鎌倉歳時記34 大國祷会成満祭
山行情報
日時:2月11日(月・祝) 天候:小雪のち曇 ランク:A- A- 5:00 参加:30名
山行担当:CL2751 SL2049・2731
記録担当:記録・文責・写真2751
コースタイム
鎌倉駅 9:00…9:15 妙本寺 10:00…10:30 松葉ヶ谷 10:35…10:45 長勝寺 11:20…12:00 名越切通し 12:10… 12:45 浄明寺緑地 13:15 …13:45 衣張山 13:50…14:15 犬懸ヶ谷 14:20…14:30 田楽辻子の道 14:35…15:10 鎌倉駅
山行記
上空1500M、記録的な寒波が南下して来た2月11日の建国記念の日、鎌倉 長勝寺の冬の荒行(水行)を見学して来た。
曇天に小雪の舞う鎌倉。この天候でも、祝日とあって人出が多い。
今回のテーマは、長勝寺に於いて執り行われる大國祷会成満祭。前年の11月から百日間の厳しい修行である「寒の荒行」を積んできた僧たちが無事成満して、最後に水行で満了を示す法会だ。
帝釈堂や参道に信者が集まり合掌して見守る中、行者姿の修行僧が水場に進み、締め込み一つの姿になって大声で経文を唱え、続いて水しぶきを上げて冷水を頭からかぶり国家の安泰と世界平和を祈念する。誠に、感じ入る行姿である。
その後は、日蓮の鎌倉入府の古道を辿り、日蓮の乞い水、名越切通しと歩いた。
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- 鎌倉 長勝寺山門
- 修行僧が経文を大声で唱える
- 冷水が勢いよくはねて、カメラマンも防水に努めている。
- 修行僧たちは、信者らに行衣を掛けられて、法会のために本堂に戻る。
- 僧なのに、何で黒髪?? 修行僧らは剃髪し、荒行に臨む。この百日間で頭髪も髭も伸びるのだと言う。
- 行の終了した水場には、長手桶が静かに置かれている。
- 「鎌倉十井」の一つ「銚子の井」 江戸時代に定められた。水の悪かった鎌倉の井戸の中で,最も美味しく、また伝説やいわれのある十の井戸の一つ。
- 「銚子の井」は、住宅に挟まれた路地にある。
- 日蓮の乞い水
- 松葉ヶ谷から名越切通しに抜ける道
- 古道には地蔵や道祖神が祀られている
- 横須賀線脇に続く道 右側の塀の外は線路だ
- 名越切通しに近付いた
- 切通しの標柱
- 名越切通しの説明板
- 「まんだら堂やぐら群」は、往時の送葬に関する遺構の一つ
- まんだら堂のやぐら群
- 名越切通しの、第一切通し。往時のままの姿の様だが、実際には作られた当初の姿からはだいぶ変化を遂げているものと考えられるとのこと。
- 切通しから大切岸に続く道
- 日蓮入府の道
- 送葬の関連遺構
- 建立ホヤホヤの石柱 石柱の保護材が巻かれたまま。裏に文部科学省と刻まれている
- 大切岸の説明板
- 大切岸の一部 大分風化が進んでいる
- 大切岸に残る、地震による断層
- 浄明寺緑地に続く道の道標 住宅地・逗子ハイランドの開発では、どれだけの遺跡が破壊されたのか…。
- 路傍の小さな祠は稲荷か。
- 浄明寺緑地
- 衣張山への道
- 衣張山にある石切り場跡
- NPO鎌倉ガイド協会に所属しているメンバーの解説を聞く。説明を聞くと、物見遊山とは一味違う山行になる。
- 衣張山から、犬懸ヶ谷に向けて下山
- 往時は田楽師が多く住んでいた処。滑川に沿って道筋が続く。