西上州・立岩/大岩~碧岩(プチバリ)
山行情報
日時:2023/04/19 ~ 2023/04/20 天候:晴れ/晴れランク:C-C-6:00 参加:8名
山行担当:CL3060 SL3668
記録担当:文責:3824 写真:3785他
コースタイム
1日目
荒船山立岩登山口(線ヶ滝登山口)11:15…12:21東立岩12:31…12:58立岩13:05…13:47威怒牟畿不動滝13:57…14:00荒船山分岐…14:30荒船山立岩登山口(線ヶ滝登山口)≡こだたみキャンプ場(泊地)
2日目
こだたみキャンプ場(泊地)≡ 07:40三段の滝入口…08:10三段の滝08:15…09:35大岩09:55…11:20碧岩12:00…12:50三段の滝12:55…13:25三段の滝入口
山行記
1日目
逗子葉山駅前に集合し、2台の車に分乗して立岩登山口に向った。下仁田ICから線ヶ滝登山口までは結構距離があり、11時にやっと到着した。
標識に従い沢沿いを歩くとほどなく雑木林の斜面になるが、ざれかけた急斜面は枯葉に覆われており、落石に注意が必要だ。鎖場に突き当たり、片側が切れ落ちた岩場をトラバース気味に登ると、東立岩と西立岩のコル部に出る。東立岩は林の中で、その東側には見晴らしが良い開けた所があり、立岩東峰の小さな標識があった。西の方角には、赤岳から蓼科山まで南北に長々と連らなる八ヶ岳連峰の白い山並みが見える。中山峠以北の北八ツまで、このように真横から鳥瞰できる場所は珍しいと思った。コルに戻り、ヤブっぽい岩稜帯を行き西立岩に至ると、浅間山の頭が間近に見えた。
西立岩からは両側が切れ落ちた細い稜線で、イヌムキフドウ(威怒牟幾不動)の分岐標識からの下りには鎖場が1ヶ所ある。威怒牟幾不動は30m程度の滝の内側で、岩室にある祠は崩れかけている。こんなところにもかつては修験者が居たのだろうか?登山口に戻り線ヶ滝を見学して、泊地のこだたみキャンプ場に向かう。コテージに泊まり快適な夜を過ごした。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 立岩への登山口
- これから登りだ
- 立岩手前の岩場トラバース
- 見晴らしはあまりないので通過
- 東峰から。雪の南八ヶ岳
- 立岩東峰からの見晴らしが素晴らしい
- 西立岩の石仏
- 浅間山の眺め。西立岩から
- 西立山へ。ピンクのアカヤシオがきれいだ
- 威怒牟幾不動へ。ここからは細い稜線
- 枯葉混じりの鎖場
- アカヤシオがきれい
- 細い岩稜の鎖場
- オーバーハングの滝の後ろがイヌムキフドウ
- 駐車場近くの線ヶ滝
2日目
コテージより、三段の滝入口の駐車場へ移動。三段の滝までは道が整備されているが、その上は所々にテープがあるが、斜面が急で不安定だ。
大岩山頂の手前は、鎖やロープがある岩稜帯で注意しながら歩く。大岩の頂上からの見晴らしは良くないが、次に行く碧岩が見える。山容はマッターホルンに似て、鋭く切れ落ちて荒々しい。
コルから碧岩への取り付きの岩場には残置ロープがあるが、古くて頼りないので30mロープを出してSLによる確保で通過した。碧岩の頂上からは、今日登ってきた大岩の2つのピークが切り立って見える。ここから下りの岩場では、登りで張ったロープにより懸垂下降1ピッチで下りた。それ以降は150mほど尾根伝いに下ったが、沢筋への下りでは枯葉が厚く溜まった急斜面となり、足場が不安定で転びやすく、落石に注意しながら非常に慎重に下った。三段の滝からは標識もしっかりした一般道で、事故もなく全員安全に駐車場に戻った。
【CL追記】
前回の山行は12月初旬だったため、寒かった思い出がある。今回は4月中旬、新緑とアカヤシオを狙っての時期とした。立岩は線ヶ滝駐車場から、碧岩は三段の滝を越えていくルートで、どちらも優美な滝の観光を兼ねた山行。宿泊地の神流川恐竜センターのコテージも快適で定宿となりそうだ。
写真をクリックするとスライドショーになります。
- 今日もアカヤシオ
- 岩稜の始まり
- 大岩から碧岩を眺める
- 大岩でひと休み
- 登りはきつかった。碧岩のアカヤシオ
- 碧岩の下り。ここから懸垂下降
- 急な斜面を下る
- 三段の滝
- 三段の滝