北岳(ゆっくり)

日本2番目の山頂での集合写真。360度パノラマでTop of the World!

山行情報

日時:2021/07/17 ~ 2021/07/19 天候:全日快晴
ランク:B-B-6.5 参加:14名
山行担当:CL3205
記録担当:文責:1日目:3723 2日目:3698 3日目:3661  写真:3205他

コースタイム

1日目
甲府駅BS9:05=11:00広河原BS11:05…11:15広河原山荘11:57…14:55白根御池小屋

2日目
白根御池小屋5:50…8:45小太郎屋根分岐9:42…10:24北岳肩の小屋10:55…12:00北岳山頂12:30…12:00北岳肩の小屋

3日目
北岳肩の小屋5:45…6:18小太郎屋根分岐6:23…8:15大樺二俣8:20…8:50白根御池小屋9:15…11:30広河原山荘…11:35広河原BS12:00=13:50甲府BS

山行記

1日目

甲府駅よりバスに揺られる事約2時間で広河原BTに到着。雲ひとつ無く晴れわったった夏空の元登山開始❗️ しばらくすると急登が続き、斜面を見上げると、「花の名峰北岳」と言われるだけあり可憐な花々が咲き誇っていました。特に印象的だったナナカマドは白い花を付けて夏の到来を告げている様でした。ナナカマドの花言葉、慎重ー。まさに私たち登山者を静かに見守ってくれてるかも?

1泊目の白根小池屋はとても清潔! 食事も温かいスープも美味しかった♪ 明日は皆で登頂出来ます様に、と祈りつつ夢の中! 天気、景色、花々全てが満足度100%以上! 感謝、感激有難う御座いました。



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2日目

快晴の青空の下、朝6時。静かなリゾート地のような白根御池小屋2,230mを出発。眼下の御池がすぐに小さくなる程の急登、草滑りを経て9時小太郎尾根分岐点着2,860m。

美味しいコーヒーに元気を頂き、青天井&360度見渡せる山並み、近くに鳳凰三山、甲斐駒ヶ岳、仙丈ヶ岳、その後ろに八ヶ岳…前日リーダーより手作りのパノラマ状になる山の名前がわかるカラーの山並みプリントを各自いただき、照合出来てとても助かる。

10時北岳の肩3,000m、肩の小屋着。11時アタックザックに変え北岳山頂へ。岩の山の為三点支持。ストックは使わず一歩一歩足場に気を付け進む。さすが日本第2位、 高峰の威容を感じる。青空に雲が少しずつ湧いてくる。間ノ岳に続く稜線も美しい。岩の隙間に咲く高山の花たちは可愛いい。岩場を進んで行くと リーダー曰く 『ワオー!ポイント』に到着。今まで見えていなかった山頂への道が眼前に飛び込んで来る、本当の山頂はここまで来ないと見れない! 頑張って山頂へ立つ。北岳3,193m。360度のパノラマを30分も楽しみ、下山開始。リーダーのもと慎重に進む。

14時肩の小屋着 。小屋の近くに咲いているキタダケソウをパチリ。外のテーブルで昼食とリラックスタイム。夕食後のおしゃべりタイムを経て19時過ぎ、東の空は濃いブルー。その中に富士山のシルエット。西の空は雲の切れ間から赤やオレンジ色の夕焼け。3000mからの自然が魅せる美しい空に感動。北岳に登れて本当に良かった。全てに恵まれた2日目でした。



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3日目

3日目の朝は雲海が広がる中、神々しいご来光、朝焼けの幻想的な富士山を見ることが出来ました。この日は往路の「草滑り」ルートは通らず、小太郎尾根分岐~大樺沢右股コース~白根御池小屋~広河原バス停まで3,000mから1,520mを一気に下山します。

右股コースはお花畑の北岳と言われるだけの高山植物を沢山見ることが出来ます。北岳の山頂付近でしか見ることの出来ないキタダケソウを始め、シナノキンバイ、イワカガミ、エゾカワラナデシコ、マルバダケブキ、イワベンケイ、チョウノスケソウ、キンポウゲ等々。秋には紅葉が綺麗なナナカマドも、夏には白い花を咲かせていました。

雪渓からは涼風が吹き渡り、振り向くと北岳バットレスと呼ばれる岩壁、お花畑、真っ青な空。下山するのが名残惜しく、何度も足を止めては振り返り、景色を目に焼き付けました。樹林帯では段々と歩くペースが落ち疲労が出てきましたが、馬のように泣くコマドリや、爽やかなエゾハルゼミの合唱に癒されながら歩き続けました。

下山中は決して気を抜かずに「足元集中!」。危ない所では「ここからはおしゃべりしない!」とリーダーが的確に声を掛けて下さり、皆無事にバス停に辿り着く事が出来ました。3日間お天気に恵まれ、憧れの北岳に登頂し、大満足の山行でした。



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