みろく創立40周年記念 集中登山 in 北八ヶ岳・霧ヶ峰
この40周年記念集中登山は昨年実施予定で準備を行ってきましたが、当時のコロナ感染状況を考えますと中止せざるを得ませんでした。しかしその後、会員の皆様から記念集中登山の再度の計画実施希望があり、企画部内で協議を致しまして、ここに10月21日(土)・22 日(日)の開催となりました。
12コ-スを215 名の参加者と7台のバスで実施いたしました。両日ともこの上なく晴れ、紅葉と雪を被ってきた北・南アルプスの絶景を見ながらの、素晴らしく、楽しい山行ができましたこと等を記念集会・懇親会で皆様がたから聞くことができました。
企画部員が一丸となりバスの配車方法、乗車・下車の段取り等、苦労してプランを作成してくれましたことと、皆様がたのご協力がありまして無事終了できましたことをお礼申し上げます。(山行企画部長)
1コース
1日目:横谷峡遊歩道
1コースと6コースが同乗し、昼前に横谷峡入り口に到着。紅葉と言えば Haリーダーの名解説付きで今日はラッキー。ダンコウバイ、コハウチワカエデ、ハウチワカエデ、アサノハカエデ、ミネカエデ、ヤマモミジ、イタヤカエデ等々、そして今回の目玉はヒトツバカエデ。大きな葉が黄葉し一際目立ち綺麗でした。
赤い実はカマツカ、ガマズミ、ヤマボウシ、イチイ、マユミ、ウメモドキ、メギ、瑠璃色はサワフタギ、黒色はダンコウバイ、クロモジ、ナンバンハコベ。そして風で落ちていたヤマブドウの完熟の実を口にしてみると、甘味と酸味のバランスが良くとても美味。
紅葉真っ只中の横谷峡は、目と口に栄養いっぱいの1日目になりました。CL、SLの方々、ほんとうにありがとうございました。実行委員の方々の皆様にお礼申し上げます。(文責:2907)
2日目:坪庭・縞枯山荘・雨山峠・雨池山
この名称の連なりは、初老感を隠せない最近の私にしっくり。最初は溶岩台地の黒と低木の緑が混在するフォトジェニックな坪庭散策。一説には約800年前の誕生。超自然で綺麗。話は逸れるが、700年前鎌倉瑞泉寺で懸命に岩盤を掘っていた夢窓疎石の修行を思い浮かべる。大変だったろうと思いながら、今度は縞枯山を眺める。灰色の木々が並び立ち縞模様の山容。根元に新しい若木が育っているという。山の自浄作用、天然更新。静謐に起立した老木の栄養を糧に育つ若木。まるでみろく。
次は縞枯山荘、雨池峠から雨池山まで急な登山道を半分ぐらい。平地であれば「危ない、下りなさい」と注意されそうなシーン。しかし、非日常の世界でみろくに年齢はない。さて、前日の森の散歩道で、皆で木の実を拾いながら歩いた。少しだからお許しを。口に入れるとみんな笑顔。一人だったら笑わないはず。みんなだから楽しい、それがみろく祭りだ。(文責:3601)
2コース
1日目:坪庭・雨池山
みろく山の会40周年おめでとうございます。2コースの初日はRW山麓駅…坪庭…縞枯山荘…八丁平…雨池山…RW山頂駅。
バスは e-CATを出発し、渋滞を抜けると黄色のグラデーションやもみじの美しい紅葉が見られる北八ヶ岳に入った。車窓から綺麗な紅葉が見られるたびに歓声があがり、車内が盛り上がる。坪庭~縞枯山荘では、寒かったが霧氷の輝きや不思議な縞枯れ現象・可愛いコケたちの観察などを楽しむことができた。素晴らしい自然の美しさを今でもしっかりと覚えている。
ホテルに到着後は、同室の先輩から山で活用できるアイデアを教えていただいたり、記念集会や会食に参加するなど楽しい1日となった。今回参加して、会の歴史や素晴らしさを改めて感じることができた。会を立ち上げ今日まで継続されてきた先輩方のご苦労と熱意に心からお礼申し上げます。そして最後となりましたが、集中登山のスタッフの方々に厚くお礼申し上げます。(文責:3921)
