【山行日:2024/10/06】
「各自、生きて帰れるようにして下さい」。リーダーからの山行決定メールがきた。リーダーの言葉は、腹に刻まれるものがある。どこでビバークとなってもいいように装備には念を入れ、かつ軽量に整える。何かあれば、メンバーの荷物も持てるようザックも余裕のあるものを選び、家を出た。前泊し4時前起床、深夜まで雨が降っていたが決行とのこと、朝食を喉に流し込み気合を入れる。ヘッデンの灯りに空気中の水滴が照らされる。厳剛新道を1時間ほど登り、沢に下りるポイントに着く。ハーネスなどの装備を付け、呼吸を整える。