弁は5個で先端は2裂する。果実は朔果。(F.I)
2016/No.3 ヤマルリソウ(山瑠璃草)
自生環境 :山地の林縁
花期:4~5月 草丈・花径:7~20cm・約1cm
分類:ムラサキ科
撮影地:影信山 茎先に淡青紫色の花を数個つける。花冠は5つに深く裂ける。中心が白く雄しべ5本雌しべ1本。
根生葉は放射状で長さ7~15cm。白毛が多い。
多年草。(F.I)
2016/No.2 アズマシロガネソウ(東白銀草)
自生環境:秋田、福井県日本海側、湿り気のある林 花期:5~6月 草丈・花径:10~5cm・0.7~1cm 分類:キンポウゲ科 撮影地:信越トレイル 茎先に淡い黄緑色をした花を下向きにつける。花びらのように見えるのは顎片、規則に紫色がかって美しい。顎片の内側に黄色く見えるものが花弁の変形した蜜弁である。葉は上部に3出復葉を向かい合ってつける。多年草。(F.I)
2016/No.1 チチブシロガネソウ(秩父白銀草)
自生環境:湿り気のある山地、林縁花期:5~6月
草丈・花径:20~35cm・1~1.5cm分 類:キンポウゲ科 撮影地:大菩薩嶺 茎先に数個の花をつける。5個の白い花弁状の顎片は平開する。雄しべが多数あり花弁はない。葉は葉脈が目立ち輪生するようにつく。埼玉県の秩父市で発見されことが名の由来。多年草。(F.I)
2015年の花写真
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2015年 No.12
タカネマンテマ(高嶺マンテマ)自生環境:南アルプスの高山帯 花期:7月~8月 草丈・花径:10~20cm・約1cm 分類:ナデシコ科 撮影地:農鳥岳 花は茎の先に1個つく。先がすぼまった釣鐘状。ラグビーボールのようなガクが目立ち、花冠は薄紅色で小さく目立たない。最初は下向きに咲き後に直立する。葉は対生、針状で6cm程度。絶滅危惧種。
2015年 No.11
ウルップソウ(得撫草)
自生環境:高山の湿った砂礫地 花期:7月~8月
草丈・花径:15~25cm・長さ11~12mm 分類:オオバコ科 撮影地:白馬岳
茎の先に青紫色の花を穂状に多数付ける。花穂は円柱形で各花に苞がある。葉は長さ4~10cmの広楕円形、肉質で表面につやがあり無毛。和名の由来は千島列島のウルップ島で発見されたことによる。(F.I.)
2015年 No.10
ヤマホトトギス(山杜鵑草)
自生環境:北海道から九州の山野 花期:8月~10月
草丈・花径:10~50cm・1.5~2mm位 分類:ユリ科 撮影地:農鳥岳山麓
花被片は6枚あり強く反り返る。葉は長楕円形で互生し基部は茎を抱く、茎には斜め下向きの毛がある。実はさく果,鳥のホトトギスの胸にある斑点になぞらえて名付けられた。多年草。(F.I.)
2015年 No.9
ミヤマクロユリ(深山黒百合)
自生環境:亜高山帯~高山帯の草地 花期:7~8月 草丈・花径:10~30cm・2~3cm 分類:ユリ科 撮影地:北アルプス双六岳
花は暗紫褐色で内側に黄斑のある広鐘形。花被片は6個。葉は長さ3~10cm、巾1~2.5cmの 披針形から長楕円状披針形で3~5枚が輪生し茎の上部に数段つく。多年草。 (F.I.)
2015年 No.8
タカネマツムシソウ(高嶺松虫草)
自生環境:亜高山帯~高山帯の草地や礫地 花期:8月 草丈・花径:20~30cm・3~4cm 分類:マツムシソウ科 撮影地:荒川三山
長い柄の先に青紫色の頭上花をつける。花は多数の小花からなり外周の花冠は大きく5裂 して唇状。中央の花冠は4つに裂けて筒状花。根生葉は長い柄があり、葉身は羽状に深く裂ける。 (F.I.)