2日目:横谷峡遊歩道
朝食後の白樺湖畔散歩でシャキッと目が覚めた。快晴の青空の中、朝日に映える蓼科山が素晴らしい。バスで横谷峡駐車場まで行き、体操の後に出発。しばらく黄葉の並木を進み、横谷峡遊歩道の入口に到着。登山道を下ると、すぐに乙女滝が現れる。断崖を流れ落ちる滝には小さな虹が架かっていた。集合写真を撮ってさらに進む。
ここからは渋川沿いに峡谷歩きが続く。対岸の山には緑・黄・赤・橙色等の紅葉。こちら側を見上げれば、木漏れ日に透けて見える黄葉が美しく、真上を見上げると真っ青な空。皆さん写真撮影に夢中で、良いアングルを求めて場所取り状態。最後の大滝でまたマイナスイオンを浴びた後は、やや厳しい登りが登場。でもそこは百戦錬磨の皆さん、難なく登りきって横谷観音展望台に到着。
御嶽山~中央アルプス~北アルプスの素晴らしい眺望、観音堂回りの、青空をバックにした緑・黄・赤・橙色等の紅葉に皆さん感嘆の声しきり。ゴールの駐車場では「もう少し歩きたかったわ…」の発言も。命の洗濯ができた楽しい歩きだった。(文責:3657)
3コース
1日目:尖石縄文考古館・蓼科湖
10月21日、3コースの8名とバス同乗は 8コースの21名。高速の渋滞の影響で、到着は予定時刻を大幅に過ぎることが予想され、臨機応変にバスの下車順を変更。まずは8コースの縞枯山・茶臼山を歩く会員をロープウェイ山麓駅に送り、我々は蓼科湖へ向かう。往復の車窓からの紅葉は素晴らしく、感動的であった。赤く染まった紅葉を眺めながら、のんびりと蓼科湖を一周。お互いに打ち解けあい、山にまつわる話が弾む。
その後、尖石縄文考古館に行く。公園内の散策コースを歩くと、復元された縄文時代の竪穴式住居を発見。熱い解説を拝聴した。目玉は国宝の「縄文のビーナス」と「仮面の女神」の二体の土偶であり、縄文時代中期の繁栄した様子を思わせる。急ぎ考古館をあとにして、8コースの会員たちと合流してホテルへと向かい、17時の集会時間直前に間に合った。(文責:3175)
2日目:白駒池
翌22日は快晴。バスは3コースの会員のみ乗せて白駒池駐車場へと向かう。苔の森として有名な原生林は緑が深い。「カモシカの森」から、なだらかな南歩道を高見石小屋を目指して歩く。ほぼコースタイムで到着。頂上からの眺めは最高であった。
白駒山荘に下りる北歩道は急坂で、多くのすれ違い者をやり過ごし、ゆっくり下りた。木々の間から白駒池の水面が見えたときはホッとした。池のほとりで昼食。池を一周する木道の道を歩いて駐車場に戻り、6コースの会員が下山するのを待つ。予定通りに19名が合流し、バスに乗り込む会員に「おかえり~」と声をかける。無事に全員が揃い、海老名を目指して出発した。帰路の高速も想定通りの渋滞であったが、19時30分には海老名に到着。山行企画部の役員が終わりの挨拶で「4年後が次の開催」とアナウンスすると、どこからともなく「それまで頑張ってトレーニングに励もう」と楽しく誓い合って、解散した。(文責:3175)
4コース
1 日目:白駒池
初めて参加した集中登山、ワクワクしながら海老名に集合した。前2回の集中登山は天候不順であったが、今回は2日間とも好天に恵まれ良い山行となった。4コースは、みろく創立以来の会員を含むそうそうたる先輩方がメンバーだ。緊張してご挨拶したが、皆さん優しく朗らかな方ばかりであった。
同じバスになった9コースのメンバーを麦草峠で見送り、白駒池駐車場に到着した。暖かなバスの中でゆっくりと昼食をとり、白駒池目指して歩き出す。コメツガやシラビソの原生林には青い苔が一面のじゅうたんのように広がっていた。木漏れ日できらきらと輝く様子はとても幻想的であった。
