木曾駒ヶ岳～越百山

山行情報

日時：2021/10/09 ～ 2021/10/11　天候：晴れ
ランク：C-C-10:15　参加：9名
山行担当：ＣＬ3063　　ＳＬ3224,3418
記録担当：文責：3785　写真：3785

コースタイム

1日目
千畳敷駅12:10発…宝剣山荘12:50着 13:15発…中岳13:25着 13:25発…木曽駒ヶ岳13:50着 14:05発…宝剣山荘14:40着

2日目
宝剣山荘5:30発…宝剣岳5:45着 6:15発…三ノ沢分岐6:55着 7:00発…コル8:00着 8:10発…濁沢大峰8:25着 8:25発…コル9:10着 9:15発…檜尾岳9:50着 9:55発…熊沢岳11:20着 11:35発…P2703 12:25着 12:35発…東川岳13:10着 13:15発…木曽殿山荘13:40着

3日目
木曽殿山荘5:00発…空木岳6:40着 6:55発…赤梛岳8:00着 8:05発…南駒ヶ岳8:45着 9:00発…P2712 10:05着 10:10発…三角点11:15着 11:25発…1890m12:20着 12:30発…四合目13:20着 13:30発…福栃橋13:50着 13:55発…伊奈川ダム上駐車場14:30着 14:30発…伊奈川ダム14:55着 16:00発…ゲート16:10着

山行記

1日目

参加者はCL，SLを含めて9名。幕岩や沢登りのベテラン、もうすぐ百名山達成という強者が多い中、私は今年の5月に入会したばかりの初心者で、宿泊での山行は初めて。SLからヘルメットを推奨と連絡が来て、そんな難易度の高いところだったのかと慌てて山行前日にJROに入会。

早朝バスタ新宿に集合、高速バス、タクシー、ロープウェイを乗り継ぐ。ロープウェイの到着駅の千畳敷カールで集合写真を撮ろうとすると、愛想のいい男性が撮影を買って出て宝剣岳の標識の前に移動し撮影。宝剣岳は宝が付いているので剣岳より凄いみたいなことを言っていたので、あれって字が剱じゃなかったかなと思いながら愛想笑いをする。そこから40分ほど登って宝剣山荘に到着。余計な荷物をデポして木曽駒ケ岳山頂に登る。14時半頃小屋に戻り、早速ビールで乾杯！ 1日目はちょっとした観光気分。ガスが多かったのと天空ソフトクリームが売り切れだったのは残念だった。

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2日目

5時半スタートでまずは泊地の目前の急峻な宝剣岳に登る。高度感がある鎖場に高揚しながら頂上へ到着。

CL、SLの2人は頂上の空中に突き出した一人立つのがやっとの岩に立ってポーズ、流石！　檜尾岳に向かう崖ではロープを下ろして、先週三点支持学習で習ったばかりのプルージックを実践した。檜尾岳から熊沢岳の岩稜は山頂まで伸びる登山道が見渡せて思わずにやけてしまう。岩稜歩きでは前の人を見て斜めの石や尖った石に乗ってもいいのかと知る。

熊沢岳での休憩で、朝CL、SLが沸かしてテルモスに入れてくれたお湯を飲む。単なる白湯なのに飲むとほっとした。泊地の木曽殿山荘を見下ろす場所に着いた際、それまでガスで見えなかった空木岳が挨拶してきた。2日目はほぼコースタイム通りになり、休憩時間を除くとコースタイムより速い結果となった。

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3日目

5時スタート。前にSL、後ろに経験者に付いて頂いた。真っ暗で強風の中、手を使って這いつくばるように登る。後ろの人に「風は大丈夫だから、この程度の登りは脚だけで登らないと後で疲れる」とアドバイスを頂く。

空木岳の頂上に着いた頃には風も雲もなく、眺める景色は頑張って登った者だけが堪能出来る360度の大パノラマ。木曽駒ヶ岳、宝剣岳、甲斐駒ヶ岳などの南アルプス、そして御岳山。もちろん初心者の私が山を見ても名前がわかるわけがなく、SLや他の参加者に教えて頂いた。そこから向かった南駒ヶ岳でタイムが遅れてきてコース変更。スリル感たっぷりの岩場を通過し、長い下りをひたすら降りる。

沢まで降りて早めに下山出来そうなので、予約したタクシーの時間を早めようとＣＬが電話しても電波は届かない。待ち合わせ場所の今朝沢橋の駐車場から1キロほど先の伊奈川ダムに下りても電波は届かず。ダムの前でお湯を沸かして頂き、休憩して待つこと1時間。予約時間の16時になっても来ないのでＣＬが様子を見に駆け降りる。1キロほど下ったトンネルの先にゲートがあり、関係車両以外通行止めになっていた。そこでタクシーは30分以上前から待っていた。CLのこのファインプレーで予定の電車に間に合い、無事帰宅。

CL，SLの責任感に敬服し、参加者の皆様にも感謝。私にはレベルが高過ぎましたが、3日間天気に恵まれ最高の山行となりました。

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