鎌倉探訪⑦ 「金沢八景 称名寺と白山道を歩く」

金沢山(きんたくさん)称名寺金堂と、阿字ケ池に掛かる反り橋と平橋

山行情報

日時:2023/11/25 天候:晴れ
ランク:B-B-6:00 参加:27名
山行担当:CL2751 SL1876, 2679
記録担当:文責:3945 写真:2679, 2751, 3765

コースタイム

金沢八景駅9:00…金沢八景権現公園…瀬戸神社…称名寺…金沢山…称名寺境内…手子神社…白山堂跡…白山道…朝比奈市民の森…15:00大道中学校BS  行動時間 :7時間00分

コースマップ

記録日:2023/11/25
合計距離: 11576 m
最高点の標高: 70 m
最低点の標高: 1 m

山行記

金沢八景駅に集合の後、すぐ近くの「金沢八景権現山公園」に移動してガイド役の岡田さんから配られた資料をもとに、コースの説明を受けてから出発した。瀬戸神社・琵琶島神社・龍華寺など、頼朝や政子に関係した場所を訪れた後、頼朝の弟・範頼の位牌がある薬王寺の前を過ぎると、称名寺の赤門が見えて来た。

称名寺の開基は北条実時。「鎌倉殿の13人」で有名になった義時の孫にあたる人だ。赤門をくぐり、桜並木の参道を進み、迫力ある仁王門の先に立つと、朱塗りの反り橋と平橋が美しい浄土式庭園が迎えてくれた。今回は金堂をお参り後、ハイキングコースに入り、実時のお墓や八角堂をまわった後、広場に下りたところでランチタイムになった。

午後は白山道に沿って歩いた。この道は、称名寺から鎌倉まで通じる道とのことだ。谷津神社浅間神社裏参道を登り、木花之佐久夜毘売命を祀る神社をお参りしたら、表参道を下って、手子神社に向かう。ここには千尋の谷から這い上がる子をじっと待つ親、という珍しい狛犬がいた。畠山重忠が開基の白山東光寺には、二俣川で散った彼の供養塔が祀られていた。白山奥道の標識の傍の階段を登ると、やぐらを利用した白山権現社がひっそりと佇んでいた。釜利谷やぐら遺跡群を抜け、バス停に下りたところで今回は解散になった。

昨年は地区センター主催のイベント「鎌倉殿の13人」の歴史講座に通った一年だった。今回訪れたところもあったが、初めての場所もあり楽しい一日だった。惜しむらくは、もっと早くこの様な山行に参加したかった。残念。

【CL追記】
テーマは、称名寺の紅葉と金沢から鎌倉に続く古道白山道を歩く。
かつての海岸沿いに点在する寺社を巡り、称名寺に至る。称名寺はイチョウの黄葉が盛りだった。裏山である金沢三山(金沢山・稲荷山・日向山)を登り、金沢文庫に続く中世の隧道を見学。午後は、かつての入江の地形を巡りながら各所の寺社を見学して白山道を辿った。
白山道は、住宅街の開発などで道は寸断されておりわずかに市民の森などに残るのみで、残念な印象だったが、やぐらを利用した祠があり、往時を偲ぶよすがとなった。住宅街から再度、朝比奈市民の森の白山道を辿り、大道中学校のバス停に下って解散した。



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