北アルプス表銀座(夏山定例)

ヒュッテ西岳からの下り

山行情報

日時:8月2日(金)~4日(日)  天候:晴れ  ランク:C-C-8:00  参加:16名
山行担当:CL3155 SL3205・3144
記録担当:文責 3155 写真 3155、3205、3402

コースタイム

1日目(B班)

中房温泉登山口06:25…07:02第1ベンチ07:07…07:35第2ベンチ07:40…08:14第3ベンチ08:19…08:55富士見ベンチ09:00…08:31合戦小屋08:50…9:38休憩9:42…10:55燕山荘(昼食)11:20…12:25大下りの頭12:30…12:40休憩12:45…13:15休憩13:20…14:02喜作レリーフ14:08…14:55大天井ヒュッテ
(歩行時間:7時間 6分 休憩時間:1時間 24分)

2日目(A班

大天井ヒュッテ05:48…06:21休憩06:26…07:05休憩07:15…07:42休憩07:47…08:03ヒュッテ西岳08:20…08:53休憩09:03…09:13水俣乗越…09:27休憩09:31…10:10休憩10:15…10:38休憩(昼食)10:52…11:10ヒュッテ大槍…11:28休憩11:33…11:59槍ヶ岳山荘
(歩行時間:4時間 56分 休憩時間:1時間 15分)

3日目

槍ヶ岳山荘05:25…05:45皮剥05:48…06:03坊主の岩小屋06:08…06:47天狗原分岐06:52…07:21大曲07:26…07:56ババ平08:00…08:20槍沢ロッジ08:25…08:54一ノ俣08:59…09:41横尾09:46…10:35徳沢園(昼食)11:00…11:50明神館11:55…12:40上高地BT
(歩行時間:6時間 8分 休憩時間:1時間 7分)

山行記

1日目

中房温泉行の夜行バスは3台あったが、申し込みが早かったメンバーは直行便に指定されて予定よりも早く5時頃に到着、その後6時前に経由地便に乗ったメンバーが到着、6時過ぎに穂高で前夜泊したメンバーが到着し、ストレッチをして6:25に出発した。

今回はリーダーが先頭から2番目、中間、最後尾に付き、先頭は参加メンバーが順番に交代して進むやり方で進んだ。先頭になったメンバーは頑張って歩くため快調なペースで進む。梅雨明け最初の金曜日のため、多くの登山客で登山道は混雑気味だったが、第1、第2、第3ベンチと適度な間隔で休憩ポイントがあり、そこで前のゆっくりグループを追い抜いたりした。

予定よりもかなり早く合戦小屋に着き、名物のスイカをいただく。その後すこしペースダウンしたが予定よりも早く燕山荘に到着。着いたとき燕岳はガスで見えなかったが、昼食をとっている間にガスがなくなり燕岳はきれいに見えるようになった。我々も元気になり、ここからはすれ違いや追い抜きがしやすいよう8名ずつの2班に別れて大天井ヒュッテに向かって出発した。

雲に隠れて前方の槍ヶ岳は見えなかったが、周囲のアルプスの山々はきれいに見え、快適な尾根歩きになった。喜作レリーフのあたりから岩場が始まり、A班、B班の間隔が空きだした。大天井ヒュッテが見える少し前に雨が降り出し、カッパを着るタイミングを考えたが、通り雨だったようで大天井ヒュッテが眼下にみえるころには雨はやんだ。B班よりも約30分早く着いたA班のメンバーはビールを飲んで待っていた。

写真(クリックするとスライドショーになります)

2日目

大天井ヒュッテ前で記念撮影をしてから、前日と同様に2班に別れて出発した。右側に槍ヶ岳を見ながらの尾根歩きが続く。ヒュッテ西岳を過ぎると水俣乗越への大きな下りが始まり、長いハシゴもあった。

そこを過ぎると東鎌尾根の登りが始まり、次第に疲れが蓄積してきたため、早めに昼食休憩をとった。

ヒュッテ大槍を過ぎると槍ヶ岳山荘も間近になり、勾配も幾分ゆるくなったので頑張って歩く。私が歩いたA班は11:59に槍ヶ岳山荘に到着。(B班は50分後に到着したが、それでも予定時間よりも早かった)

しばらくして槍ヶ岳登頂経験のある2名を除いたA班の6名は荷物をデポして槍ヶ岳往復に出発した。残った2名はB班到着を待って、約1時間後一緒に槍ヶ岳往復に出発した。

渋滞がものすごく、登る時間よりも待っている時間の方が多い。登りと下りは別のルートになっているが、一部は合流したり隣り合わせになっている。ちょうどルートが隣り合わせになっているところで先発隊を見つけて声をかけあった。

岩場に慣れていないツアー登山者にはガイドが付きっきりで対応しており、それが渋滞している大きな原因だった。

山頂では雲のためあまり見晴らしは良くなかったが、私も含む皆さんは登頂記念の証拠写真を順番に撮ってから下ることにした。下りも渋滞がすごかったが、槍ヶ岳登頂の目的を果たせたためか、皆さん晴れやかな顔でゆっくりと山荘に降りていった。

山荘に降りてからはちょうど槍ヶ岳が見えるいい場所にあったテーブルに陣取り、ビールを飲みながら雑談を楽しんだ。個人山行で来ていたみろくメンバーとも出会い、一緒に記念撮影をした。

この日の宿泊客は多かったが、それでも2枚の敷布団に3名の割当で、寝返りを打つことも可能な状態で、よく寝ることができた。

写真(クリックするとスライドショーになります)

3日目

朝は4時半の朝食を食べて、山荘前でご来光を見て、ストレッチをしてから出発。この日は班分けをしないで全員一緒に進んだ。景色などを見ながら快調に進む。

当初横尾で昼食の予定をしていたが、徳沢園で昼食にした。ここのアイスクリームとカレーうどんがおいしいと聞いていたのでカレーうどんを食べたが、注文したカレーうどんがなかなか来なかったため、ソフトクリームは食べそこねてしまった。残念。

その後明神館では明神岳を背景に記念撮影、河童橋でも記念撮影をして12時40分に上高地BTに到着し、そこで解散した。

みろくの会員は中高年ため登りは早くないが、下りはかなりのスピードで歩くことができる。参加条件に「C山行を歩き慣れていること」をあげたせいか、皆さん健脚揃いだったため、予定時間よりも2時間早く12時40分に下山することができた。

帰りの特急あずさは日曜日のため指定席券を早い便に振り返ることができないため、有志7名で駅から徒歩10分の銭湯に行き汗を流した。その後予定していた特急の時間まで飲み屋さんでビールを飲みながら皆で歓談した。約3時間の待ち時間があっという間に過ぎ去った。

今回の山行は槍ヶ岳登頂済みの人はいたが、ほとんどが表銀座は初体験で、とても充実した山行だったというメンバーが多かった。天気、眺望がよく、岩場のスリルも味わうことができた楽しい山行だった。

写真(クリックするとスライドショーになります)