黒戸尾根~甲斐駒・仙丈~仙塩尾根~塩見・蝙蝠~蝙蝠尾根 二軒小屋(単独)
山行情報
日時:7月22日(日)~26日(木) 天候:晴れ 投稿者:2751
コースタイム
22日(日)
小淵沢(あずさ1号乗車)8:54=9:25 尾白川駐車場(タクシー利用・料金約¥4000)9:35…9:40 竹宇駒ヶ岳神社 …11:40 横手・白洲分岐 11:45…14:20 刀利天狗 …15:20 五合目小屋跡 …16:40 七丈小屋
23日(月)
小屋 4:25…5:55 駒ヶ岳山頂 7:25…9:00 駒津峰9:05…10:20 仙水峠 …11:00 仙水小屋 11:05…11:25 北沢長衛小屋 11:30 … 北沢峠 11:40…13:25 藪沢大滝ノ頭 13:30…14:40 小仙丈岳 …15:45 仙丈小屋
24日(火)
小屋 4:10…4:50 仙丈岳 4:55…5:25 大仙丈岳 …6:35 P2676 6:55…7:45 高望池 …9:05 横川岳 9:10…9:35 野呂川越 …10:40 P2488 11:05…12:20 P2699 …13:50 三峰岳 …15:20 熊の平小屋
25日(水)
小屋 6:00…6:45 安倍荒倉岳 …7:45 新蛇抜山 …9:15 北荒川岳キャンプ場跡 …10:00 P2701 10:05…11:20 北俣岳分岐 11:45…12:50 塩見岳西峰 …13:40 天狗岩 …14:00 塩見小屋
26日(水)
小屋 3:40…5:00 塩見岳西峰 … 北俣岳分岐 …6:05 北俣岳 …6:25 P2845 …6:45 P2758 …7:45 蝙蝠岳 …8:25 森林限界・下降点 8:50…9:35 P2581 …10:10 徳右衛門岳 …11:25 2200M付近(シラビソ森終了)…12:00 1900M付近 …12:35 中部電力管理棟 12:55…14:00 蝙蝠岳登山(下山)口 …14:30 二軒小屋ロッジ
山行記
ここ数年来の計画が、漸く実現出来た。3000M峰を一人で歩こうと言う計画の、最後の山行だ。
目的は、千丈ヶ岳と塩見岳の二つだった。
が、どうせなら、この二つをつないでみたいなぁ~。せっかくだから甲斐駒も。黒戸尾根からで。塩見まで行くなら、蝙蝠経由で二軒小屋まで行ってみようかなどと欲張って、この計画になった。
調べてみると、仙塩尾根の情報がとても少ない事に戸惑った。蝙蝠岳の先も情報が少なくて、良く分からない。
で、本末転倒だが、いつの間にか仙塩尾根と蝙蝠尾根が気掛かりの中心になった。そして、情報の少ないこの2つの尾根をメインにした山行記を作ってみようかと思い立った。
今年、下界は史上最高の気温を各地で記録している。山もまた、とても暑かった。しかし、このW重ねの高気圧のお蔭で、山の天気は異常なほど良かった!
一滴の雨にも当たらず、ガスにも巻かれなかった。天気が良かったので叶った山行だと、山の神に感謝するばかりだ。
写真をクリックするとスライドショーになります
- 甲斐駒ヶ岳は信仰の山 スタートは竹宇甲斐駒ヶ岳神社から
- 刃渡り スタンスも良く登りやすい
- 刀利天狗 暑さと、14Kのザックで大汗をかいた
- 七丈小屋手前の岩場 この後、垂直の梯子がかかる
- 23日、七丈小屋からのスタートも階段だ
- お馴染みの二振りの剣 なんだか厳粛な気分になる
- キバナシャクナゲが咲き残っていた
- 甲斐駒山頂の祠
- 駒津峰の先にこれから登る千丈ヶ岳を遠望
- 花崗岩の岩肌が荒々しい 甲斐駒南面
- 24日は千丈ヶ岳からスタート
- 大千丈ヶ岳を乗り越えて、仙塩尾根のルートが続く
- 仙塩尾根 少々荒れ気味だが、踏み跡はしっかりしていいる
- 高望池 池はほとんど枯れている 仙塩尾根を歩くには、1日分の水が必要
- 注意! 横川岳は直進しない ここで進路が南東に変化するからだ 横川岳先の小ピークから仙丈ヶ岳方向を眺める
- 野呂川越 この間出会ったのは1人だけ
- シラビソ林の中に続くルート
- 突然こんな木札に出会ったりする ほとんど標識は無い
- 三峰岳の前衛峰 ここから岩登りが始まる
- 三峰岳(みぶだけ)2999M 仙塩尾根のルート上には、3000M級の穂高のような岩峰がある この岩峰を乗り越さねば…! この日の終盤に、この登りはきつい…!!
