丹沢表尾根(新年恒例山行)

登山道と霧氷

山行情報

日時:2025/01/03 天候:曇り
ランク:C-B-6:30 参加:35名
山行担当:CL3205 SL3253, 3452, 3561, 3630, 3718, 3779, 3785
記録担当:文責:3578 写真:3578, 3939, 3205, 3785他

コースタイム

ヤビツ峠8:30…10:07二ノ塔…10:17三ノ塔10:23…11:16行者ヶ岳11:22…12:07新大日12:27…13:09塔ノ岳13:18…14:21堀山の家14:30…16:11大倉BS

コースマップ

記録日:2025/01/03
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山行記

2025年1月3日の朝6時、去年に引き続き今年も新年早々の山行に行けることを喜びながら家を出ました。渋沢駅でのヤビツ行きのバス停はすでに行列ができていて、定時便は満席、増発便に無事乗ることができました。

ヤビツ峠にて4班に分けての山行となりました。今回の山行記担当者の選出にあたり、今年度の運を使い果たして全員でのじゃんけん勝負の勝者となり、この山行記を書いております。

8時40分、我々2班は1班の後を追って出発。途中、ブロック塀だけになってしまった寒沢小屋を横目に二ノ塔を登って行きました。時折、霰が舞い落ちる寒さでしたが道は凍っておらず、風もなく、歩きやすかったです。二ノ塔山頂にて小休憩。三ノ塔は白いベールに囲まれてしまい、富士山どころではない天気となりました。ただ、風が無いことが救いでした。避難小屋の中は、いつもと違い避難民でいっぱいでした。しかし、我々の山行自体は行き交う登山者も少なく、静かな山行となりました。

行者ヶ岳、そして鎖場。いつもは待たされることが多い場所ですが、ちょっと待たされただけですみました。新大日への登りで、我々を出迎えてくれたのが霧氷でした。白いベールの中に白を装った木々が幻想的で、息をのむ思いでした。

寒さの中、新大日で昼食をとり、また霧氷の道を静かに登ってゆくことができました。塔ノ岳山頂も同じく真っ白で、視界はほとんどなく寒さにおおわれており、休憩も短めに下山となりました。

あとは馬鹿尾根の長い下りです。花立ノ頭への登り返しで足つりの前兆、檜洞丸での足つり時の対処を思い出し腿上げ歩き、足回しで何とか切り抜けられました。堀山の家手前の下り坂で突然、前の方で女性を介護しているメンバーたちが目に入りました。前を行く1班のSLと若い女性、そして2班のSLでいろいろと面倒を見ているようでした。膝に違和感をかかえているようです。

1班のSLは先を急いで離れましたが、残された2班のSLはサポートに一所懸命ので、余念がありませんでした。水の量の心配、薬の手配、さらに荷物を分担して減らすことの提案。しかし、彼らの苦労は徒労に終わりました。実は、その女性は見ず知らずの一般登山者だったのです。1班と2班の両方の連携が思わぬ誤解を生んでしまい、逆に親切にされてから途中で見放された彼女に恨まれないことを願うばかりです。

堀山の家で小休止中、先ほどの女性の対応について反省会が行われていました。後は、何事もなく大倉バス停に帰り着くことができました。帰りのバスに最後の4班も同乗でき全員、無事だったことに感謝して山行を終えました。



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