西丹沢セギノ沢(ヤブ)
山行情報
日時:2024/12/07 天候:晴れランク:C-C-7:30 参加:13名
山行担当:CL3060 SL3198, 3465, 3740
記録担当:文責:4121 写真:3785, 3198, 3740
コースタイム
細川橋BS8:00…8:10大室生神社8:35…9:38二本杉峠9:45…11:13地蔵平(軽食)11:38…11:42セギノ沢(入渓)…13:57大滝橋上…14:40一軒屋避難小屋14:45…15:03マスキ嵐沢標識 …15:23大滝橋BS 歩行時間:6時間23分/休憩時間:1時間/合計:7時間23分
山行記
澄んだ冬晴れで紅葉はピークを終え、冬の気配が色濃くなってきている。西丹沢の山容や丹沢湖を見ながら、細川橋バス停で下車した。増便が出るほどの混みようだった。今回のメンバーは13人。簡単にストレッチと自己紹介をして、少し緊張感のある中、さっそくスタートした。普段はソロが多いので、前の方についていく山行はとても新鮮だった。
踏み跡の薄い山道の急登が続き、皆さんの息づかいが上がるのを感じながら歩を進めた。ときおり木々の隙間から見える富士山は半分ほど雲に覆われていたが、甲相国境尾根が見えると名峰の菰釣山や畦ヶ丸の存在感は抜群だった。大きく深呼吸をして、全身で木漏れ日を感じた。ようやく稜線に出ると、次は沢に下りるため落ち葉の積もったふかふかの斜面を激下り、半分は滑りながら進んだ。
沢に着くと、簡単な軽食タイムとキジウチにお花摘み(笑)。セギノ沢周辺では、以前、人が住んでいたと思われる崩れた生活道やポツンと残されたカーブミラーなど、まるで昭和の時代から時が止まってしまったように感じる、不思議な空間が広がっていた。
沢沿いに取り付くと、崩れやすい石灰岩の道なき道をアップダウンを繰り返しながら、ゆっくり標高を上げていった。一軒屋避難小屋周辺にミツマタの群生地があり、春になるとミツマタのトンネルが楽しめそうだ。
天神平の山行で初めて聞いた“”カワハギ”に、今日は“キジウチ”、“お花摘み”、“タラバガニ”に“ズワイガニ”と、みろく用語がたくさんあった。リーダーの足の置き方、ストックのつき方や歩く姿勢などを観察しながら山歩きを楽しんだ。
谷峨駅に着くと、先ずは白ワインで乾杯。そして新松田駅近くの居酒屋で反省会という名の飲み会。参加者全員が山への熱い想いやこれからの方向性など真剣な眼差しで話され、大変刺激を受けた。生中から始まり、日本酒熱燗に泡盛まで。皆さん大変な酒豪だった。
山は大人の大冒険。変化に富む登山ルートに、過去の人々の息づかいを感じられる廃道など、大変有意義な時間を楽しむことができた。
【CL追記】
昨年は、梅雨時の6月に計画した。セギノ沢の水量が多く心配したが、雨のため中止となり、ある意味ほっとした。今年は乾季に計画したことが功を奏し、参加者の健脚も相俟って、帰りは早いバスに乗車することができた。そのため、反省会でゆっくりと懇親を深めることができた。
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