- 三峰岳山頂の道標 登り終えて、ホッとする
- ガラガラな下山ルート これも仙塩尾根のルート上
- 今日の宿、熊の平小屋が見えてきた!
- 予想外に食事が美味しかった熊の平小屋 スタッフも良い感じ
- 熊の平小屋前のテラス この小屋には、山慣れした渋めの人が多かった
- ルートの先に塩見岳が見えて来た
- この辺りで数羽のホシガラスに出会った
- 北荒川岳前後から尾根が広くなった このあたりから森林限界を越え、風景が変わる
- タカネビランジ! 荒涼とした風景にポツリポツリと咲いている
- 標高2701M辺りの平場で雷鳥の親子に出会った!
- 南アルプスは雷鳥生息の南限だ その後、この尾根にサルが登って来るのを見た! 雷鳥の親子は無事だっただろうか
- 仙塩尾根のルートが北俣岳分岐に続く
- タカネグンナイフウロ 一輪だけ見つけた
- シコタンソウ 愛らしい花に癒される
- 東峰・西峰を過ぎ、ガレた塩見岳の先に天狗岩 仙塩尾根は、塩見岳又は北俣岳分岐で終了
- 塩見岳の岩は崩れやすい 山が崩壊しつつあるように見える 下山は慎重に!
- 26日、山歩き最終日は3時40分スタート 塩見岳に近づいて漸く明るくなってきた
- 目指す蝙蝠岳
- 北俣岳の岩峰 北俣岳は岩登り 蝙蝠岳の通過点だ
- 25日に突然発生した台風の影響か、雲の様子が怪しげになってきた
- 塩見岳を裏から見ると、雰囲気が違って見える 蝙蝠尾根に入ってから
- 蝙蝠岳山頂 ここまでは開けた尾根に気分の良いルートがついていた
- 蝙蝠岳山頂から先のルート 踏み跡はほとんど無い
- 東に、白根南陵の山並み
- 西は小河内岳の山並み
- 踏み跡の無い広い尾根は、ピークを拾いながら進む
- ハイマツの中に、幹の曲がったダケカンバ
- 消えかかった表示があった
- 蝙蝠岳を振り返る 後方に塩見岳を遠望 意外と短かった「踏み跡不明瞭ゾーン」
- 森林限界の下降点を過ぎて、徳右衛門岳 下降点から踏み跡は明瞭になる
- しらびその森 樹林帯に入れば、蝙蝠尾根も、仙塩尾根に似ている
- 中部電力管理棟に出た! 漸くヒトの匂いがしてホッとする 長かった~
- 突然、大岩が立ちはだかる ヒト臭い施設を過ぎても、山道が続く ルートはこの岩を乗り越える 右横が行けそうだが、ここはダメ
- 下山路には踏み跡が無い! 慎重にそれらしい斜面を下る
- 下って来た斜面を見上げる 所々に消えかかったマークがあるが、ガラガラの上に崩れやすいので注意だ
- 蝙蝠岳登山(下山)口 ここで踏み跡は収束する
- 二軒小屋手前の田代湖(田代ダム) 神秘的な水の色だ このダムは東京電力の施設との事だ
- ダム湖から流れる滝 人工の滝なのですって!! でも美しい!
- 最終日に宿泊した二軒小屋ロッジ まるで避暑地の風景 食事も良く、雰囲気も良くて、ここで山行を締めくくったのは、大正解!