4. 三浦アルプスの地図
三浦アルプスを歩いていると、多くの人が詳細な地図を持たないで歩いていることに驚かされます。低山だからと軽い気持ちで入山する人が多いのも原因の一つと考えられますが、この山域の地図を手に入れるのが必ずしも容易ではない、というのも原因の一つだと思われます。まちの本屋さんで手に入るのはガイドブックに載せられた簡単な地図だけです。その代り、ネット上では目的に応じて何種類かの地図が紹介されています。
1. 二子山山系主要分岐図(二子山山系自然保護協議会)
二子山山系に初めて入山する人や初心者を対象として、道迷い防止を目的として作成された地図です。各種標識の設置位置が明記され、道迷いエリアや、各種標識が設置されていないルートや脇道、要注意区間を識別できるように作成されています。ネットからダウンロード可能です。→こちら
2. みんなの足跡(ヤマレコ)
ヤマレコに掲載されたGPS情報から実際にみんなが歩いた軌跡を点にして地図上に表示したものです。ガイドブックに載っていないマイナーな山でも足跡表示のおかげで登山道が見えてくる、というのが特徴で、多くの人が歩いているルートは点が密集していて、あまり人が行かないときは疎ら、ということからメージャーのルートとマイナーなルートの大まかな見分けがつきます。道のあるところ、無いところが区分されてはっきり示されるわけではないのが難点で、初級者向けではありませんんが、藪コース等目的によっては便利なツールとなります。
3. 「葉山の山歩きコース」付属地図(葉山・山楽会)
「葉山の山歩きコース」は三浦アルプスの主要コースを紹介した冊子と、付属の地図集がセットになって有償頒布されています。その中の「カラー地図(歩行時間記入)」と「消防標識および道標位置図」がオリジナルの解像度でネット上に公開され、ダウンロード可能となっています。→こちら