2015年 No.7
イワインチン(岩茵陳)
自生環境:亜高山帯~高山帯の礫地や草地 花期:8~9月 草丈・花径:10~20cm・約4mm 分類:キク科 撮影地:千枚岳 別名イワヨモギ、インチンヨモギ
茎の先に鮮やかな黄色い頭花が散房状に多数つく。総苞は広鐘形。小花はすべて 筒状花で周辺部が雄花、中心花は両性花になる。濃い緑の葉は密に互生し長さ2~ 3cm、羽状に3~5裂し、裂片は線形、裏面には白い綿毛が密生し銀白色に見える。 多年草。 (F.I.)
2015年 No.6
イワナシ(岩梨)
自生環境……山地帯、亜高山帯 花期…………5~6月 草丈・花径…10~25cm・約1cm 分類…………ツツジ科 撮影地………信越トレイル
説明…………地に張りついた常緑の小低木に珊瑚を思わせる淡い紅色の花を咲かせる。花冠は鐘形で先が浅く5裂する。 葉は卵状楕円形で堅く先が尖り縁に褐色のかたい毛がある。果実は朔果で黒くなると食べられる。梨の味がする(F.I.)
2015年 No.5
ヒナザクラ(雛桜)
自生環境……亜高山や高山の湿地 花期…………6~8月 草丈・花径…7~15cm・約1cm 分類…………サクラソウ科 撮影地………鳥海山
説明…………東北地方の固有種で小さい白いサクラソウで中心は黄色、花冠は5つに裂けさらに2つに裂ける。 葉は倒卵状のくさび形で上部に不揃いな歯牙がある。大群落をなして咲き雪解けの遅いところでは花期が長い。(F.I.)
2015年 No.4
ミヤマクワガタ(深山鍬形)
自生環境……亜高山帯から上の礫地 花期…………6~8月 草丈・花径…15cmほど・8~13mm 分類…………ゴマノハグサ科 撮影地………白馬岳
説明…………花は淡紫色。4裂した花弁の上半分に紫色の筋がある。雄蕊雌蕊は花弁の外にとびだしている。地域によって 花色は異なる。葉は根生葉で2~4cmの卵状長楕円形で鋸歯がある。名前は果実にがく片がついている様子が兜のくわがたに似ていることから。 (F.I.)
2015年 No.3
ミヤマホッツツジ(深山穂躑躅)
自生環境……亜高山の林縁や高山の岩場 花期…………7~8月 草丈・花径…30~100cm・約2cm 分類…………ツツジ科 撮影地………常念岳
説明…………花は若い枝の先に3~8個つく。色は白くところどころ紅を差し3っつに深く裂け裂片は反り返る。大きく上に曲がった緑色の雄しべとの取り合わせは象の水浴びのように見える。葉は互生し長さ3~5cmの倒卵状長楕円形。(F.I.)
2015年 No.2
タカネトウウチソウ(高嶺唐打草)
自生環境……高山帯の草地 花期…………7~8月 草丈・花径…40~80cm・4~10cm 分類…………バラ科 撮影地………月山
説明…………花は香りがよく白く穂状に多数密につく。根際から数個の葉が出る。「唐打」とは中国伝来の「打ちひも」で花の穂の様子をこれに見立ててつけられた名。(F.I.)
2015年 No.1
ウサギギク(兎菊)
自生環境……高山帯の日当りのよい草地 花期…………7~8月 草丈・花径…15~30cm・3.5~4.5cm 分類…………キク科 撮影地………荒川三山
説明…………花は黄色で花径の先に1個つける筒状花の回りを一列に舌状花が並ぶ。茎の下に兎の耳のような形の長さ3~13cmの葉が対生する。全体に縮毛が密生する。(F.I.)