権現・権現(ヤブ)

下りは慎重に!

山行情報

日時:2024/12/01 天候:晴れ
ランク:C-C-8:30 参加:17名
山行担当:CL3740 SL3561, 3465, 3471
記録担当:文責:4063 写真:3471, 3740, 3868, 3978

コースタイム

西丹沢ビジターセンター07:51…10:17畔ケ丸10:22…10:28畔ケ丸避難小屋11:01…13:02二本杉峠13:15…13:54世附権現山14:16…14:48ボディ山14:51…15:43浅瀬入口バス停 歩行時間:6:時間36分/休憩時間:1時間16分/合計:7時間52分

コースマップ

記録日:
合計距離: 13200 m
最高点の標高: 1296 m
最低点の標高: 348 m

山行記

適度の登山日和。トレーニングを兼ねて、ザックは低山かつ日帰りにしては重めの9キロに調整して、初めてのヤブ山行参加。谷峨駅からジャンボタクシーで西丹沢VCへ行き、2グループに分かれて出発。自分はベテランSLが先頭を務めるA班に入る。天気は晴天、気温も適度。緊張感を感じつつ歩き始める。

VC横の橋を渡って、すぐに道無き斜面を登り始める。スタートから予想以上の急登と、踏まれていない軟らかい地面に足を取られ、軽めのザックにすればよかったと後悔。スピードも早く、あっという間にバテるのでは、と不安がよぎる。途中から女性の先輩メンバーが先頭を交代。スピードが落ちるのを期待するも、さらにスピードが上がる。この斜面、このスピード。そろそろ脚がつるのではないかと心配になったころ、権現山山頂に到着。丹沢湖の景色が美しい。後発のB班が到着するのを待つ間、ザックの重さの話が出ると、半数近くのメンバーが12キロ以上と聞かされビックリ!ヤブ山行メンバー恐るべし。

B班が到着すると、すぐにA班は畦ヶ丸に向け出発。先頭はメンバーが交代で務めるも、ハイスピードは変わらず。アップダウンや痩せ尾根通過なども、ひたすら前の人の足元を必死に追いかける行進が続く。ほとんど余裕のないまま畦ヶ丸の山頂に到着。一般の登山道に出て少しホッとした。畦ヶ丸の避難小屋に移動し、昼食を兼ねて休憩。何年か前に建て直され、綺麗な明るい小屋になっていた。

十分な休憩と食事で英気を養い後半戦スタート。まずは下りからなので、身体も軽く感じられ、周りを見る余裕が出てきた。若干時期は過ぎてはいるものの、ところどころで紅葉が見られた。自分に先頭の順番が回ってきた。ゆっくり歩くつもりだったのに比較的平坦な尾根道だったため、いつの間にかスピードが上がってしまい、後ろから『速い!』の声。なかなか適度なスピードで歩くのは難しい。

相変わらずの激しいアップダウンに身体が徐々に慣れたのか、苦しいながらもスピード感が心地よくなり、気持ちも高揚してくる。するとすぐに世附権現山に到着。メンバーは口々にキツイ、苦しい、とは言うものの笑顔だ。紅葉も青い空に映え、広い山頂が達成感と満足感で満たされた。

後は下るだけだ。CLが後続のB班を山頂で待ち、A班はバスの時間にも余裕があるのでゆっくり下山しようと言うこととなった。スピードに合わせて全員のフォローをしてくれるのが、会山行のいいところだ。しかし、A班の下りはやはりゆっくりではなかった(笑)。B班の下山後、バス停にて解散!

バスを待つ間、SLのザックから日本酒が出てきて皆に振る舞われた。下山後の酒まで担いで山を駆け巡るのか!恐るべしみろく山の会!

【CL追記】

西丹沢VCから歩き始め、出発直後の取り付きから箒沢権現山までの約1時間の急登と、全行程8時間の長丁場!と、メンバーには事前にお知らせしていたために、キツイ、ペースが速い!と言いながら、途中では笑顔も見られた。

また、今回はルーファイを体験していただくために、先頭を交代しながら、特に下りの尾根の分岐では、遭難事故で多い“道間違い”をしないためのルーファイの重要性を感じていただけたと思う。新松田駅近くの居酒屋での参加者全員の笑顔が、CLをやって良かったと思う瞬間であった。



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