2024沢合宿 セドノ沢左俣(中級)
山行情報
日時:2024/05/18 天候:晴ランク:D-D-7:00 参加:8名
山行担当:CL3339 SL3687
記録担当:文責:3977 写真:3339, 3050, 3718
コースタイム
新茅山荘前駐車場09:00…09:50水無川本谷F1…10:10セドノ沢右俣&左俣出合…10:50左俣F1…左俣F2…12:00セドノ沢・書策新道合流点(昼食&荷物デポ)12:30…12:45 1,090m付近13:00…13:40セドノ沢・書策新道合流点(デポ回収)13:50…15:10新茅山荘前駐車場
コースマップ
記録日:最高点の標高: 1100 m
最低点の標高: 480 m
山行記
ここは自分が丹沢で一番好きな沢だ。理由は、バランスの取れた沢だと思うから。丹沢の固有種があり、9月が近づくと気になる。でもそれだけではない。変化のある小滝や、どれが本流か迷う沢の分岐、大滝…、売りがひとつではないのだ。
入渓後、じきにリーダーが、水が多いねと言った。この沢をよく知っている。印象的だったのは13m大滝だ。岩が苔で黒々していた。ここはOさんがリードで行ったが、後続は苦労した。ヌメリが半端ではないのだ。逆層っぽい岩は、ロープを掴んでいても足がすべった。フェルトじゃないと厳しいかなあ。それにしてもスッと行ったOさんはすごい!Oさん、ニコニコして「劇ヤバ」と。いやいや、ゆとりとしか見えなかったです。
三俣先の10m滝も黒く、しかも水が多い。直登は諦めて右岸を巻いた。程なく左手に白竜の滝。この先で丹沢の固有種があることを教えてもらった。Hさん、葉っぱだけで分かるんだ!!絶滅危惧種のこの花が失われないよう願った。他にヒメレンゲ、トウゴクミツバツツジ、空木(ウツギ)の花なども教わった。植物も美しい沢と気づき、静かな感動が残った。
今回の遡行はここまでで、そのあと、お目当てのひとつである鉱山跡の散策をした。採掘跡の穴を2か所見て、書策新道にて下山。自分にとって沢の深みを知る山行になった。
【CL追記】
丹沢は近い山だが、世界でここにしか咲いていない花や未知の洞窟がまだまだあり、魅力的な山だ。沢は常に変化しており、いつもドキドキである。今回もベテランのメンバーから、沢のすぐそばにあったのに見過ごしていた別の鉱山跡を教えてもらい、新たな発見があった。全員怪我もなく楽しく下山できた。感謝。
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