槍ヶ岳~奥穂高岳~西穂高岳 (大キレット~ジャンダルム)
【山行日:2024/09/05~2024/09/08】
いよいよ出発。このためにここまで歩いてきた。足並み揃え、楽しみながら大キレットを歩いた。A沢のコルで横尾本谷から上がって来る人を見た。北穂東稜を覗き見しながら、北穂小屋で一休み。空腹も息も整え涸沢岳へ。登り下りを繰り返すと穂高岳山荘に着いた。部屋に入り、身体を拭いたり荷物を整理したりストレッチをしたり、大忙し…。ふと、窓の外から聞き覚えのある声。奥穂南稜のメンバーが楽しげにテーブルを囲んでいた。我々も仲間に加えていただき、大いに盛り上がる。小屋前テラスで「MIROKU」の人文字を青空に向かって書いた。
伊藤新道~読売新道
【山行日:2024/09/12~2024/09/15】
黒部源流、三俣山荘までの最短ルートである伊藤新道が40年振りに復活したのは昨年。会山行で実施された美しい沢を辿るこの登山道を、私も歩いてみたいと思った。さらに三俣山荘からは、自身未踏の水晶岳を通り読売新道を下るという希望もずっと描いていた。この二つを合体させて歩くことが自分はできるのか?などと妄想していたところ、まさしくそのコースを計画するというお話しをいただき、ありがたく参加させていただくことになった。しかし、現実は厳しかった。昨年完成したばかりの吊り橋が落石・大雨等の影響で第一吊り橋以外は破損崩壊。渡渉ポイントも変化しており難易度・水位が増しているとの情報。それでもCLはヤマレコや先輩から様々な情報を丹念に確認してくださり、実施となった。
笠新道から笠ヶ岳~槍ヶ岳 真夏の陣(テント泊)
【山行日:2024/08/11~2024/08/14】
トラブルは早朝から始まった。5時前に新穂高温泉に到着すると駐車場は満車。鍋平に回るも同様。「なんてこった!ハイシーズンの新穂高を甘く見てた」。やっとのことで臨時駐車枠を見つけ、登山開始。といっても、本来の出発点の新穂高温泉まで山道を歩くこと30分。思わぬオプション山行で体力を浪費する羽目に。そんな我々を尻目に、天気は快晴。時折吹く冷涼な風が気持ち良く「やっぱ北アルプスはいい」と再認識。いよいよ本日の核心、笠新道の登山口に立つ。急登は覚悟していたので気にならず、樹林帯を黙々と登り高度を上げる。