白駒荘で記念撮影をする。水面に青空と紅葉、皆の笑顔がくっきりと映っていた。気温はわずか5度。ところどころ朽ちて不安定な木道を進み、池のほとりをめぐる。先輩方のしっかりした足取りはベテランの風格を感じさせた。夜は温泉とお酒をおともに山のお話をたくさん伺った。(文責:3606)
2日目:尖石縄文考古館・蓼科湖
翌日は青空のもと、蓼科湖の紅葉を愛でつつ散策した。スケッチをするもの、写真を撮るもの、俳句を詠むものもおり、思い思いに秋の一日を満喫した。その後、尖石縄文考古館にて数千年前への時空の散歩まで楽しむことができた。縄文人も食べたであろう山栗をお土産代わりに拾い集め、帰りのバスに乗り込んだ。あっという間の2日間であった。(文責:3606)
5コース
1日目:大笹峰・殿城山
車窓からの眺めは、すっかり秋めいていた。一行を乗せたバスが高度を上げていくと、林道沿いは黄や紅で彩られていく。ハイウェイ渋滞にいささか辟易していたところ、そんな景色に気持ちが自然と癒されていく。
一時間遅れでスタート地点に到着する。バスを降りると、ちょっと肌寒い。風もある。準備体操を終えても、身体がいつもより固く感じられた。新参会員とのことで山行記執筆担当のご指名を受け、多少の緊張もあったのかもしれない。でも、そんなお役目も「一人一役」のみろく精神であり、喜んで受けさせていただいた。普段あまり接点のない先輩会員の方々との会話も、今回の山行の楽しみの一つだ。
稜線まで上がると、そこは風の通り道だった。体感温度にして10℃くらいは下がったのだろうか、ウィンドブレイカーや手袋を装着するなど対応した。それでも秋らしく、そこには高くて爽やかな空があった。大笹峰から南の耳あたりまで続く一面の笹原とのコントラストが実にいい。そして、「対岸」に広がる蓼科山から八ヶ岳連峰へと連なるパノラマシーンに、みんな足を止めずには居られなかった。
錦秋をフルに満喫できた我らが5コース一行は、スタート遅れや周回コースなどいくつか要因が重なって、宿泊会場へ到着したのは宴会開始10分前だった。こんなハプニングも記念登山のよき思い出のひとつとなった。(文責:3901)
2日目:横谷峡遊歩道
朝食を済ませ皆、外に集合。全員で記念撮影。その後、各コース分かれて2日目の登山へ。
5コースは「横谷峡遊歩道」の滝を巡る。前の日「明日はもっと楽だよ」との SL の言葉は信じられない(笑)。まずバスで横谷峡入口まで。その後5分ほど歩くとすぐに、初めての滝「乙女滝」。本日は誠に天候に恵まれ、太陽が滝にあたり虹が掛かっている。空気が澄み切っておりサイコー!!その後は「霧降の滝」を見ながら歩くと「鷲岩」に到着!絶好の紅葉、色とりどりの木々が、太陽に照らされて輝いている。さらに歩いて行くと一番のポイント「王滝」。二段に落ちる滝と周りの紅葉の鮮やかさは、今が見頃、圧巻である。そこから「おしどりの滝」までは紅葉を楽しみながら歩く。
このあたりからは、少し険しくなる。初心者の私は一生懸命皆について行く。3時間程の滝巡り、ゴールの横谷観音に到着。まさに本日は、晴天紅葉に恵まれてこの山行に参加できてサイコーの1日となった。
40周年記念山行!本部の皆様、CL、SLの方々、同じコースを登りアドバイスをしてくださった方々に感謝!!45周年、50周年の記念山行にも参加できることを願って帰路に着く。(文責:3933)
6コース
1 日目:横谷峡遊歩道
