槍ヶ岳ピストン(個人山行)
山行情報
日時:2020/08/14 ~ 2020/08/16 天候:晴れ強風ランク:C-C-8:30 参加:13名
山行担当:CL3205 SL3956、2654、3409
記録担当:文責:3205 写真:3205
コースタイム
(1日目)松本駅-新島々-バス-上高地…徳沢ロッジ…横尾山荘(泊) 歩3:20
(2日目)泊地…槍ヶ岳山荘…槍ヶ岳…槍ヶ岳山荘(泊) 歩:8:10
(3日目)泊地…横尾山荘…徳沢ロッジ…上高地BT-松本駅 歩:7:30
山行記
1日目
「大天井ヒュッテは、今シーズン営業を休止致します」
2月のコロナ前から予約していたのに、まさかの営業休止!
大天井ヒュッテ、槍ヶ岳山荘での宿泊で組んだ今年の表銀座山行(夏山定例)。
この営業休止によって表銀座縦走の夢は飛んだ。
今年のテント泊入門も全てキャンセルとなり、入門山行の最後の槍ヶ岳を楽しみにしていた人の夢も飛んでいた。でも槍ヶ岳山荘の予約は生きている!
「それなら、せめて横尾山荘、槍ヶ岳山荘泊の槍ヶ岳ピストン山行を個人山行でやろう。」と言う事で、13名の賛同を得て実施。 ほとんどの人にとって、コロナ禍の中、今年初の小屋泊山行。
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横尾山荘の2段ベットはいつもでも余裕があるが、今年は更に余裕がある感じ。
宿舎内での歓談は控え、外のベンチで2メートル余の間を取っての懇親会。つまみが置いてあるテーブルが遠い事以外は、大自然の中、楽しく談笑。
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- くま注意。まさか下山途中でクマに遭遇するとはつゆ知らず—
- 徳澤園でのお約束のソフトクリーム
- 横尾山荘での飲み会。
- 横尾山荘での飲み会。 屋外で、ソーシャルDistance
2日目
強風予報の中、槍ヶ岳を目指す。途中殺生ヒュッテあたりからは15メートルはありそうな向かい風の中、小屋に到着。 山頂アタックをするか悩んだが、風は登攀ルートの反対側から吹いている為、山頂は注意する必要はあるが、登攀中は突風の危険も少ないだろうと判断して、2時から山頂を目指す。 思いのほか風は弱く、山頂もほとんど風がない状態。ただ、残念ながら視界は不良。 それでも13人中、リーダー以外の9人が槍ヶ岳初登頂と言う事もあり、皆それぞれのポーズで登頂記念の写真に納まっていた。
コロナ禍を今山行中で一番感じたのは、小屋の夕食。
テーブルの間隔をあけ、教室座りで、全員が前を向いての食事。 向かい合って談笑する事もなく、静かに食事を楽しむ。 普通なら自分で下げる食器も、全て小屋の方にお願いする。
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- 2日目、いざ槍へ!
- この時、風速は15メートル!
- 強風の中、小屋に到着
- 槍の途中はこんな感じ
- 山頂まで最後のはしご。
- 山頂からうっすら小屋が!
- 下山途中、余裕の笑顔!
- 一番上にうっすら山頂がみえます。
- 結構厳しい所も余裕の笑顔!
- 無事下山。初槍登頂の9名も満足と安どの笑顔!
- 槍が見えた!
- 山頂がくっきり
- あんなところに登ったんだ!!!!
- 新しい小屋の夕食。教室座り。
- 普段なら9人寝る場所に、今年は3人!
3日目
我々登山者もいつも通りに、山に行けないフラストレーションを感じる今年の夏山であるが、いろいろな知恵を使いながら、感染予防をしながら運営してくれる小屋に大感謝。
感謝の気持ちもあり、みんな、多くのお土産(槍Tシャツ、槍手ぬぐい等)を買い、楽しい思い出と共に、灼熱の下界に無事下山したのでした。
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- 槍を見ながら下山開始
- もう槍は影に隠れてしまいました。でもカールがきれい。
- 無事下界に到着。