月例塔ノ岳 Bランク C・Dランク
山行情報・担当者
日時:11月20日(日) 天候:晴れ/山頂ガス
ランク・参加者:Bランク 24名 C・Dランク 21名
※Bランク/往路3時間30分・復路2時間50分(休憩除く)荷重7㎏以上
※C・Dランク/往路3時間・復路2時間20分(休憩除く)Cランク荷重10㎏以上・Dランク荷重15㎏以上
山行担当者
GL2751
BランクCL2534 SL2901・3012・3120・3155
C・DランクCL1817 SL2006・2841・2871・3080
記録担当:文責2751 写真2751・3155
コースタイム
Bランク
大倉バス停 8:45…9:40 雑事場 9:45…11:20 天神平 11:25…12:37 塔ノ岳 13:20…14:15 天神平 14:20…15:05 一本松上 15:10…16:05 大倉バス停
歩行時間 6時間7分 休憩時間 68分(内、大休憩43分)
Cランク
大倉バス停 8:37…9:22 雑事場 9:27…10:47 天神平 10:52…11:55 塔ノ岳 12:25…13:25 堀山の家 13:30…14:15 雑事場 14:20…14:56 大倉バス停
歩行時間 5時間20分 休憩時間 60分
山行記
月例塔ノ岳(月例S山行、A山行もある)は、自身の体力の目安を確認するための山行だ。
当山の会では、各山行に「B-B-6]とか、「C-C-9」とかのランクがある。「技術ー体力ー歩行時間」のランクだ。
これらは山行ランクの目安で、自分がどの山行に参加できるかの目安にもなる。この体力ランクの確認のための山行が、月例山行だ。月例山行をしっかり歩き込めば、リーダー山行も安心して歩けるようになる。だから、みんな頑張る。
今回は、Bランクに参加した。
前日はそれなりの降雨で、雨は未明まで降ったのではないだろうか。朝の路面は雨上がりの様子だった。前日の寒さとは打って変わって、当日は最高気温20℃の予想が出ていた。乗換の海老名駅は濃い霧につつまれて、渋沢までの小田急は濃霧で遅れが出ていた。渋沢に着くと、霧は嘘のように晴れていた。大倉ではほの暖かい陽射しの下で、月例がスタートした。
8:00 ビジターセンター手前の広場に集合。
挨拶他伝達事項を済ませてから体操・スリングテープで簡易ハーネスの作り方などを練習する。
簡易ハーネスの作り方を練習する。
折につけて、スリングの扱いや、ロープワークの練習は大事だ。
8:37 まず、C・Dランクからスタート。水を積んで、みんなザックが大きい。
Bの出発はまだ。出発前にCLから靴紐の解けない結び方を教えてもらう。
この様なちょっとした技術を教えてもらえるのは、大きい。
8:45 Bランク出発。人数が多いので2班に分かれて行動する。SLが人数チェック。
ロッジ峠に向けて歩き始める。
前日の冷たい雨が未明まで続いたが、その後の天候は晴れ。暖かい陽射しで、日中は20℃の予報が出ている。
見晴らし茶屋の前を通過して、また急登が始まる。一本松まで頑張る。
モミジのトンネルをくぐる。色づきにはまだ早い。12月の初旬には、真っ赤に紅葉する。
一本松を過ぎて石畳の道。この上に休憩の野外卓があり、少し平坦になる。
急登が続いて、駒留茶屋が見えてきた。この上にも休憩場がある。
駒留茶屋の先。大倉尾根はオーバーユースで、登山道の傷みが激しい。この路も木道になった。
歩きにくいが、木道を外れないように歩こう。
大倉尾根は「バカ尾根」と言われるが、緩急があって、こんな雰囲気の良い風景に和みながら歩ける場面もある。
堀山の家で休憩。ここで、行程の約半分ほど。休憩ごとに水分補給をこまめにして、行動食も摂っておこう。
堀山の家の上、痩せ尾根は補修されてしっかりした。ここから岩場に続く。
秀麗、富士の頭が見えた。今日はガスが湧いて、すっきりと見えない。
天神平。休憩を終えて、歩行開始。ここも近頃木道になった。冬は霜が融けてぬかるみ、歩きにくかった。
どこまで続くのだろうかと思う、花立の階段。辛いが、頑張りどころだ。
花立山荘の赤い旗。冬は「おしるこ」、夏は「氷」。これが見えてくると、ホッとする。階段の終わりが近い。
金冷し先のたるみ部分。塔ノ岳の山影が見えてくる。山頂まであとひと登り。
奥が尊仏山荘。この小屋には、当会の情報誌「みろく」を置かせてもらっている。
毎月多数の山行が計画され、情報誌に掲載されている。
山頂で昼食。ガスに覆われ展望もきかず、風もあって寒い。
今の時期、晴れていれば富士山が綺麗に見えるのだが、今回はちょっと残念な山頂。
大休憩後、出発前の足の体操。山頂は予想外の寒さで、休憩中に体が冷えてしまった。足つり防止の体操。
花立の階段。ガスも切れて下界が見えてきた。目線を上げると、視界が開けて気持ちが良い。
岩場にリンドウが咲き残っていた。ここ数年、大倉尾根でも花を見ることができるようになった。
それまでは、大倉尾根で花木以外の花を見ることは無かった。鹿の食害の影響だったのだろうか。
紅葉のモミジが一本。初秋から突然冬になった、今年の秋。紅葉はイマイチだ。このモミジは慌てて紅葉したのだろうなぁ。
堀山の家を過ぎたところ。両サイドが谷に落ちているが、樹林に囲まれた、気持ちの良い細尾根筋を歩く。
下山すると、大倉バス停は長蛇の列! 今日も大倉尾根は込み合っていた。