海老名e-CATを215名以上を乗せたバスが7時50分に出発しました。山行経験の少ない私にとって、創立 0周年記念、北八ヶ岳というワードは期待感満載でした。いざ、横谷峡に向けて出発です。横谷峡入口に午後到着です。
私たちが森の中に溶け込んで、日差しが誘い出す紅葉の美しさを感じながらの山行は別世界に思えました。一枚岩、大滝他、次は何が来るのか気がはやりました。特に印象深かった乙女滝とはいつの時代の乙女でしょうか?美しさと、どうだと言わんばかりに岩に打ち付ける強さを見せつけていました。何故、勝てない自然との闘いが楽しいのでしょうか。いつも自問自答の山行でしたが、今回で山行中毒の仲間入りです。
ホテルでの創立40周年記念会食での談笑、リーダーさんたちの紹介、ハーモニカ演奏、ダンス?他大勢の方に会えたことも、最良の経験でした。この会を創ってくださった先輩方、お世話になったCL、SL の厳しくも優しい方々に感謝しつつ、無事寝床に入りました。(文責:3969)
2日目:縞枯山・茶臼山
今年5月に入会して2回目の宿泊山行。6コースの2日目は縞枯山・茶臼山コース。天候は快晴で、風もなく登山日和。8時にバスで出発。ロープウェイで8時40分山頂駅到着。最初は木道を進む。日陰に入ると霜が降りていて、滑りやすかった。雨池峠から緩やかな登りだが、途中から岩の急登となる。私の前を歩く先輩が足を置いた場所を登る。10時10分に縞枯山頂上に到着。縞枯れは、シラビソ・オオシラビソが帯状に枯れ、その縞枯れの帯が、山頂に向かって長い年月をかけ移動していく現象。縞枯山頂上の後は緩やかな下りとなり、茶臼山頂上で昼休憩。13時40分に白駒池に到着。
今回同室だった先輩たちから登山に関して色々教えていただき、大変お世話になりました。又、ゆっくり歩いて下さったリーダーの方々に大変感謝しております。(文責:3989)
7コース
1 日目:坪庭・北横岳
2コースの参加者と2号車で北八ヶ岳ロープウェイ山麓駅を目指して海老名e-CATを出発。7コースの参加者は、男性5名と女性15名の計20名。渋滞を避けて一般道を使ったものの、山麓駅にはやや遅れて到着。天気にも恵まれ途中のバスの車窓からは、甲斐駒ヶ岳の雄姿や左奥に少し雪が残る北岳が望め大満足。また、山麓駅までのビーナスラインでは紅葉の景色も望まれ一同大満足。
山頂駅で2コースとは別行動で登山前のストレッチ後、チーフリーダーからコース案内、サブリーダーの自己紹介、続いて参加者の自己紹介後、準備(順番が違うかも?)。山頂駅からは、八ヶ岳連峰の主峰の赤岳なども望まれ、晩秋の景色も楽しめた。個人的には、山頂駅近くの坪庭に来るのは今回4回目だが、これまでは積雪期で、今回の雪のない坪庭の光景は新鮮だった。
今日の目的地の北横岳を目指して歩き始め、坪庭の岩と石が混在する登山道に注意しながら歩いたが、北横岳には霧氷が見られ、日が差すとキラキラ輝きとても素敵な景色を見ることができた。登山開始時間が遅れたので、残念ながら途中の北横岳と三ツ岳分岐手前で引き返し、再び山頂駅で2コースと合流し山麓駅に戻り、バスで今晩の白樺湖湖畔のホテルへ。
夜の記念集会が終わり20時までの2時間半の会食を存分に堪能し、いくつかの部屋ではその後も懇親会が開催され、深夜近くまで盛り上がったグループもあったようだ。
2日目:長門牧場・大門峠
冬季売店が閉店しており名物のソフトクリームも食べられないこともあり、予定コースを変更し、長門牧場からの出発を女神湖からとしたが、女神湖周辺の紅葉は素晴らしく、雲一つない晴天で湖面に映る水鏡の景色も感動的だった。ミズナラなどの黄色やツタウルシの真紅の紅葉や白樺が綺麗な樹林帯を抜け、途中から中央分水嶺トレイルを歩き、霧ヶ峰の紅葉を満喫。ホテルのある白樺湖に戻るための大門峠はAランクとしては一部に急登があり滑りやすく少し厳しい山歩きだった。
