嵩山/岩櫃山(プチバリ)

道の駅たけやま。鯉のぼりが泳ぐ

山行情報

日時:2023/04/28 天候:晴れ
ランク:C-C-6:00  参加:8名
山行担当:CL3060 SL3155, 3465
記録担当:文責:3774 写真:3060, 3198, 3697, 3155, 3774

コースタイム

【嵩山】霊山たけやま駐車場10:30…11:15不動岩…11:20小天狗11:45…12:05五郎岩…12:25嵩山…12:50霊山たけやま駐車場
【岩櫃山】平沢登山口13:40…14:10櫃の口…14:45岩櫃山…15:10天狗の架け橋…15:30赤岩登山口…16:10岩櫃城址16:20…16:30平沢登山口

コースマップ

記録日:2023/04/28
合計距離: 3277 m
最高点の標高: 789 m
最低点の標高: 554 m


記録日:2023/04/28
合計距離: 4855 m
最高点の標高: 802 m
最低点の標高: 488 m

山行記

これまでずっと山行スケジュールを見ながら「プチバリ、参加したいなぁ」と思いつつおあずけ状態だったが、昨年の幕岩教室、今年のプチバリ説明会に参加し、やっとプチバリ切符を手に入れることができた。

当日は2箇所に分かれて集合し車で移動、関越自動車道の高坂SAで合流し、3時間程度で最初の目的地、嵩山(たけやま)の登山口「道の駅たけやま」に到着。GWを前に晴れ渡った空、駐車場から山に向かって鯉のぼりが泳いでいる。眩しい日差し、すっかり初夏の陽気の中でのプチバリデビューだ(入門コース)。 

嵩山は標高789m、2時間弱で登れるハイキングコース。嵩山三十三観音が祀られており、コース途中の岩場や鎖場の先に観音様が鎮座されておられる。見つけるのもちょっとした探検だ。バリが目的なので、三十三すべての観音像を探すわけにはいかなかったが、鎖場を登ってトラバースした先の岩穴(弥勒穴)は、思わずありがたくて拝みたくなる(笑)。ぜひ立ち寄っていただきたい。不動岩、小天狗、大天狗の手前の岩場&鎖場で、まずはウォーミングアップ。下山後は、車で20分弱、2座目の岩櫃山(いわびつやま)平沢登山口へ向かう。 

沢通りから登山開始。水は流れていないが、沢筋でこの時期は新緑がきれいだ。9合目まで登ると空が開けて、その先の岩櫃山山頂(標高800m)が見える。ここから岩場のアップダウンが見えてワクワクする。岩櫃山に到着、見晴らしもいい。天気もよく、のんびり午後の陽気にまどろんでいたいところだが、ここから先はプチバリらしいコースになる。

岩場のアップダウンを繰り返すが、岩登りも鎖を持って下りるのも、スムーズにできているのを感じる。それもそのはず、幕岩教室以降、外岩も経験していて、ほんのちょっとの足場や持ち手を見つけ、バランスをとって登ったり懸垂で下りたりを経験しているからだ。それにくらべると足場も持ち手もあり三点支持で楽に登れるし、鎖をもって下りるのも懸垂下降の要領で、岩場に足をついてスルスルと下りることができる。幕岩教室を出てからプチバリに参加するというみろくの参加条件に、とても納得できた。 

密岩登山口に下りると人家が見えたので、これで終了かと思いきや、赤岩登山口からもう一度登り返し(けっこうキツイ)。岩櫃城跡から駐車場の平沢登山口に下山し終了!帰りは高速のSAで食事をし、神奈川県まで戻ってきたのは夜だったが、個人では公共交通機関で行ける山にしか行っていないので、このように普段は行けないようなバリエーションルートや、不便な登山口でも車で連れて行っていただけるのはとてもありがたく、みろく山行の醍醐味だと思う。次はぜひ泊まりと懸垂下降があるプチバリに参加したい。 

嵩山は吾妻八景の一つで、山頂の大天狗からの眺望は素晴らしい。山内には烏帽子岩、胎内くぐり、男岩、女岩などの史跡や怪石が連なっている。嵩山城落城の約140年後の元禄15年(1702年)、嵩山合戦で悲惨な最期を遂げた犠牲者を供養するために、坂東三十三番の観音像が建立された。

【CL追記】

岩櫃山は吾妻八景を代表する景勝地として有名。長年の雨や風と吾妻川の流れによってできた断崖絶壁の山は、紅葉や新緑の時期によって表情を変える。東吾妻町役場ホームページによると、大河ドラマ「真田丸」のオープニングに登場する山としても有名で、登山口には観光案内所がある。 



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