大台ヶ原

峡谷沿いの崖を歩いていく

山行情報

日時:2022/09/11 ~ 2022/09/12 天候:曇り
ランク:C-C-7:30 参加:13名
山行担当:CL2535 SL2569
記録担当:文責:3637 写真:3637

コースタイム

9月11日(日)歩行3時間49分 休憩1時間3分 合計4時間52分
大杉谷登山口11:51…千尋滝14:00…ニコニコ滝15:31…平等グラ吊橋15:42…桃ノ木山の家16:40(泊)

9月12日(月)歩行7時間31分 休憩50分 合計8時間21分
桃ノ木山の家5:55…七ツ釜滝6:33…光滝7:50…堂倉滝8:48…粟谷小屋10:29…日出ヶ岳13:20…大台ヶ原ビジターセンター14:18

山行記

まえがき

日本三大渓谷のひとつである大台ヶ原の大杉峡谷。アクセスが悪く、渓谷沿いのがけ地を長時間歩くため経験者がいないと入りづらいコースだが、エメラルドグリーンの水と豊富な水量を持つ滝の数々が次から次へと現れるこのコースはかねてから行ってみたいと思っていたあこがれの地。CLが5月に一度計画を作ってくれたが悪天候で中止、今回再チャレンジとなった。参加者は13名、行ったことのある人から素晴らしかったと聞いて参加した未経験のメンバーがほとんどであった。

今年の夏は天候が不安定で中止や予定コースを歩けなかった山行が続いており、大杉渓谷は日本でも有数の雨の多い地域でもあるため実施できるか心配していたが、幸いにも予定日に雨マークが消えGOサインがでた。



1日目

朝5時過ぎに家を出て、新幹線で名古屋まで、そこで紀勢本線に乗り換え三瀬谷駅、そこからチャーターしたマイクロバスで登山口へ。登山を開始できたのは12時頃。この日は路線バスの運行はなく、登山口で携帯はすでに電波が入らなくなっていた。昼食後、各々ヒル対策用のスプレーやスパッツをつけて出発。すぐに渓谷沿いのがけ地の道となる。がけ側は切り落ちており慎重に歩いていく。危ないところは鎖が付けられており、鎖を頼っていけば思ったより危険度は高くない。

このコースには、7つの滝と11本の吊り橋があり、それらをたどっていく。吊り橋はいずれもしっかりとしたもので、両サイドにロープがしっかりついており揺れもそれほどではない。初めに現れた滝は千尋滝。この滝は落差135メートルと7つの滝の中では一番落差が大きいらしい。ここからはだんだんアップダウンが多くなり、この日は蒸し暑かったので着ている服は上から下まで汗でぐっしょりとなってしまった。心配していたヒルはほとんど現れず誰も被害にあわずに済んだが、雨が降っていたら道は滑るだろうしヒルも活動が活発になっていただろうから天気の神様に感謝。

次はそびえる岩とその間から見える滝が神秘的なシシ渕。登山口から千尋滝かシシ渕までの日帰りピストンで来る登山者も多いらしい。すれ違った登山者からみろく山の会のバッジを見て、「みろくの方ですか。みろくのホームページよく見ています」と言われびっくり。この日は、ルート途中にある唯一の山小屋「桃ノ木山の家」に17時頃到着。なんと泊り客は私たちグループだけとのこと。交代で檜風呂で汗を流し、汗でぐしょぐしょになった服を干して夕食。カツとエビフライのおいしい夕食だった。



写真をクリックするとスライドショーになります。

2日目

6時からの朝食を5時半からにしてもらい6時には出発。出発前に通り雨が激しく降り、雨具を着ての歩きを覚悟したが、幸いすぐに雨が上がり雨具の出番はなかった。昨日干した服はまったく乾いていなかったが、それを着ていく。

この日は日本滝百選にも選ばれている七つ釜滝、台風被害により生まれた崩壊地、はじけるしぶきが輝いて見える光滝、吊り橋のわきの隠滝、そしてエメラルドグリーンの滝つぼに堂々と落ちる堂倉滝などの見どころをたどっていく。急峻な谷と水量が豊富で迫力のある滝の魅力に圧倒される。

堂倉滝を過ぎると渓谷から離れ、急な登りを登っていく。営業していない粟谷小屋で水を補給し、シャクナゲ平を経由し百名山の日出ヶ岳まで原生林の森を行く。日出ヶ岳の展望台からは晴れていれば海や富士山が見えるらしいが、この日は霧で何も見えなかった。だが、霧の大台ヶ原のほうが私には似合っているような気がした。日出ヶ岳から大台ヶ原駐車場まではすぐで14時過ぎに到着。16時発のこの日唯一のバスに3時間余り乗り大和八木駅へ。ここで解散となった。



写真をクリックするとスライドショーになります。

CL追記

良く整備されているが渓谷側が切れ落ちて崖になっている箇所が多いルートである。山側の鎖を頼りにして用心深く確実に通過すれば、難しいというほどではない。ただし、日陰は湿った苔やノロの箇所が多く滑り易いため、より慎重な歩行が要求される。特に雨天時は滑落の危険性を感じた。

大台ヶ原ビジターセンターからのバス便は16:00のみであり、タクシーなど他の交通便を期待できないため桃ノ木山の家を6:00発とした。

渓谷、滝などの絶景を堪能できた山行だったが、晴天に恵まれれば更に渓流のエメラルドグリーンが輝いたと想像する。