第39回清掃登山・活動報告(2021年5月)
第39 回清掃登山が5月8日(土)に実施されました。前回の清掃登山は新型コロナウイルス感染防止のために中止となりました。今回は好天に恵まれ、使い捨てポリエチレン手袋やゴミ拾いトングの使用などウイルス対策を行った上、参加総勢212 人の皆さんが、渋沢駅や秦野駅、大倉秦野ビジターセンター前から10 コースに分かれて元気にスタート。可燃・不燃ゴミを合計166㎏を収集しました。
新型コロナウイルス感染防止のため閉会式は行いませんでしたが、事故もなく無事に終える事が出来ました。参加頂いた多くの会員の皆さんに感謝申し上げます。
コース | 参加人数 | ゴミ収集量(単位:kg) | |||||
No. | コース名 | 女性 会員 |
男性 会員 |
小計 | 可燃 ゴミ |
不燃 ゴミ |
小計 |
1 | 水無川左岸 | 12 | 13 | 25 | 14.2 | 6.5 | 20.7 |
2 | 水無川右岸 | 15 | 8 | 23 | 2.6 | 0.3 | 2.9 |
3 | 震生湖~渋沢丘陵 | 18 | 5 | 23 | 5.6 | 3.0 | 8.6 |
4 | 頭高山~四十八瀬川 | 14 | 9 | 23 | 4.1 | 1.1 | 5.2 |
5 | 表丹沢県民の森 | 10 | 10 | 20 | 4.1 | 3.7 | 7.8 |
6 | 大倉尾根~駒止茶屋 | 14 | 5 | 19 | 4.5 | 20.0 | 24.5 |
7 | ヤビツ峠~二ノ塔 | 15 | 9 | 24 | 12.4 | 11.9 | 24.3 |
8 | ヤマビル駆除(1) | 3 | 11 | 14 | ヤマビル駆除 | 0 | |
9 | ヤマビル駆除(2) | 11 | 15 | 26 | 0.5 | ヤマビル駆除 | 0.5 |
10 | 粗大ごみ撤去 | 3 | 8 | 11 | 19.0 | 53.0 | 72.0 |
─ | 本部 | 2 | 2 | 4 | |||
計 | 117 | 95 | 212 | 67.0 | 99.5 | 166.5 |
各コースの活動報告
①コース:水無川左岸
まず、集合場所の渋沢駅で、会員の方から『どうしてこのコースを選んだの?』と聞かれ、即座に「他のCL に面識がなかった事と、日頃から元気いっぱいのCL となら、一日楽しく過ごせると思ったもので」と答えました。
そして、大きな声でCL が桜土手古墳公園まで歩きまーす。と、皆さんで歩き始めたのですが、諸先輩方の姿は、どこから探してきたのか長いトング・日よけの帽子・長いゲーターで、サッソウとした姿でびっくりしました。恰好では負けてるけど、〝沢山ゴミをひろうぞ“ と意気込んでみても、川の草むらに足を取られるし、濡れるし、始めは中々ゴミが集まりませんでした。その内、段々とやり方が分かり始めた頃、戸川公園に着いてしまいました。来年は、もう少し気合いを入れて頑張ります。
きれいになった丹沢に〝乾杯“ ありがとう!!
(文責3685)
②コース:水無川右岸
沢山のツバメが飛び交う水無川橋下からスタート。地元の方が清掃をしているとのことでゴミはなく、探すのに一苦労。「博士」の草木講座もとても楽しく、目に入るのは道端に咲く草花や木々ばかりです。ゴミを発見するとみんなで喜び、大倉で「ゴミこれだけですか?」と言われ笑い合いました。
パワフルで優しい先輩方々のおかげで、楽しい花散歩?いえ清掃登山となりました。ありがとうございました。
(文責:3743)
③コース:震生湖~渋沢丘陵
秦野駅から2班に分かれて進む中、道端に色とりどりの花々に蝶々が、そして踊り子草発見。花言葉は快活、陽気、隠れた恋。神社、仏閣を経てブラックバスが釣れるらしい震生湖で休憩し、渋沢丘陵を経て渋沢駅に到着。徒歩で大倉に向かう丹沢公園松原町線は歩きやすい。桜土手古墳公園で昼食後、ゴミ袋が膨れるにつれ、さらに満足感が増していく、水無川沿いでほぼ満タン。次回はトングを持参しよう。
(文責:3697)
④コース:頭高山~四十八瀬川
初参加で普段から行く事のなかった頭高山登山道と四十八瀬川を歩いたが、新緑の森や丹沢の展望と長閑な風景は予想に反して素晴らしかった。
先輩達はマイトングを持参する方も多く、テムレスの手袋を持参する猛者もいて流石だと思った。清掃とともに景色や花を楽しむ先輩達の姿と地元の方の労いの言葉が心地よかった。
