夜明峠から見上げる石鎚山(右は弥山に登る三ノ鎖)

山行情報

日時:2020/09/19 ~ 2020/10/22 天候:4日間とも晴れ、22日は快晴
ランク:C-C-6:00 参加:3名
山行担当:CL2280 SL2984
記録担当:文責:2280 写真:2280

コースタイム

19日(土) 歩行時間:3時間20分、休憩時間:50分
松山空港9:30≡11:45笹ヶ峰林道登山口12:00…12:30途中(昼食)12:45
…13:00宿(しゅく)…13:25丸山荘13:35…14:25笹ヶ峰14: 35
…15:00丸山荘15:20…15:35宿…16:15登山口16:30≡18:00ホテル

20日(日) 歩行時間:6時間20分、休憩時間:1時間45分
ホテル7:00≡8:05筏津登山口8:20…8:45豊後…9:15瀬場谷出合分岐9:25
…10:20二本橋10:30…11:00渡渉点11:10…11:40赤石山荘(昼食)12:15
…12:30道標分岐・横道合流点…12:40赤石越…12:50東赤石山13:05
…13:10赤石越…13:20道標分岐…13:35赤石山荘13:45…14:10渡渉点
…14:40二本橋14:50…15:35瀬場谷出合分岐15:40…15:05豊後
…15:25登山口≡18:35旅館

21日(月・祝) 歩行時間:5時間15分、休憩時間:1時間10分
旅館7:35…7:40山麓下谷駅8:15<石鎚山ロープウェイ>8:25山頂成就駅8:30
…8:45石鎚神社成就社8:50…9:10八丁鞍部…9:50試しの鎖取付き9:55
…10:00前社森茶屋10:15夜明峠…10:30一ノ鎖小屋10:35…10:45一ノ鎖上部
…10:55二ノ鎖小屋11:05…11:15二ノ鎖上部…11:25三ノ鎖小屋
…11:35弥山頂上(昼食)11:55…12:05天狗岳頂上12:10…12:30弥山頂上12:35
…12:40三ノ鎖小屋…12:50二ノ鎖小屋12:55…13:05一ノ鎖小屋13:10…13:15夜明峠
…13:30前社森茶屋…14:00八丁鞍部14:05…14:30石鎚神社成就社14:35
…14:50山頂成就駅15:00<ロープウェイ>15:10山麓下谷駅…15:15旅館

22日(火・祝) 歩行時間:1時間30分、休憩時間:15分
旅館7:30≡8:40寒風山トンネル南口8:50≡9:35瓶ヶ森林道登山口駐車場9:50
…10:20男山10:25…10:35瓶ヶ森(女山)山頂10:45…11:05瓶ヶ森避難小屋
…11:20(写真撮影)…11:35登山口11:40≡12:05土小屋Terrace(昼食)12:25
≡12:30ご来光の滝展望所12:40≡14:40道後温泉駐車場14:45
…15:00道後温泉 飛鳥乃湯泉16:30…16:40駐車場16:45≡17:10松山空港

コースマップ

1日目:笹ヶ峰林道登山口から丸山荘経由で笹間峰まで登り、同じルートで下りました。

2日目:筏津登山口から、瀬場谷ルートを登り、赤石山荘から東赤石山に登りました。同じルートで下りました。

3日目:石鎚山ロープウェイを利用し、山頂成就社駅から3か所の鎖経由で弥山まで登り、天狗岳を往復しました。同じルートで下りました。

4日目:瓶ヶ森林道登山口から男山経由で瓶ヶ森に登り、氷見二千石原の笹原を歩き、山名の由来の瓶壷を見て、登山口に戻りました。

山行記

まえがき

シルバーウィークの9月中旬に四国の愛媛県の名山4座に登る計画と立てました。
4日間とも安定して良い天候で、展望に恵まれ、高山植物にも出会うことができました。



1日目(笹ヶ峰登山)

松山空港からレンタカーで笹ヶ峰林道登山口に向かう。松山自動車道を降りて国道11号線から国道194号線に入る。加茂川の河川敷で「伊予西条いもたき」のイベントがあるらしく準備が進められている。

下津池で左折して林道に入る。ここから目的地まで9km弱ある。しばらくすると非舗装のガタガタ道となる。スピードは時速20kmも出ない。道幅も狭く、対向車が来たらすれ違いが大変そうだ。

林道走行に時間が掛かり予定よりも1時間近く遅れるが、何とかお昼前に登山口に到着する。駐車場には既に数台の車がとまっている。

正午に出発し、吉居川右岸の道を登っていく。30分ほど歩き、昼食とする。そこから15分ほど登ると宿(しゅく)という分岐を通る。調べると別子銅山用の木炭中継地跡だそうだ。さらに25分で山小屋の丸山荘に着く。結構大きな山小屋だがコロナ禍のためか営業していない。

笹ヶ峰を見上げると、山頂は見えないが、山は名前のとおり笹で覆われている。丸山荘にザックをデポして、山頂まではサブザックで行く。少し行くと笹の生えた急斜面に付けられたジグザグの道を登っていく。途中には結構たくさんの高山植物の花が咲いている。ハクサンフウロも咲いていると思ったものの、これはシコクフウロというそうだ。

