丹沢三峰(忘年山行)

塔ノ岳に向かって

山行情報

日時:2024/12/08 天候:晴
ランク:B-C-8:30 参加:23名
山行担当:CL3389 SL3741, 3622, 3584
記録担当:文責:3683, 3837, 4111 写真:3562, 3771, 3741, 3584, 3686

コースタイム

本厚木駅6:40=7:18宮ケ瀬三叉路7:30…8:23御殿森ノ頭8:30…9:39松小屋ノ頭9:42…11:00本間ノ頭…11:40円山ノ頭…12:02太礼の頭12:15…13:08丹沢山13:20…14:23塔ノ岳14:25…16:10大倉BS  行動時間:9時間10分
※= 貸し切りバス

山行記

【1班】
気づけば12月、この1年に行ったみろくでの数々の山行に思いを馳せながら、丹沢三峰忘年山行に参加した。

今年を締めくくるに相応しいロングコース。凛とした空気の中、落ち葉を踏みしめながら歩き始める。足並みが揃い、みな軽快に歩みを進める。さすがみろく、皆歩き込んでいて登り始めの急登も何のその。真っ赤な紅葉の中、落ち葉を踏みしめながら進む。平坦な道とアップダウンのバランスが丁度いいコースだ。

丹沢山山頂は、小春日和で思いのほか暖かく、塔ノ岳山頂からは、雪をかぶった富士山や大島の景色を堪能した。そこからは、月例の下山コース。いつもは必死で、周りの景色を楽しむ余裕がなかったが、今日は、今が見頃の見事な紅葉のトンネルが出迎えてくれ、疲れも吹き飛んだ。道中、ヘラでの水切りの掃除も体験させていただき、みろくのこうした地道な活動が山を守っているのだと改めて感じた。また、一人だととても歩けない行程も、みろくの仲間と一緒なら、歩き通すことができた。紅葉に彩られた今年最後の丹沢を、みろくの仲間と歩けたことに感謝したい。

【文責:3683】

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【2班】
いつもなら避けていた、獲得標高が高めで時間の長い山行に、友達に誘われて参加を決めた。秋から岩ばかりだったので歩けるか自信がなかったが、CLの「スピードハイクではございません」のお言葉に勇気づけられ、当日を迎えた。雲一つない晴天だったが、丹沢山頂の気温はマイナス予報。防寒着で出発するも風はなく、暖かく、爽やかな最高の山行日和だった。

人数が増えたのでCLがバスを手配くださり、本厚木より宮ヶ瀬湖へ。エスケープルート無しの8時間超えの山行の始まりだ。ヤマレコ の標高グラフではずっと登りが続く。登り、特に急登が苦手な私にとっては不安でいっぱいだったが、2班SLのペース配分が素晴らしく、無理なく登ることができた。

高畑山を越えると、〇〇ノ頭という頭シリーズのピークがアップダウンつきで6つ続く。これがボディブローのようにだんだんと脚に効いてくる。切れ落ちた道や鎖などを越えて進むと、宮ヶ瀬湖から丹沢山までの10キロの表示がぐんぐんと減ってゆき、また時折見える紅葉に癒されながら登る。さすがに丹沢山までの最後の登りは足が重くなって大変だったが、登りきることができた。丹沢山頂付近は気温が低く、晴れているのにコロコロと雪が舞ったりもしたが、風がなく、昼休憩には寒すぎることもなかった。そして最後の登りを経て塔ノ岳へ。

みろくに入会して3年弱、月例含め何度も登ったが、こんなに眺望のよい塔ノ岳は初めて。今まではガスっていたりモヤっていたり。しかし今回は富士山もくっきり見え、真鶴半島から三浦半島、大島や千葉の房総まで、また街のビル群もクリアに見ることができた。紅葉も素晴らしく、一本松のあたりは西陽が当たって黄金色に輝いた葉がチラチラと散って美しかった。いつもは登りが大変な塔ノ岳だが、今回は下るだけ!景色に見惚れていたらコケてしまった。油断大敵!気を引き締めて下る。向かいの山々は西陽で赤、黄、緑と素晴らしいグラデーションで光っている。雑事場を過ぎて樹林帯に入ると薄暗くはなったが、充電を満タンにしてきたヘッデンの出番はなかった。

どぶろくやのあたりではマジックアワーでピンク〜紫の雲が美しく、バス停では暗くなってきたがクリスマスイルミネーションが煌めいていた。こんな素敵な山行に参加させていただき、お世話になったリーダー方を始め、一般参加の多数のリーダーに見守られとても安心感があり、同じ班でお世話になった方々、班は違っても休憩ですれ違う時に声をかけてくださった方々、この山行に誘ってくれた友達、皆さんに感謝。登りが苦手な方にもお勧めしたい山行だった。

【文責:3837】

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【3班】

秋晴れの空の下、宮ケ瀬三叉路から縦走を開始。山道には紅葉がまだ所々残っており、足元の落ち葉を踏みしめる音が心地よい。尾根歩きでは時折強風にさらされ、防寒着をはおることに。三峰の最後である本間ノ頭を過ぎたあたりから足の筋肉が少々おかしくなってきた。

まだコースの半分も歩いていないのに、と思いつつ空腹もピークになり、辛い思いをしていたら、12時も近いということでお昼を予定していた丹沢山頂ではなく、その手前の瀬戸沢ノ頭で昼食をとることになった(リーダーの配慮に感謝!)。疲労も回復し最高峰の丹沢山に到着。記念写真を撮影後、塔ノ岳に向かう。道中の尾根歩きでは、雪化粧した富士山と湘南の海の絶景が両側に広がり、しばし疲れも忘れた。塔ノ岳からは月例C・D並みの速さで下り、無事大倉にたどりついた。

【文責:4111】

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【CL追記】
「班ごとに山行記を分担したので、短めで結構ですよ」とお伝えしたところ、しっかりと山行の内容をあげていただきました。みろくの皆さんの文章のセンスの高さに、自分の発言を反省しつつ、それぞれの方が、この山行に思いをよせて、望んでいただいたようでした。長い距離の山行を確実に歩いた結果、これからの山行に少し自信がついた方もおられると感じました。そして携わった皆さんに感謝し、伝統ある忘年山行を終えることができました。来年も丹沢で会いましょう。