ホテルからの帰路、バスの車窓の左側には八ヶ岳連峰もくっきりと望め、右側には頂上付近に冠雪した北アルプス(中央アルプス?)の白く輝く峰々が遠望され、感動的な景色も味わえた。今回の集中登山の趣旨が会員同士の旧交を温め、新旧会員の親睦を深めることだったが、天気にも恵まれ十分に趣旨をまっとうできた楽しい登山となり、参加して大満足の山行だった。(文責:3618)
8コース
1 日目:縞枯山・茶臼山
入会して初めて参加する集中登山。1日目は北八ヶ岳ロープウェイに乗り、縞枯山・茶臼山そして麦草峠までの行程だ。天気にも恵まれどんな景色が待っているのかとワクワクしながら海老名からバスに乗り込む。が、思いもよらぬ大渋滞にはまる。
ロープウェイ山麓駅到着時に、CLより当初の計画より1時間以上遅れのため、山頂には行かずエスケープルートで麦草峠を目指すとの説明がある。皆、気落ちしていたもののロープウェイ空中散歩では色づいた黄葉や展望が楽しめ、どの口からも「綺麗!綺麗!」との言葉が漏れる。
山頂駅に到着後、坪庭をめぐっていると寒波到来の予報通りにチラホラ白い粉のような雪?がお出迎え。これは本格的に降ってくるのかと気をもむが、すぐ止み私たちを歓迎するかのように縞枯山・茶臼山がその姿を綺麗に見せてくれた。山頂へ行かれず残念と後ろ髪をひかれつつエスケープルート登山道へ足を進める。今度は森一面に広がる苔の楽園と言われる北八ヶ岳の苔むした樹林帯歩きとなり、なんだか心が癒される。麦草峠まで緩やかな下りは、緑の絨毯が広がる神秘的な世界にいるようだった。
バスに同乗のお待たせしていた3コースの方々とホテルへ向かい、どうにか記念集会に間に合った。会場にはもうすでに大先輩から若い方まで大勢の方が揃っていて、素敵な仲間との楽しい時間を味わい、記念すべき1日目となった。(文責:3462)
2日目:姫木平・八島高原
有志による白熱の卓球大会から一夜が明け、真新しいイノシシの足跡を横目にスタートした2日目。快晴の殿城山からは360度の眺望。目の前に蓼科山から八ヶ岳の峰々が広がり、遠くには白い頂が連なる。アルプス、南アルプス、中央アルプスの峰々、そして富士山も望めた。
美しく眩い黄葉。牧歌的な稜線。小ぶりのピークを越えるたびに湧き出る歓声とともに短い秋を堪能。ぬかるんだ下山道を物ともせず進むCL、SLの方々の歩みは頼もしく、集合写真撮影の際、ストックをカメラの三脚に変換させる技術にも感動した。楽しかった集中登山を終えるころ、八代湿原ビジターセンターで食したバニラソフトクリーム400円の美味しさも身に沁みる。
帰路、高橋顧問のご挨拶を伺い、みろく山の会を発足された当時の思い、会員番号が1番からでなく100番代から付番されたエピソードなど、初めて伺うお話に聴き入った。先達の皆さまのご尽力により自分がこの場所にいられるということを心より感謝申し上げたい。そしてそのお手伝いを担えるほどの力を身につける努力をせねばと改めて感じた。(文責:3842)
9コース
1日目:高見石・白駒池
一日目は麦草峠から丸山を経て白駒池へ。道路渋滞で、19名は予定より遅れて12時ごろ登山開始。曇天で寒い。登りの岩道は、濡れて滑りやすい。お喋りに花が咲き、転がりそうになるも 「セーフ!!」 の方もいた。晴れてきた丸山頂上を越え、まっすぐ白駒池へ。陽に照り返す水面と燃えるように赤い紅葉に歓声が上がる。夕食後は部屋にお酒を持ち込んで、大人の修学旅行のよう。(文責:3919)
2日目:八子ケ峰