(文責:3748)
⑤コース:表丹沢県民の森
昨年、入会の私にとっては初めての清掃登山参加でした。8時に渋沢駅を出発、みくるべ病院までは、一般道路をビン、缶等拾いながら進みました。登山道、林道に入ると思ったほど一般道路に比べてゴミが見当たらないのには驚きました。登山者の山でのマナーが向上したからでしょうか。
初心者の私も今後ともゴミ持ち帰り、マナー遵守に努めて登山を楽しみたいと思います。ちなみに5コース表丹沢県民の森2 班10 名のゴミの戦果は7.8kg でした。
(文責:3719)
⑥コース:大倉尾根~駒止茶屋
会に入会して約2 年が経ち様々な山行に参加させて頂いてます。初めて参加の清掃登山は新緑を見上げながらの中を総勢19 名が片手にビニール袋を持ち、ゴミは少なく見付けると競い合いながら拾いました(笑)。
駒止茶屋で昼食後下山。雑事場に有る2 つのドラム缶の中はペットボトル、汚水など・・・。7 ~ 8 人の方達がバケツリレーを始め、あっという間に片付き、山を大切にしている気持ちとチームワークの素晴らしさが伝わってきた清掃登山でした。
(文責:3723)
⑦コース:ヤビツ峠~二ノ塔
東京都では緊急事態宣言が延長された中、山の装備に身を固め電車に乗車しても少し罪の意識が軽いのは、今日が清掃登山山行だからだ。新入会員山行、月例塔ノ岳で登山した丹沢は入会して間もない私にとっても愛着を感じつつあるホームマウンテンだ。「清掃」が主旨だが、新緑の美しさや壮大な景観は至福の時を与えてくれた。ヤビツ峠のバス停付近以外に大きなゴミは殆ど無く、割れた瓶や空缶、ビニールなどが山道に落ちていた。
私は歩くのに必死で沢山拾えなかったが、ゴミの計量結果は「上出来」との事で嬉しかった。心に平穏と活力を与えてくれる山に恩返しができる機会を作ってくださった事に、改めて感謝した。
(文責:3757)
⑧コース:ヤマビル駆除(1)
今年の4 月に入会し、清掃登山は初の参加となります。初めてという事もあり、うまく駆除出来るか不安でしたが、先輩方が優しく指導下さったことと、前日が雨だったということもあり、他の方が「こんなに駆除したのは初めて!」と言っていたほど、沢山の数のヤマビル駆除が出来ました。環境保護の一助になれたことを誇りに思います。
(文責:3765)
⑨コース:ヤマビル駆除(2)
関西方面のとある小学校ではペットとして山ヒル観察をしているところもあるらしい。ならば今回の清掃登山でもう少し冷静にヒル生態系を知る絶好機と捉え参加。当日は晴天に恵まれたまさに清掃日和の中、大倉で集合。熊手、水、殺虫剤噴霧器等の必要道具を携えて牛首へ向けていざ出陣。
皆さん初めの1時間位はヒルが潜んでいる落ち葉の下を探すがなかなか見つからない。乾いた落ち葉より湿った落ち葉の日が当たらない登山道脇を集中的に散策し、見つけるこつを教わりながら殺虫剤を散布すると、あら不思議。確かに地面のなかからヒルが勢い良く飛び出してくるではありませんか。やがて、こつをつかんだのか各自捕獲するごとにあちこちから興奮してくる様子が山道へこだまする。大小様々な大きさのヒル退治でアドレナリン出まくりで、実に有意義な経験となりました。少しは一般登山者の方達が怖がらない山道作りのお役になれたのではと思います。
皆さん、捕獲のコツはヒル駆除に詳しい人にヒルの様にくっついて行く事です。
(文責:3722)
⑩コース:粗大ごみ撤去
参加者はCL 含め11 名で、半数以上が初めてであった。会場に来る車中で一緒になったメンバーから昔トラック数台分のごみ回収があったと聞かされ、不安の中、受持ち地域の戸川林道に入る。昨日の雨と今日の好天候で、林道に入るや否や蛭の熱烈歓迎を受け、「キャーキャー」と悲鳴が上がる。先ずは蛭退治が始まり、SL 持参の蛭回収ケースが一杯になっていく。
林道下の斜面でタイヤを発見し、沢のスペシャリストHさん にロープを出してもらい回収する。タイヤ2本テレビ等の大物とペットボトル他多数を回収し、作業終了点の竜神の泉に到着する。Hさんの先導により広い河川敷で多くの藤の花が咲く中、作業後の昼食は特別でした。近くの滝を見学した後、ゴミの集積場所6ヶ所に目印を張りながら戻りました。
普段の山行と違いゆったりとした時間の中、あまりお会いしないメンバーと話しながらの作業は楽しく、貴重な経験でした。清掃作業に参加された事のいない方は来年参加されたらいかがですか、なかなかいいものですよ。
(文責:3611)