千畳敷~木曽駒ヶ岳

木曽駒ヶ岳千畳敷カール

山行情報

日時:2021/07/25 ~ 2021/07/26 天候:晴時々曇
ランク:B-B-4 参加:27
山行担当:CL3452 SL2731,3428,3561,3630
記録担当:文責:3755,3756 写真:3630

コースタイム

1日目
菅の台BT10:00‐(連絡バス)-しらび平10:30‐(ロープウエイ)-千畳敷10:50…天狗荘14:20
2日目
山荘6:00…中岳6:15…木曾駒ケ岳7:10…天狗荘8:50…千畳敷11:00‐菅の台BT12:00

山行記

1日目

海老名からの団体バスはとても綺麗で快適。駒ヶ岳ロープウェイへの連絡バスは乗り換え時間ゼロで、入会して初めてリーダーの方々の素晴しさを感じた。

スイスイとロープウェイに乗って、前方の位置を確保できた。その景色の素晴らしいこと、水が豊かで小さな池を作りながら滝が髄所に落ちて行く。木々は標高が上がるにつれてその種類を変えて行く。2000mを超えると信じられないような岩場の斜面に樹が生えて、その間に可愛らしい高山植物がいっぱい。 

そして、ロープウェイが到着すると千畳敷カール。着いた頃はガスがあったが、お昼を食べながら晴れ晴れ晴れろ~と踊って唱えていたら、出発頃には真っ青な空が広がった。さぁ、お花畑に出発。 

入口から色々な高山植物が迎えてくれる。シナノキンバイ、ミヤマキンバイ、キバナノコマノツメなどの黄色いお嬢さん達が優雅に風に揺れている。圧巻だったのは、60年に一度の当たり年のコバイケイソウ。真っ白なそれが一面に揺れているのは夢のよう。そして、小さなクロユリやイワツメクサやコイワカガミなどなどお花に詳しい先輩方に教えて頂きながら歩くのは格別だった。 

お花畑を過ぎて岩場の斜面に進むと岩の間にヒメウスユキソウがいっぱいだ。振り返ると下には、青い空とお花畑が広がる。夢心地のまま今日のお宿の天狗荘に到着した。なんと天狗荘は貸し切り。トイレ(これは大事なポイント)は改修工事が済んだばかりでピカピカだった。

寝る前には、会の皆さんのお話をお聞きしてすごく楽しかったなぁ。それから夕日を少し、暗くなったら星空も、しばらくして昇った真っ赤なお月様が神秘的で綺麗だった。 



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2日目

昨夜遅くから風が強くなり、朝目覚めた頃には、天狗荘は霧の中だった。5時からの朝食はお隣りの宝剣山荘での提供。シンプルな朝食だが、おかわり自由のご飯とお味噌汁が冷えた体を温めてくれた。小屋の辺りの気温は10℃、風速9mとなっていたが、小屋番さんの話では、「晴れてきますよ…」とのこと。食後、全員で準備体操をしてから出発した。 

まずは中岳へゆっくりと花の散策をしながら登って行く。コマクサの群生はとっても綺麗で皆さん各々に写真撮影を楽しむ。中岳頂上に到着する頃には、少しずつ霧も晴れてきて青空も見えてきた。 

いったん頂上山荘を超えて木曽駒ヶ岳へ。頂上から富士山や奥穂高も見られるなんて、なんと幸運なことか。絶景を堪能した後は周回ルートで戻る。こちらのルートではなんと白いコマクサが咲いていた。 

頂上山荘に付いた時刻はちょうど8時…。雷鳥の飼育放鳥の時間ピッタリだ。「雷鳥を呼ぶ女(自称)」だそうなCLに感謝、雛を連れた雷鳥は最高に可愛かった。 

昨日登ったルートを下って千畳敷カールへ。山行の終りは、「こまくさの湯」でビールと地元名物を堪能して疲れを癒した。

【CL追記】 

今年は高山植物の当たり年。特に千畳敷カールのコバイケイソウは圧巻でした。白いコマクサや雷鳥も見ることが出来ました 



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