二日目は、八子ヶ峰を登り白樺湖へ。8時40分ごろ登山開始。気温8度。緩やかな登りは、道を覆う落ち葉がサクサクと気持ちよい。途中から急登へ。「急登があるぞぉぉ」 とSLから言われ続けていたのでドキドキ。振り返ると鮮やかに八ヶ岳が見える。稜線を歩く。本当に360度雲ひとつなく風もない。きりっとした青空と紅葉に恵まれた幸せを実感。八子ヶ峰を越え、霜柱を踏みしめながら下りる。目前に広がるアルプスに圧倒されながら、白樺湖着。CLの 「天気に恵まれ怪我人もなく、なにより」に頷く。皆さん、有り難うございました。(文責:3919)
10コース
1 日目:殿城山・車山乗越
今回の記念登山に参加できて本当に良かったです。3月に入会し、6月の総会で記念登山のことを聞いた時、ホテルを貸し切ってなんてすごい会なのだろうとワクワクしました。コースを見て、歩行時間の短いコースを選びました。姫木平から殿城山までコースタイム1時間20分。頂上近くは枯葉で滑りやすい所があり、慎重に登りました。頂上からはおむすび型の蓼科山が見え、そこから八ヶ岳が一望でき、いつまでも見ていたい気分。見事な眺めをあとに下山。
分岐まで冷たく、時折強く吹く風にあおられながら黄金色に染まった山の景色を見て、来てよかったと思いました。車山乗越を過ぎ、湿原の草紅葉を見ながら木道歩き。車山肩に着いたことに気づかず、緑のバスが見えて、あれ?もう到着?景色を楽しめる山行でした。
私たちのコースのバスがホテルに一番乗り。お風呂に入り、お部屋で夕食までゆっくりできました。夕食会場に入ったら、すでに皆さんほぼ集合。この大きな会を長く続けていることがすごいことだと思います。(文責:3952)
2日目:車山・八島湿原
私たちは車山肩から45分の道を歩き始める。朝の冷え込みで霜柱が立っている。踏むと「ザクザクッ」という音が楽しい。雲ひとつない青空の下、景色に思わず足が止まり、写真撮影が始まってしまう。CLからは頂上からもっといい景色が見えるから歩いて、と叱咤激励される。
山頂に着くと、蓼科山、八ヶ岳が大きく見え、その先に富士山、南アルプス、中央アルプスが続き、御嶽山、乗鞍岳、そして白く雪化粧した穂高、槍ヶ岳、後立山連峰と続く大展望。感嘆の声。本日の山行はここで終了したかのようにテンションが高い。後ろ髪を引かれる思いで、車山乗越へ下っていく。
湿原は黄金色に染まり美しい。その先の登山道はぬかるみがひどい。熊笹に隠れた大きな石にも注意し、声を掛け合いながら歩く。さすがに蝶々深山への登りになると口数は少なくなる。象徴的な物見岩の形に癒されるが、この後も泥濘に悩まされながらの下りになる。そして、鹿柵を超えると、八島湿原に入る。歩きやすい木道になり、湿原の草紅葉やススキにさらに感動。にぎやかで楽しい山行であった。沢山の先輩方と交流できたことも財産となった。(文責:3961)
11コース
1 日目:和田峠~三峰山
山深い中山道の和田峠は、短い秋の色彩に満ち溢れていた。南中を過ぎた午後のやさしい太陽光が斜めに差し込み、シルバーに輝くススキの穂から放たれる綿胞子がダイヤモンドのように風に舞う。光と風の競演に感動しながら、しばし古道を歩き、峠の道標を示す地蔵がピンクに染まった真弓の木の下で旅人を見守っている。
段々と丘を越える途中、キツネ色の美しいカラマツに季節の北風が時折強く吹きすさぶ。これからの厳しい冬支度に、忙しく紅葉を落とすミズナラや楓の広葉樹と、広く開けた丘に広がる草色の熊笹とのコントラストが深い。重なる円い丘の向こうに見える一段高いグリーンの三峰山に、秋の乾いたブルーの空と紫煙色の冬雲が混ざり合い、季節の変わり目を伝えてくる。三峰山の山頂に立った時、傾きかかった太陽光が、彼方に見える槍の穂先をプラチナ色に輝かせる。季節風が雲を蹴散らし、雲間から差すオレンジの光線が隊列を作る仲間の影を延ばす。色彩でつながれた40年の絆は、闇間に現れた青い月光に照らされながら夜宴をつづける。(文責:3907)
