丹沢 蓑毛越から大山

大山山頂の標識(雲のため展望はない)

山行情報

日時:2020/10/21 ~ 2020/10/21 天候:晴れ、大山山頂付近一帯は雲の中
ランク:B-B-5 参加:1名
山行担当:CL2280
記録担当:文責:2280 写真:2280

コースタイム

蓑毛バス停7:45…7:50ヤビツ峠分岐…8:35蓑毛越…8:40浅間山
…8:45蓑毛越(小休止)…9:10阿夫利神社下社9:30
…10:10十六丁目分岐…10:35二十五丁目分岐…10:50大山頂(昼食)11:15
…11:30不動尻分岐…12:10見晴台(小休止)…12:30阿夫利神社下社
…12:55男坂・女坂下分…13:05大山ケーブルバス停

コースマップ

蓑毛バス停…蓑毛越…浅間山…蓑毛越…阿夫利神社下社…十六丁目…二十五丁目…大山山頂…見晴台…下社…男坂経由で大山ケーブルバス停
(コースマップはヤマケイオンライン登山地図&計画マネージャー「ヤマタイム」から転載しました。)

山行記

このところ雨が多かったので、天気が良さそうだと思い、休暇をいただき、丹沢の大山に登ってきた。

今年はコロナ禍のために山に登ったのが9月のシルバーウィークの四国愛媛県の4山が2/3の石垣島の於茂登岳(歩行時間2時間)だけで本格的な登山は昨年秋以来だったので、登りで大変きつい思いをした。これではいけないと思い、山に登りたいという気持ちも強かったのだ。

自宅最寄り駅5:31発の電車に乗り、横浜・海老名で乗り換えて、小田急線の秦野駅に7:03に着く。7:13発のバスに乗り、蓑毛バス停に7:35に着く。

バス停脇に立派なお手洗いがあり、利用する。ここから登るのは1978年8月にヤビツ峠経由で表尾根を登った時以来だ。

NHKの「にっぽん百名山」で蓑毛バス停から蓑毛越経由で阿夫利神社下社に行く裏参道ルートを紹介していたので、この道を歩いてみようと思ったのだ。

5分ほどでヤビツ峠分岐に着き、登山道らしい道に入る。すぐに登山道脇に白い花がたくさん咲いている。後で調べてみると、マルバフジバカマ(丸葉藤袴)というキク科の花のようだ。この道は関東ふれあいの道になっているようだ。登る途中で林道を3回ほど横切る。

しばらく登ると蓑毛越に着く。テーブル・ベンチが2つある。取り敢えず少し南東にある浅間山に行くことにする。行ってみると分岐から少し登ると頂上に着くが、山頂には鉄塔が立っていてフェンスがあり、草生していて道がないので頂上には近付けない。

蓑毛越に戻って小休止としてお茶を飲む。

ここから阿夫利神社下社まではトラバースの道を進む。道は悪くないが、東側が切れ落ちていて躓けば転落して危ない。後で通った下社から見晴台までのルートは同じように南東側が切れているが、4本のワイヤーを張ったフェンスが設置されていて安全になっている。この場所でも何度か転落事故があったらしい。通る人が多いので整備されたのだろう。それに比べると蓑毛越から阿夫利神社下社までのルートは通る人があまりいないのだろう。この日も蓑毛バス停から下社までの間は誰にも会わなかった。

途中に1か所鎖の張られた岩場がある。新しい鎖だ。

しばらく歩くと阿夫利神社下社に着く。本殿で参拝した後、大山名水を汲む。お手洗いを利用しようと探すと、階段を下りた一番下にある。

階段を登り返してから、表参道壱丁目の鳥居の手前で遥拝料を支払ってから表参道を登り始める。初めは階段が続く。表参道には一丁目ごとに石の標石が建てられている。

八丁目には夫婦杉があり、十六丁目には天狗鼻突岩がある。二十丁目は富士見台だが、残念ながら雲があるので富士山は見えない。

平日なのに登山者は結構多く、もう下山してくる人も何人かいる。登りでは早い人何人かに抜かれる。それでも遅い人もいるので、追い抜く。

十六丁目で蓑毛越からのルートと合流し、二十五丁目でヤビツ峠からのルートと合流する。ここから少し登ると青銅製と思われる鳥居が現れ、次に石の鳥居を潜ると頂上に着く。頂上には奥の院の建物があるが老朽化している。

山頂からの展望は真っ白で何も見えない。好天のはずだったのに残念だ。山頂標識の近くで昼食とする。山頂付近は気温も低く、風もあるので寒い。テルモスのお湯で味噌汁を作って飲む。暖かいものが美味しい。

山頂北側にあるお手洗いを利用してから、見晴台方面に下山を開始する。少し下ると麓の町や真鶴半島方面の展望が見えるようになる。もう少し下るとなだらかな明るい幅広い登山道になる。

直ぐにまた下りになり、不動尻分岐を過ぎると急なジグザグ道となる。この尾根は雷ノ峰尾根というようだ。途中に枯れかけのアザミがたくさん咲いている。後で調べてみると、ホソエノアザミ(細枝野薊)というようだ。

見晴台まで下るとたくさんの人が休憩している。大山山頂には登らず、ケーブルカーで下社まで来て、見晴台を往復する人が多いようだ。

小休止してから下社の方に向かう。以前はなかった立派なフェンスがあるのでびっくりする。途中にある二重滝と二重神社はなかなかの所だ。雨乞の滝ともいうようだ。

下社の下辺りに来て、巻道を進むと、男坂と女坂の上の分岐に出る。男坂を選んで下り始める。以前来た時もこのルートを下ったが、急な古い石の階段が続く。安定していない石段なので、慎重に足を着く所を選びながら降りる。

石の階段を下りきり、ケーブルカーを横切ると女坂と合流する。直ぐに大山ケーブル駅を左手に見て、参道の商店街を通る。下りきってバス停の手前に立派なお手洗いがある。お手洗いを利用して出てから、止まっているバスに乗るとちょうど発車する。運がいい。計画していたバスの1時間前の13:10発の便に乗ることができる。

伊勢原駅に13:33に着き、13:41発の小田急線に乗り、海老名・横浜で乗り換えて、自宅最寄駅には14:47に着く。早い帰宅となる。

横浜はずっと好天だったものの、大山付近は雲が掛かり、期待していた富士山などの展望が得られなかったのは残念だったが、登山のトレーニングとしては満足のできるものとなる。



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