笹ヶ峰の山頂に着くと、展望が素晴らしい。西南西には石鎚山とその手前に瓶ヶ森・伊予富士が見える。北東には赤石山系が見える。北には西条市・新居浜市の市街地と瀬戸内海が見える。

記念撮影の後に丸山荘まで下山し、ザックを詰め直してから出発する。登山口に着くまで他の登山者には一人も出会わなかったが、単独女性の方が下山されたところで、お尋ねすると北側の沓掛山回ってこられたそうだ。

下山後もガタガタ道を下る。段差のある盛り上がりの箇所ではかなりスピードを落として跳ねないように注意しながら通る。新居浜市に入ると渋滞し18時頃にホテルに到着する。

スーパーホテル新居浜は1名1泊5,500円で、部屋はダブルベッドでテレビも大きい。1階には温泉のある浴場がある。

食後に近くの中華料理「華月」で夕食だ。生ビールで乾杯し、お料理をいただく。厚生労働大臣賞を受賞しているということで、なかなか美味しいお店だ。1時間少しで終えて、コンビニで翌日の買い物をしてからホテルに戻る。

翌日の準備をしてから、21時過ぎには就寝とする。



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2日目(東赤石山登山)

出発の準備をしてから、6時半からの朝食をいただく。通常はレストランでバイキングの朝食を頂けるそうだが、コロナ禍のため、お弁当と飲み物だ。朝食が付いているのはありがたい。

県道47号線に入ると、次第に標高を上げていき、舗装はされているもののヘアピンカーブの続く道だ。標高800mを越えてから下りとなり、別子ダムまで下り、銅山川左岸を進む。筏津登山口の駐車場は右岸にあるようだが、登山口に近い左岸の広い路肩にとめる。

歩き始めると、出だしから急登だ。少し登るとなだらかになり、1時間弱で瀬場谷出合の手前に着き、休憩をとる。橋を渡り、分岐で左に道を進める。ここから先は瀬場谷の沢の左岸の急斜面に付けられた狭いトラバース道を登っていく。足を滑らせれば一溜りもないない道だ。ジグザグに折り返して標高を上げていく。

二本橋という丸木橋を渡り、休憩をとる。30分ほど登ると渡渉点で再度左岸に渡る。ここから少し登ると沢から離れ、まっすぐ北に登っていく。約30分で白いトタンの張られた赤石山荘に着く。ここで昼食とする。小屋に着く手前で、東赤石山の岩峰とその左に岩に囲まれた八巻山が見上げられる。

ザックをデポして、サブザックで進む。15分ほど横道を東に進み、道標分岐から北に登る。下から見たらかなりの岩の険しい道だろうと思っていたが、意外とそうでもなく登ることができる。赤石越で八巻山からの道と合流し、東に登っていく。10分ほどで東赤石山の山頂に着く。この辺りは橄欖(かんらん)岩に覆われているそうだ。赤石という名前は鉄分を含む茶色っぽい岩が多いためだろう。

山頂では運悪く霧がかかってきて展望がない。三角点は30mほど東に行った所にあるそうだが、標識のある場所が60cm高いそうだ。三角点まで行く人もいるが、我々は行かないことにする。

赤石山荘に戻ると管理人さんが来ている。新居浜市に避難小屋の営業を申請しているが許可が下りないとのことで、この日は片付けにお見えになったらしい。

下りは登りと同じ道なので様子が分かっているので歩きやすい。二本橋まで下って、休憩をとる。

瀬場谷出合の分岐まで下るが、登りではあれほどきついと思った道が楽に下ることができる。躓くと危ないので、慎重に歩く。

橋を渡ってから小休止を取り、登山口まで下る。15:25だ。

この日の泊まりの石鎚山温泉までは、朝通った県道47号線は運転しづらいので、遠回りになるものの、路線バスも通る北東の伊予三島方面に行き、松山自動車道を使って行くことする。

松山自動車道を降りて、国道11号線から国道194号線に入ると、加茂川のいもたきイベント会場が多くの人で盛り上がっているのが見える。

途中で右折して県道12号線に入ると道幅が狭くなり、暗くなってくるのですれ違いにも注意する。旅館には17時頃にお電話して、到着が18時半頃になることをお伝えしておいたが、もう少し遅れて着く。

2階の部屋に通され、まずは温泉入浴して、19時半からの夕食をお願いする。

温泉は白濁したお湯でなかなか良い。

夕食のメインはいもたきだ。通常は里芋だけだそうだが、豚肉、鶏肉、イカ、キノコ、豆腐などがたくさん入っており豪華だ。また、天然鮎の塩焼きもある。ビールで乾杯し、美味しくいただく。

夕食後、翌日の準備のパッキングをして、もう一度温泉に入ってから床に就く。



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3日目(石鎚山登山)

