何で私が槍ヶ岳に―入会して2年半経って

「何で私が東大に」という塾のキャッチコピーを目にした事のある方は多いと思いますが、まさに今夏の私の思いはこれでした。

情報誌の新入会員紹介を見ていると、錚々たる山歴を持つ人がいる一方で、まるで未経験の人もいます。私が入会時に経験していた山は「富士山」と「鍋割山」のみでした。一生に一度は富士山へ登ろうと思い立ち、まず鍋割山で練習をと思ったのですが、これもテレビで見た鍋焼きうどんが美味しそうだったからです。上はスキーウエア、下はジーンズといういで立ちで出発しました。何も知らなかったのですね…。上はともかく、ジーンズでは段差で足が上がらず苦戦しました。横を私より明らかに高齢の方が山ウェアに身を包み軽やかに追い越して行きます。それでも苦労して着いた頂上で食べたうどんも景色も最高でした。私が山に魅了された瞬間です。

「みろく」に入会して半年、塔ノ岳の山頂でのNリーダーとの出会いが私の転機となりました。「その山行で一番弱い人になると辛いからトレーニングをしよう」と声を掛けていただき、10人位のグループで月に1度程トレーニング山行をすることになったのです。夏の暑い日に10キロ背負って足が攣ったり、月例のコース表を握りしめて一人塔ノ岳して途中で水を捨てたり、いつの間にか2年が過ぎ、登るのに精いっぱいだった私が、岩の間に咲く可憐な花に目が留まるようになってきました。そしてこの夏表題のように、「槍ヶ岳」に登る事ができたのです。

目標を持って、それに向かって努力し、それを達成した時の喜び。それをこの年齢になって味わえるなんて、何て山は素晴らしいのでしょう。六甲にも行き、テント泊にも慣れ、幕岩で学び、お花の名前も覚えたい。夢は大きく膨らみます。お世話になったたくさんのリーダー、仲間達に感謝の気持ちで一杯です。これからもみろくライフを充実させて行きたいです。

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山頂がくっきり
2日目、いざ槍へ!

入会して1年半の感想

入会前にガイドさんに連れられて岩稜の山を歩いていたけど、大好きなクライミングを一緒に楽しむ仲間とスキルアップを目指してみろくへと一歩踏み入れました。

先ずは天神平、チェストハーネスはお手の物。でも地図読みはまだまだで、私の知識と技術が凸凹していることに改めて気づかされました。月例塔ノ岳、三点支持と受講。反省会はなるべく出たほうが良いという助言をいただいていたので、積極的に参加し、たっぷりと山のお話しを聞かせていただき、私も会話に混ざり、初めての参加でも皆さんの輪の中に入れてもらえた実感をもったものです。
C山行を選んでヤブ山に行きました。とても登山道には見えないようなところをぐんぐん登っていったり、川の渡渉をしたり、アドベンチャーだねと楽しみました。またトレーニングとして毎週火曜日に実施している鎌倉・三浦地域の午前中だけの山行。ここでもいろいろな先輩方とお話ができて、山に対する心構えなど、脚力向上だけでなく、とても勉強になっています。

念願のクライミングは9月から始まった幕岩教室、リード教室、MRTとその都度条件はあるものの、段階を踏んで技術を習得することができました。これらは外部の講師を呼ぶわけではなく、先輩方のボランティアに支えられて成り立っています。幕岩教室からMRT終了まで、いったい延べ人数でどれだけの方のお世話になったことでしょう。せめてもの恩返しは、習った技術を定期的に復習し、次の教室のお手伝いができるようになることだと思っています。今年はコロナの影響で2か月以上山に登れませんでしたが、自粛明けからせっせと丹沢に通い、体力・脚力を戻し、8月に西穂―奥穂の縦走、9月に黒部五郎岳から双六への大縦走に参加することが出来ました。またその間も新しくできたクライミングの仲間とジムへ通い、習ったロープワークの確認を行いました。そして岩沢の先輩が、4月に予定されていたゲレンデでのマルチの練習を改めて企画してくださり、汗をダラダラ流しながら岩練に通いました。

両縦走でのCLの気遣い、これは本当に人間力だと感じます。
誰よりも責任という重圧を抱え、ご本人の疲れもあるでしょうに、決して声を荒げずに穏やかに接してくださいました。歩くスピードもメンバーの体調に合わせて調整し、最後までパーティとして歩きとおせたのはCLのおかげだと思っています。誰でもCLを重ねていけばこうなれるのかしら? なんて思いません。人それぞれの個性もあります。でも良い個性は延ばすとしても、自分の中にそうでない部分に気づいたとき、感銘を受けたCLの行動や、素敵だなと思った先輩の対応を真似しようと思います。年齢的にも私よりも上の方が多いので、お手本にさせていただきたい方が大勢いらっしゃいます。

みろくに入って良かったことは当初の目的の岩登りにプラスして、人間力を上げる機会を与えていただけたことでしょうか。まだまだ未熟な私ですが、これからもどうぞよろしくお願いいたします。

                                                       文責:3629

登りは快適!下りは??
遠くに黒部五郎岳が姿を現しました。緩やかな道を進みます。

新入会の感想

一昨年、会社のリタイアを機に横浜に戻り、何処か60代でも参加できる登山クラブは無いかとネットで探してみましたが、多くは3~40代を対象とした会ばかりでした。その中で、偶然本会を見つけ、ここなら自分でも参加できるかなと思い、昨年3月に即入会申し込みをした次第です。そして入会月に即C山行に参加させて頂き何とかクリアできたのに気をよくして、無謀にも白峰三山に参加させて頂きました。その際、初体験の訓練不足から足釣りやつまづきを起こしご迷惑を掛けてしまいましたが、諸先輩方の温かいご対応のおかげで何とか完走することができました。

この経験から改めて体力作りと歩き方の練習の重要性を感じました。その後、ある方の紹介から三浦の朝飯会に参加させて頂くにようなりました。この会に参加させて頂いたことで、体力も向上し、会の様々なメンバーの方々にもお会い出来、山行への楽しみが更に広がってきました。朝飯会の流れから、今年はコロナの関係で中止となりましたが、六甲山全山縦走練習にも参加し、体力的な自信も更に出てきました。こうした事も本会で出会うことができた皆様のお声がけやサポートを頂けたおかげだと感謝しています。

入会してまだ一年半ではありますが、これから入会される方々にも少しでも私のように会の色々な楽しみを知ってもらえるような活動をしていきたいと思います。これからもご指導頂けますようどうぞよろしくお願いいたします。

                                                      文責:3630

小蓮華山頂へ
白馬大池山荘が見えてきた