鷹取山クライミング(初級・中級)

鷹取山南面(親不知)。ロープのある右側から、クレーター、天の川、流れ星…。そしてコーナー

山行情報

日時:2024/12/28 天候:晴れ
ランク:D 参加:20名
山行担当:CL3586 SL2900, 3597, 3284
記録担当:文責:4086  写真:4086

山行記

初めてのクライミング! 

今回も「参加はできません…。してください」のメールが来るかと思い、申し込んでからこまめにメールのチェックをしていましたが、なんと、2日前に「沢山登りましょう!」とのメールが。こんなに嬉しいことはありません。実際お会いしたCLさん、SLさんみなさん優しい方ばかりでした。 

この日は参加人数20名の大所帯そのうち私を含めた初心者さんは3名でした。 早くから現地入りしてロープの準備をしてくださる先輩方には感謝感謝です。私もお手伝いできるようになりたいと思いました。また、ベテランさんはテキパキとそれぞれの準備をしつつ、ウロウロする私に「ここがいいよ」「シューズは?」と声をかけてくださいます。 

さぁ、自己紹介、今日の行程の説明、体操…と進み、いよいよ登ります! 

先に登っている人の手足の動きをじーっと観察しました。いざ、私の番です!1番初めはコーナーあたりに挑戦。うぅ〜っ!時間はかかりましたが、なんとか登れました。途中で何度も諦めようと思いましたが、崖のてっぺんから下りてきているロープが、私をしっかり支えてくれています。ヒェ〜!行くしかないのかーと、いう感じでした。降りてから、「手(でつかむところ)がなかったです」という私に「手がなかったら足で登るんだ!」とのアドバイス。うむむ…そうか…。 

「クレーター」というルートに挑みます。先輩方はスイスイ登るので、私にとっては参考になりません。簡単そうに見えます。しかし実際はあんなふうに手足が出ないのです。 

思わず「手がナーイ」と叫ぶと、下から「手がないときはどうするんだぁ!」との声が。手がない手がない…そうだ!「手がないときは足で登る〜ぅぅぅ!!」と叫びました。同時に少しだけ足を上げて登る!と、手が見つかりました!よし、やったぁ、ひゃー、登れた。もう、指の第一関節がヒリヒリしています。 

サポートしてくださる先輩方には本当に感謝です。ありがとうございました。この後、学校フェイスと電光クラックに挑戦しましたが、そう甘くはない、惨敗でした。 

このプログラムは、月一回の開催であるとのこと。山登りはもちろん大好きだけど、クライミングも面白くて、また参加したいと思いました。 

先輩曰く、(クライミングは)『ツキイチだと現状維持、月に2回だと少し上達する。月に3回だとなお上達するけど、山を歩く体力がなくなる…』とのこと。この言葉が非常に印象に残っています。 

初めてのクライミングでしたが、予想以上に難しく、自分自身に挑戦できる有意義な時間を過ごすことができました。先輩方との話もとてもおもしろくて、学びの多いひと時でした。 同じ時間を過ごしていただけたみなさま、ありがとうございました。

[CL追記]

2024年を締めくくる最後の鷹取山クライミングは、天気に恵まれ大勢の人で賑わいました。

それぞれ課題を見つけてどうすれば登れるか?上手な登り方を見て手や足の置く場所を覚えて挑戦する姿は真剣な表情です。今回はここがうまく登れなかったから次回は制覇したい!と目標をもって参加される方が多くなりました。仲間と同じ課題を目指しているからこそ課題がクリアできた喜びはひとしおです。

月1回企画の鷹取山クライミングは初心者の方でもヘルメット、ハーネス、クライミングシューズを持参していただければ参加可能です。どこのジムで練習してるの?シューズは何がいい?など情報交換をしたり、一緒に練習をする仲間が増えたり。

皆様に外岩のクライミングを楽しんでもらえる場所として、これからもぜひ気軽にご参加ください。



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