十二ヶ岳・西湖岩クライミング(岩トレ)
山行情報
日時:2024/10/19 天候:晴れのち曇りランク:D-0:20 参加:13名
山行担当:CL3705 SL3730
記録担当:文責:3977 写真:3730, 2860, 3586, 3705
コースタイム
十二ヶ岳・西湖岩入口08:30…8:50西湖岩場14:30…14:50十二ヶ岳・西湖岩入口
山行記
横浜発2台、町田発1台の車に分乗して出発。ちなみに私は町田発。天気はそれほど良くなかったが、行楽シーズンのためか途中で渋滞に遭った。8時20ごろに駐車場へ到着し、岩場へ向かった。岩場は大きな岩壁が連なり、左から緑の森、左岩スラブ、中央スラブと呼ばれているようだ。装備を整えていると横浜組が到着。早速岩トレ開始だ。
岩場の右に岩峰「ピナクル」があり、マルチピッチルート「39夜5.8」がある。今回、マルチ希望者は3組。全部で3ピッチだが、2ピッチ目が難しいと聞いたので、迷わず1ピッチと3ピッチのリードを希望した。私は2組目で、1組目が登る姿を追いながらスタートした。1ピッチ目は傾斜が緩く、易しいルートだった。2ピッチ目はYさんがリード。このピッチは岩も立っていて、ルートの取り方も難しい。サポート役のKさんから、左に引き寄せられがちだが右から登るようアドバイスをいただく。
Yさんはサクサクっとクリア。さすがだ。私もフォローとして登ったが、逆層のような岩があり、ハラハラした。3ピッチ目は私がリードで、ルートの助言をもらい登ったが、木が多く、岩との隙間をヒーコラすり抜けた。
終了点で1組目と合流して、ここから懸垂下降だ。Kさんにロープをスムースに繰り出すやり方を教えてもらった。ロープを巻いて中央をスリングにかけ、腰に装着する。懸垂2回で下りるため、先頭者はもう1組のロープも反対側の腰に下げることになり、見た目に重そうだった。全員が無事に下りたが、ここまでに結構時間がかかり、昼食タイムとなった。
午前中、他の皆さんは中央スラブを中心に練習し、その右側面(ライト・ウォール)にある5.10aに挑戦。CLが登ってトップロープをセットし、順番に登る流れになったらしい。私たちが下りてきたとき、壁に挑んでいたTさんの話では「途中まで登ったが何とも難しい」とのこと。右のルートに移ったらいいと言われたが、それも難しかったそうだ。でもそのうちに、実は、最初に挑んだのは5.10c、隣は5.10dだったことが判明。にもかかわらず、皆さん、次々に挑戦していた。すごいなあ。
私は足の親指に痛みが出たので、長めに休憩を取ってから中央スラブ右にある一番易しいルート5.8を登った。これならまだもう少しいける!と思った矢先、突然雨が降り始めた。14時。雨はじきに止んだが、夕方から雨の予報だったため撤収となった。
CLがこのルートの支点を回収。彼女は「岩と会話する人」と称され、その登る姿は何とも自然だったが、驚いたのは足の置く場所を、一歩一歩しっかり確認していたことだ。運動靴でも楽勝だろうに、決して気を抜かない。ううん、基本の基本!!勉強になった。
久しぶりの外岩マルチは面白かった。皆さんのように登れるようになりたい。目標ができた。
【CL追記】
今回の山行は、西湖を望む十二ヶ岳の岩場で初めて実施した会山行だ。南面に位置し日当たりが良く、適度な緊張感を伴うスラブやグレード、簡単なマルチピッチが揃っており、岩トレを1日楽しむには理想的な場所だ。SLや参加者の皆さんのサポートと協力のおかげで、初めてのCLも無事に務めることができ、活気ある充実した岩トレを楽しむことができた。
写真をクリックするとスライドショーになります。