牧馬沢(沢のステップアップ研修その2)
山行情報
日時:2024/06/29 天候:晴れランク:D-C-8:00 参加:16名
山行担当:CL3339 SL3623, 3606
記録担当:文責:3859 写真:3339 ビデオ:3846
コースタイム
青馬橋付近8:50...10:55大滝...13:45三条の滝...16:40県道...17:00青馬橋付近
山行記
宮ケ瀬の牧馬沢(まきめさわ)において、沢技術のステップアップ研修が受講者13名、コーチ3名の計16名で開催された。入渓後すぐに講習開始。渡渉技術、タープの張り方、ロープワークを習う。ロープワークでは定番のクローブヒッチ等に加え、山の会では珍しい「万力結び(南京結び)」が実演された。トラックの荷物の落下防止に使われるが、山でも有効なロープワークである。ぜひとも身に着けたいと思った。
講習終了後は大滝まで移動。先日の雨により水量が多く、落差15mの迫力がすごい。ここまでは一般の方も来ることができるので、普段着の方とすれ違う。少し戻り右岸を大きく高巻きするが、急斜面に痩せ尾根のため慎重に歩く。最後は懸垂下降で沢に戻る。下りた先には、この沢の一番の見どころ、両岸が垂壁の美しいゴルジュ帯となる。時季も良く、イワタバコの群生が見事な花をつけていた。
ゴルジュ帯を抜けた三条10mの滝でタイムアップ。滝の左岸を高巻き、林道へ脱渓することになった。ロープを出してもらったが斜度がきつく、岩土が脆いため、足を置いただけで崩れて石を落としてしまう。沢の詰めが難しく、危険だということと、改めてセルフビレイの大切さを実感した山行だった。
【CL追記】
地図や現地の状況からさまざまな情報を読み取り、リスク管理できることが山を長く楽しむ秘訣だと思う。想定以上の落石や時間ロスがあったが、今後の沢山行の参考になっていただければ幸いである。
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