うらが道(東ルート)を歩く

十三峠から見た横須賀港

山行情報

日時:2024/04/13 天候:快晴
ランク:B-B- 8:00 参加:9名
山行担当:CL3635 SL3326, 3601
記録担当:文責:3974 写真:3509, 3635, 3859

コースタイム

追浜駅8:00…8:05雷神社8:20…9:20がらめきの切道9:24…9:50池ノ谷戸公園10:00…11:05十三峠…11:15按針塚/塚山公園11:35…12:45諏訪神社大社13:10…13:40永島家赤門…15:15浦賀郷土資料館15:40…15:50西叶神社15:55…16:10愛宕山16:25…16:40浦賀奉行所跡16:45…17:05浦賀駅

コースマップ

記録日:2024/04/13
合計距離: 18958 m
最高点の標高: 130 m
最低点の標高: 3 m

山行記

4月中旬なのに初夏のような快晴のなか、追浜駅から浦賀駅まで京急本線と並行して続く “うらが道(東ルート)” を浦賀奉行所跡まで歩いてきた。街中のアスファルト道路が主であるが一部山みちを、歴史的な建造物や花・鳥のさえずりを鑑賞しながらの山行である。

今回は、“うらが道“ という江戸末期から明治中期まで使われた道を歩こう、という企画で、幕末のペリー来航(1853年)後に、坂本龍馬らが江戸から浦賀に停泊中の黒船を見るために歩いた道とも言われている。歴史を感じるものとしては、道祖神/地蔵尊/観音、神社/寺社、お墓/石碑等があり、そこに関係する歴史的人物の解説付きの山行である。

安針塚駅近くの塚山公園内には三浦按針のお墓があり、そこではジョン万次郎や三浦按針の生涯、汐入駅と横須賀中央駅にある諏訪大神社では勘定奉行・小栗上野介や勝海舟の咸臨丸での功績、浦賀郷土資料館では浦賀奉行所与力の中島三郎介の生涯について解説を受け、歴史に思いを馳せながら道中を歩いた。なお、十三峠付近では、米国・横須賀基地に停泊中の空母「ロナルド・レーガン」を見ることができた。

YAMAPデータでは、距離20km、のぼり550m、8時間20分(休憩2時間)である。この休憩2時間は、解説及び昼食の時間の合計時間と思われる。平均速度は3.2km/時間(20kmを6時間20分)で、やや速めの歩きである。太陽に照らされてアスファルト道路を歩いたせいか、新緑の山みちを歩くより疲れを感じる山行ではあった。なお、解散後に有志でコンビニで買ったビールとつまみで浦賀湾を眺めながら爽快な気分に浸れたのは良かった。

【CL追記】

浦賀道(東ルート)は東海道保土ヶ谷より分岐し、上大岡、金沢を抜け相模の国・追浜に入り浦賀までの道を言います。ペリー来航の江戸末期から明治中期まで、三浦の主要道路として大きく歴史上の役割をはたしてきました。今では宅地造成等で切れてしまっているところもたくさんあります。その道を歩きながら、横須賀を中心に活躍した歴史上の人物を知ってもらうこともひとつの目的でした。幕末から明治維新の話になると参加者の議論が活発になり、歴史に詳しいのにビックリしました。



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