2 日目:蓼科山
体内に幾ばくかアルコールの残存を感じる翌朝、外は雲ひとつない秋晴れ。昨日の毛髪が抜けんばかりの強風も止んだ。これはもう期待しかない。七合目登山口を目指しバスが高度を上げると、白銀の北アルプスが車窓に出現。わぁーと感嘆の声が漏れる。
登山開始。あれ、思っていたより急登?昨晩、必要以上に蓄えたアルコールがズシリと脚に来る。うーん、調子に乗って飲みすぎた?健脚なSLの鬼引きに耐えつつ、時々立ち止まっては振り返り、青空に映えるアルプスの稜線にパワーをもらう。蓼科山荘を越えると、大きな岩の連続。ただひたすらに登る。頂上は圧巻の360度ビュー!八ヶ岳全山や浅間山が眼前に迫り、遠くには北〜中央アルプス。視界に入る山名を挙げたらキリがない、贅沢フルコースだ。
下りは足下の岩ばかりを見つめる緊張の連続。集中力が途切れそうになるが、CLの絶妙なタイミングでの声がけに救われ奮起。所々で仲間と軽口を叩いたり、紅葉を堪能したりしながら歩を進め、女神茶屋へ無事下山。2日間、大いに飲み、語り、遊び、歩く、記念すべき山行となった。本部及びリーダーの方々に感謝!(文責:3887)
12コース
1 日目:鷲ヶ峰・八島湿原
初めての観光バスで行く山行。海老名e-CATをAM8時発、中央高速を走っていくと南アルプスや八ヶ岳の山々が見え始める。周囲で多くの人が「あの高いのが北岳で、奥の尖った山が甲斐駒ヶ岳だよ」「あっちは赤岳だね」等の会話が飛び交い、気分が高まっていく。
渋滞により約1時間遅れで和田峠到着。晴れているが風が強いため、体感温度はかなり低い中でスタート。各6~7名の3班に別れて、黄金色に輝くススキの中を、初冬を迎えるため紅葉で綺麗に染まった周囲の山々を見ながら、歩きやすい道をゆっくりと進んで行く。ゆるやかな道を約1時間歩き少し急な登りを過ぎると、本日の最高到達点である鷲ヶ峰 (1,798.3 m) に到着。眺望良く、八ヶ岳全貌や諏訪湖をはっきりと見渡すことができた。
少し急な登りで身体が温まったのも束の間、少し休んでいると強風によりあっという間に冷え切ってしまい、早々に本日ゴールの八島湿原に向けて歩き出す。30分程度で八島湿原に入り、すっかり色づいた草木を見ながら歩き、季節の移ろいを感じながら1日目を終えた。(文責:3959)
2 日目:八子ケ峰・車山
2日目は、ホテルの前からの歩き出しだ。快晴微風。霜柱がシャリシャリ音を立てた。スキー場の中を車山への分岐まで行くと、ここからは頂上までのピストンだ。ザックのデポも可能で、それぞれが思い思いに登り始めた。健脚のMさんが先頭を切る。よ~し私も頑張るぞ!急坂に息を切らしながら上がってMさんから教わったことは、短い距離であっても負荷をかけて登る機会を作ることの大切さだ。
頂上では雲ひとつない空の下、北アルプスから奥秩父、浅間。目の前には大きく八ヶ岳。360度の景観に歓声、たっぷり時間を取った。分岐に戻り、秋色の草原をゼブラ山と進んでいく。楽しみながら歩いているうちに、リーダーから30分遅れと知らされ、ピッチが上がる。予定より30分早く駐車場に到着した。
2日間思いっきり楽しめた。会いたかった方にもお会いできた。繋がりも感じた。尽力してくださった企画部の方々、リーダーの方々、そして参加の皆様に感謝!(文責:3977)