蔵王と南面白山と

蔵王・お釜

山行情報

日時:2021/10/08 ~ 2021/10/10 天候:1日目 曇り、2日目 霧雨まじり曇り、3日目 晴天
ランク:A-B-5:00 参加:21名
山行担当:CL2496 SL2797、3524、2006
記録担当:文責:1日目3742、2日目3780、3日目3498 写真:3524

コースタイム

1日目:歩行時間2時間
山寺駅14:00…14:27山寺(立石寺)…15:30山寺駅

2日目:歩行時間5時間
南面白山駅 9:45…10:07コスモス畑展望台(休息)10:12…12:40南面白山山頂13:05…15:23コスモス畑展望台15:33…15:55面白山駅近民宿

3日目:歩行時間3時間
蔵王ロ-プゥエ-山頂駅…10:25…10:50地蔵山10:53…12:00馬の背手前(昼食)12:30…13:00熊ノ岳13:05…13:50地蔵山13:55…14:10ロ-プゥエ-山頂駅

山行記

1日目

【山寺(立石寺)】                        

前夜の震度5でよく眠れない夜を過ごし、朝一番、動いていた京浜急行で集合場所の東京駅に向った。地震の影響でJR各線が運転を見合わせていたので、全員が揃うまで時間がかかり,4時間遅れの11時発山形新幹線つばさで出発した。

山形駅で仙北線に乗り継ぎ「閑さや…」で知られる山寺へ。千もある石段を休むことなく登り、斜面の所々が紅葉し、深まりつつある秋を感じることができた。初日の宿は蔵王温泉のホテル。にごり湯にひたりホッと一息、料理も堪能した。

文責3742 



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2日目

【南面白山】                          

小雨の中を蔵王温泉を出発し、山形経由で面白山高原駅へ。駅と隣接している今晩の宿「藤花荘」でサブリックに詰め替え、軽装備で出発する。スタートからお天気霧雨(お天気雨をもじって)で、コスモスベルグ、里山のススキの中を通過して、登山道に入り樹林帯の中を歩いた。一部の木は葉先が紅葉していたが山中の紅葉はこれからだった。

途中小規模な岩場を通過して無事に南面白山山頂に到着。山頂付近は曇っており視界は全くない。ほどなく霧雨が降り始めたので、早々に往路と同じルートで下山した。お天気霧雨のお蔭で行きも帰りも虹の送迎を受け、無事全員下山できた。

文責3780



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3日目

【蔵王・お釜】                           

やっと晴天、8:06仙山線とバスで再び蔵王を目指す。ロープウェー2期を乗り継いで10:35地蔵山頂駅(1661m)着いた。

山の上部に立枯れの木々が広がっているのが気になる。2016年の虫害でアオモリトドマツが枯死し蔵王の樹氷は今も減少しているという。熊笹の間を登ると1736mの地蔵山山頂、いっきに空が開け、遠く朝日連峰や飯豊連峰が見える。左手は雲海、風がとても心地よい。ここからは広々とした稜線を歩く。火山性の礫地になると爆裂火口が見え、更に進むと念願のお釜とご対面。緑の水と赤茶の大口壁と湧きたつ白雲の青空、さすがの迫力だ。これほどよく見えることは少ないそうで、お天気を読んでの行程変更が大成功。朝、宿で作ったおにぎりで昼食し、熊野岳を経て山麓駅に降りた。

文責3498

CL追記 

天気が不順予想で、晴天の見込まれる10日を蔵王登山とし、8日は山寺と紅葉川渓谷ハイキング、9日を南面白山と設定し直し参加者に連絡した。ところが出発前夜の強い地震で東京周辺のJRが不通となり出発時間が大幅に遅くなった。その影響で8日は山寺の見学は可能だったが、紅葉川渓谷のハイキングはできなかった。 

9日、面白山駅あたりは終日霧雨だったが、少し離れた場所で日が差しているところがあり、おかげで大きな虹を行きも帰りも見ることができた。南面白山の登山道は、頂上直下が岩場、ガレ場、急登で、岩の苔が濡れていたため緊張を要した。 

最終日、10日の蔵王登山は夏日のような晴天に恵まれ、お釜の水がエメラルドグリーンに美しく輝き、正面に屏風岳が望め、最高の景色。昼食後、馬の背を10分歩き引き返した。観光客が多くロ-プウエイが40分待ちになり、予定より早めの下山にしたが、1時間ほど遅い山形駅到着となった。 



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