剱岳 八ツ峰Ⅵ峰A・Cフェース
前日夜にバスタ新宿から夜行バスで出発し、5:10に富山駅前に着いた。バスは3列シートでリクライニングが深くフットレストもあり、けっこう身体を休めることができ、体調は万全だ。 富山電鉄と立山アルペンルートを乗り継ぎ、登山口の室堂に到着。ここでテント・食料等の共同装備を分担し直すと私のザック重量は約22Kgになった。参加者の女性達も20Kg前後を担ぐ。泊地の真砂沢テント場までは距離8.6㎞、登高658m、下降1,325mの道のりだが、本番の明日に疲れを残さないように歩くのが肝心だ。しかし、SLとして先頭に立った私はたびたび歩くのが早すぎとの注意を受けてしまった。自分ではペースを抑えているつもりでも、初めての劔岳バリエーションルートに心が逸っていたようだ。
北岳バットレス(ピラミッドフェース~第4尾根)
2015年、2016年、2019年に北岳バットレス第4尾根を登攀。2022年に下部フランケ~Dガリー奥壁を登攀。今年はピラミッドフェース~第4尾根登攀。今回も青空に向かって、クライミングを楽しめた。8/12(土)、2時に起き3時にテント場を出発。ピラミッドフェースを狙っているというパーティのテントの明かりはついていない。もう出発したのだろうと思いながら、満点の星空の下をバットレス取り付きまで歩く。去年はC沢とD沢の間の中間尾根に乗ってから踏みあとを見失い、夜露に濡れやぶ漕ぎをした。今年はやぶ漕ぎのないよう、中間尾根に乗ってからD沢を上がっていく。