源次郎沢(濡れない沢④)

F3からF4に向かいます(Ⅲ-)

山行情報

日時:2025/02/12 天候:晴れ
ランク:D-C-6:00 参加:6名
山行担当:CL3623 SL3774
記録担当:文責:3939 写真:3939, 3623, 3774

コースタイム

渋沢駅7:30≡8:24戸沢駐車場8:52…9:20F2取り付き…9:30 F4…10:00 F5…10:38 F6…11:40 F7…11:50 F8…12:16 F9…12:32 F10…14:59戸沢駐車場≡渋沢駅
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コースマップ

記録日:2025/02/12

山行記

自分にとっては2回目の源次郎沢。駐車場に到着すると、雲の隙間から青空がのぞくいい天気。風はないが気温が低いのでかなり寒い。「本当に沢、行くの?」という囁きが聞こえる中、出発する。

入渓後、たまに派手な落石の音が響く中、沢のあちこちに氷が張っていて注意が必要だ。しかしF1~F4を難なく通過し、パーティー全体の足取りも軽い。

10時、F5に取り付く。赤いテープスリングが残置されている。安全のためロープを出す。落ち口の少し先に、しっかりしたペツルが2個打たれているので利用可。全員が登り切った時に、太陽の光が降り注ぎ、暖かな気持ちになる。

10時38分、F6取り付き。残置の青いテープスリングが見える。ここでもロープを出す。ここも上にペツルがあるので確認するとよい。

11時40分、F7をみんなハイハイでよじ登り、F8で昼休憩をとる。

F9を、リッジとルンゼに分かれて登る。源次郎沢は全体的に足の置き場所が豊富で、楽に登れてとても楽しめる沢だ。

F10のCSでロープを出す。登攀途中にハーケンが多く、落ち口の右にもハーケン、正面先にもハーケンがあり支点に使える。

大きな苔むした倒木が見えたら、そこが脱渓ポイント。進路を右に尾根をめざす。ほどなく視界がひらけて、いい景色が見られるようになる。3ヶ所ある原っぱの上と中の間を抜けて、源次郎尾根を下りて駐車場へ。今回も楽しい沢の1日が体験できた。

【CL追記】

源次郎沢は便利な沢である。なんと言っても駐車場から近い。夏は、水線歩きでシャワーもある。冬は、水を避けて濡れずに行ける。滝もそれなりにあり、すべて楽しく登れる。開けて比較的明るく、振り返ると海が光っている。

岩トレがあるのだから、沢トレがあっても良いのではと思い、冬場は濡れない沢を企画した。11月から月1回で、今回は4回目になる。さすがに2月ともなると、染み出しは氷付きツララとなっており、いやでも季節を感じる。

水ハネもうっすら凍っている。一見しただけではわからないので、注意が必要だ。蹴飛ばして氷を排除したら、今度は滑っておりタワシの出番となった。この辺の作業を遅滞なくやってのけるメンバーを頼もしく思う。足の揃ったメンバーでサックリ冬の沢を楽しめた。



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