谷川岳東尾根

一ノ倉沢のヒョングリの滝まで見物に

山行情報

日時:2024/10/06 天候:雨のち晴れ
ランク:D-D-12:00 参加:6名
山行担当:CL3420 SL3256
記録担当:文責:3687 写真:3420

コースタイム

谷川岳指導センター05:00…06:20第一展望台06:40…06:50大滝07:50…09:40一ノ倉沢ヒョングリの滝10:00…11:30芝倉沢11:50…13:50谷川岳指導センター

山行記

「各自、生きて帰れるようにして下さい」。リーダーからの山行決定メールがきた。リーダーの言葉は、腹に刻まれるものがある。どこでビバークとなってもいいように装備には念を入れ、かつ軽量に整える。何かあれば、メンバーの荷物も持てるようザックも余裕のあるものを選び、家を出た。

前泊し4時前起床、深夜まで雨が降っていたが決行とのこと、朝食を喉に流し込み気合を入れる。ヘッデンの灯りに空気中の水滴が照らされる。厳剛新道を1時間ほど登り、沢に下りるポイントに着く。ハーネスなどの装備を付け、呼吸を整える。

下をのぞき込むと急激直下だ、しかもビショビショだ。リーダーのA氏の後を歩く。手、足を置くところ、つかむ草、身体のバランス、目線などしっかり見て、できるだけ同じように下りる。沢を右へ左へ、岩から岩へルートを探しながら飛び移る。ほどなくして大滝のあたりまで来た。ここから東尾根にとりつくのだが、ビショビショで黒光りしている。

先頭が行くが、ナッツが決まらず支点がとれない。つるつるのルンゼで、足は決まるが手がない。

シンセンのコル、第二岩峰クライミング、観倉台、第一岩峰右巻、オキの耳登頂、西黒尾根を下る、という予定だったが、この先がどうなっているのかわからない状況のため、今日は撤退。行けそうな感じもあるが、風もなく岩や草が乾く気配もない。

転進となり、谷川を散策することとなった。ハイキング気分となり頬も身体も緩む。一ノ倉沢に行き、衝立岩をのんびり眺める。雪渓のない一ノ倉沢をヒョングリの滝まで行く。

衝立前沢のトラバースなど、次に備えルート確認ができた。そのあとは、芝倉沢までハイキング。次の計画のための下見がたっぷりできた。

【CL追記】

40年前に登ったことがあり、きれいな紅葉と岩肌を覚えていたので計画してみた。天気が怪しく、前泊中も雨が降りどうなるかと思ったが、予報通り朝までにはやんでいた。出かけてみたが、風がなく乾いていない。大滝で岩は濡れぬれで、登った後に下降できそうになかったので、撤退とした。来年もう一度、計画したい。

そのあとは、ヒョングリの滝の見学。そして、中芝新道へ芝倉沢を1分くらい遡行したが、がっつり取り組む必要がありそうなことが分かる。出合の向こうには道があり、清水峠、六日町まで足を延ばせるかも、とぼんやり歩く日を思った。沢の水が少なくなる11月はじめごろが一番よさそう。



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