ロープウェイの始発は通常は8:40だが、連休で混雑するため8:00になるとのことなので、朝食を6:30にお願いしてある。ボリューム満点の朝食だ。ロープウェイの山麓下谷駅の方へ行くと、既に長い行列ができている。前日のうちに駐車場にきて車中泊する人が多いそうだ。ロープウェイの運行は臨時で、折り返し運行になっている。定員は50名だが、コロナ禍のため、30名に制限してある。その影響もあり長い行列だ。

往復乗車券を買って、またしばらく待ってから乗車する。山頂成就駅には、それでも当初計画より早く到着する。

石鎚神社中宮成就社までは幅の広い道だ。成就社で参拝し、まず本殿でお参りし、次に見返遥拝殿をお参りする。晴天なので、ちょうど石鎚山が正面にきれいに見えている。

参拝の後、神門を潜って、八丁鞍部まで下る。ここからが本格的な登りとなる。階段状の道が続く。

試しの鎖取付きまで登り、鎖を見上げる。小生が2005年4月に登った際には、知らないでこれを登ったものの、前社森の頂上から降り口を探すのに苦労し、斜めにトラバース状のルートを鎖で慎重に降りたことを思い出す。この下りが全部の鎖場で一番難しいとされているようだ。

少し登って前社森茶屋まで行くと、残念ながら茶屋はやっていない。ここで冷し力あめ湯を飲むことを期待していたのだが。

一ノ鎖、二ノ鎖、三ノ鎖と登る。いずれも約10分掛かって登る。鎖を登る人が多いこともあり、多少の待ち時間もある。

三ノ鎖を登ると弥山頂上だ。ここで昼食だが、座る場所がほとんどないほど登山者が多い。石鎚神社奥宮頂上社でお札や御朱印を買い求める人の行列もある。

昼食後、天狗岳を空身で往復することになるが、行く人が多いので登山道はすれ違いで渋滞している。

下山は鎖ではなく巻道を下る。結構急で、金属の立派な手すり付きの階段が付けられている。下からはどんどん人が登ってくる。普段は山には登らないような観光客や子供連れの家族も結構いる。

下りは順調で、八丁鞍部で小休止の後、再度、石鎚神社成就社の見返遥拝殿に行くと、霧で山が隠れている。我々は360度の展望に恵まれたので運が良かった。

ロープウェイは10分待ちで乗ることができる。温泉宿には15:15と早い到着となる。

温泉にゆっくり入り、17時半からの夕食をいただく。この日は、お刺身、てんぷら、秋刀魚の塩焼き、アマゴの串焼きなどのお料理でこれまた美味しい。

この日も翌日の準備のパッキングをして、もう一度温泉に入ってから床に就く。



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4日目(瓶ヶ森登山)

この日も6:30の朝食としていただく。7:30に出発し、まずは国道194号線まで下る。

新寒風山トンネルの抜けて直ぐに左折して細い林道に入る。この林道の正式名称はいの町道瓶ヶ森線だが、通称はUFOラインとして知られている。寒風山トンネル南口から先は標高1,300m~1,700mの石鎚山系を走り、雄峰に掛けてUFOという名前が付けられたそうだ。

寒風山トンネル南口の駐車場でお手洗いを借りてから、先に進む。瓶ヶ森林道登山口には広い駐車場がある。

歩行時間が短いので、この日は初めからサブザックだ。初めは男山という小ピークに行く。ここから石鎚山がよく見える。また、UFOラインの林道が山肌に走っているのがよく見える。

男山から少し登ると女山とも呼ばれる瓶ヶ森の山頂だ。南西に笹原が広がっていて、小屋が2つ見える。1つは避難小屋のようだ。山頂手前の分岐から東には、伊予富士・笹ヶ峰方面に行く縦走路が続いている。

ここでも石鎚山がとてもよく見える。そのほか360度の大展望だ。この日は4日間のうちで最も天気が良い。

下山は元来た道ではなく、瓶ヶ森避難小屋の方に下り、山名の由来になったという瓶つぼを見に行くことにする。下った辺りは氷見二千石原と呼ばれる広い笹原となっている。

途中で西之川登山口に下るルートを少し下った所に瓶つぼがある。ここで写真を撮ってから駐車場に戻る。これで4日間の連日登山が終わる。

ここから土小屋Terraceまで行き、昼食とする。ここから二ノ鎖小屋まで行くルートがある。

昼食後、石鎚スカイラインを下り、途中のご来光の滝展望所で、アングルの違う石鎚山を見る。尖った形の山に見える。無料で見ることのできる双眼鏡があり、覗くと左肩に石鎚神社奥宮頂上社のある弥山が見える。

そのあとは松山市の道後温泉を目指す。

道後温泉では新しい別館の飛鳥乃湯泉でお茶と和菓子付きの2階大広間での休憩コースで入浴する。ここでゆっくり時間を過ごす。

入浴後は松山空港へ向かい、レンタカーを返却し、ザックのパッキングを直してから、送迎車で空港まで送っていただく。

松山空港では2階の食事処「かどや」で夕食兼反省会とする。このお店は宇和島の郷土料理が中心なので、最後は宇和島風の鯛めしをいただく。

とても疲れたものの大変充実した山行を終える。



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