水無川本谷

F6のチョックストーン滝に臨む

山行情報

日時:2023/04/22 天候:曇り時々晴
ランク:D-C-8 参加:5名
山行担当:CL2860 SL3623
記録担当:文責:3697 写真:3623, 2860

コースタイム

戸沢08:18…08:32堰堤上08:42…09:02 F1…09:53 (810m) 10:03…11:00 F5上 11:15…12:26 F8 12:36…13:15尾根取り付き…13:53表尾根合流点…14:00塔ノ岳14:30…14:55源次郎尾根取り付き…16:45戸沢

山行記

渋沢駅に集合し、CLの車で戸沢に向かう。戸沢手前の未舗装路はでこぼこ道で、車の底部を傷めないように速度調整やコース取りなど、慎重に運転する必要がある。駐車場には既に沢山の車が駐められていたが、幸い空きスペースがあった。自分にとっては10ヵ月ぶりで今シーズン初の沢登り、何となく不安な気持ちが覗くも、沢装備を着けて早速スタート。

F1は巻き、F2はSLがリードでセットしたロープにアッセンダーを装着して、右壁から登攀することになった。ロープとの相性含めてアッセンダーの効きを確認して登攀開始、全員問題なく突破。

F3も同様にアッセンダーで登るも、今回は途中にセットされたクイックドローをくぐらせる必要があるが、その作業に手間取っているうちに足が滑り、ザックの重みでからだが後ろに投げ出され、自分の感覚では2メートルほど落ちて宙づりになってしまった。足でしっかり支えていたつもりだったが、一瞬にして底が抜けたような感覚だった。アッセンダーが実際に効くことを体感した瞬間だったが、身体の無事を確認し、姿勢を立て直して再び壁に取り付き、登攀を再開し、その後は問題なく通過できた。

F6は今回の中では最難関とのことだが、全員難なく突破。F8は右に大きく高巻くが、取り付きは急登のザレ場で足元も緩く、落石が避けられないため、一人ずつ慎重に登り切り、全員がその場所を通過するのを確認して移動した。

F9は登らず、詰めは尾根を目指して急登を進み、途中の小岩桜を楽しみながら、塔ノ岳山頂近くの表尾根に出る。安堵感と達成感の中、沢装備のまま塔ノ岳の山頂で記念撮影。多くの一般登山者がいる中、何だかいつもと違う塔ノ岳を感じながら、装備解除と遅めの昼食。

下りは源次郎尾根を経由して、満開の豆桜と表尾根の稜線や南面の景観を楽しみながら、書策新道に合流し、無事戸沢に到着。前日の季節外れの暑さから急に冷えたせいか、全くヤマビルに出会うこともなく快適な沢登り、山登りを楽しむことができた。



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