南北八ヶ岳縦走(LT)

ここから赤岳までの上り下りが本日のハイライト

山行情報

日時:2022/09/12 ~ 2022/09/15 天候:概ね晴れ
ランク:C-D-8:30  参加:5 名
山行担当:CL3519 SL3630
記録担当:文責:3519 写真:3630

コースタイム

1日:観音平~青年小屋(3時間45分)
2日:青年小屋~硫黄岳山荘(7時間15分)
3日:硫黄岳山荘~縞枯山荘(8時間30分)
4日:縞枯山荘~蓼科山登山口(女神茶屋)(7時間50分)

山行記

1日目

今回の山行は、鎖場・梯子の連続する南八ヶ岳岩稜帯と苔の魅力に溢れた北八ヶ岳の両方の魅力を満喫しようと欲張った3泊4日の南北八ヶ岳縦走山行だ。 

朝一番の満席のあずさ1号に乗り、小淵沢駅からタクシーで登山口の観音平へ。1日目は青年小屋泊なので時間に余裕がある(本来はキレット小屋まで行けば山行の旅程が楽になるのだが・・・)。休憩時間も多めにとり編笠山に向かう。途中、何やら変なおじさんに遭遇。何と市価4~5万円はするであろうびっくりサイズの松茸。香りをかがせてもらう。編笠山山頂は、絶景ポイント。ハイマツの中を下り巨石の中を過ぎた所に「赤ちょうちん」の青年小屋に到着(我々以外に3名の客のみ)。徒歩5分に豊富な水量の美味しい水場に感謝。 



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2日目

今日は、今回の山行のクライマックス、鎖場・梯子・トラバースが連続する高度感のある南八ヶ岳岩稜帯を進む。朝日に浮かぶ富士山を見ながら出発。まずは権現岳に向かう。権現岳からは源治ハシゴと呼ばれる61段の長いハシゴを下る。赤岳までの登りは岩稜好きには最高。登山者をあきさせない。赤岳頂上まであっという間だ。赤岳からの急な下りは滑らないように鎖を使って慎重に降りる。小同心、大同心を見ながら横岳を通過すると人気の硫黄岳山荘に到着。硫黄岳山荘は料金は高めだがクレジットカードでの支払いも可能。シャワー完備、トイレにはウォシュレットがついている。夕食もうまい。満足。 



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3日目

まずは硫黄岳に向かう。この日は天候も良く眺望も最高。北アルプスから南アルプス、歩いてきた南八ヶ岳の山々やこれから向かう北八ヶ岳、蓼科山がくっきりと望めた。硫黄岳から夏沢峠に下る。夏沢峠が南北八ヶ岳の分岐になるそうな。夏沢峠から東天狗岳に向かう。東天狗岳山頂も絶景ポイントだ。しばし感動。東天狗岳から高見石小屋に向かう。気が付くと周りは苔の世界になっている。ここまで来たら吉永小百合のCMで有名な白駒の池は外せない。白駒の池から麦草峠を経て茶臼山展望台へ。記念写真を撮り縞枯山を越え宿泊地縞枯山荘へ。縞枯山荘は三角屋根の、若夫婦が経営している山荘で、宿泊客は我々のみで快適であった。 



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4日目

最終日は縞枯山荘から北横岳経由で蓼科山に向かう。山荘を出発するとすぐに美しい庭園の「坪庭」を通過し北横岳山頂を目指す。今回の山行は天候に恵まれ山頂からの眺望も最高だったが、その中でも北横岳からの眺望が一番。大満足であった。北横岳を下り蓼科山に向かう。蓼科山荘まで急登が続く。蓼科山荘に到着したらコーラを飲もうと思っていたが休業中。ショック。しかし山頂のヒュッテは営業中。ちゃんぽんや台湾スイーツも人気のようだったが、コーラで満足。山頂から2時間下って登山口(女神茶屋)に到着。今回の山行を終了した。

【CL追記】

山行は終わったが1時間20分ほど歩き蓼科グランドホテル滝の湯に宿泊。夕食はビュッフェスタイルの食べ放題だが、飲み放題にしてとの声に負け90分の飲み放題とした。食事の質・量共に◎であったが、ビール、日本酒、ワイン、何回も注ぎに行くのは面倒と目いっぱい注いでもらう。気が付くと90分ははるかに過ぎほぼ倍の時間飲んでいた。恐るべし老人パワー。 

更に追記:翌朝、栗拾いに出かけ5キロも拾ってくる強者がいた。ザックはパンパン。 



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