立岩、大岩・碧岩(プチバリ)

大岩を目の前にして碧岩を下る

山行情報

日時:2021/12/03 ~ 2021/12/04 天候:晴れ
ランク:D-C-6:00 参加:11名
山行担当:CL3155 SL3465、3060
記録担当:文責:3722 写真:3155、3465他

コースタイム

1日目
荒船山立岩登山口 11:14発…東立岩  12:27着  12:46発…立岩  13:14着  13:21発…荒船山分岐 13:48着 13:53発 …威怒牟畿不動滝(いぬむぎふどう) 14:06着 14:16発…荒船山立岩登山口 14:49着

2日目
三段の滝入口  07:56発…三段の滝 08:40着 08:41発…大岩 10:09着 10:18発…碧岩 11:06着 11:25発…懸垂下降点 11:35着  12:27発… 三段の滝 13:05着  13:08発…三段の滝入口 13:39着

コースマップ

1日目

2日目

山行記

1日目

海老名駅から高速道路を乗り継ぎ到着した滝廻りで有名な限界集落も多い群馬県南牧村では、ノスタルジック感溢れる古民家と夕焼けのオレンジを連想させる多くの柿が登山口に向かう僕ら一行を朝から迎えてくれた。  

初日に予定の立岩は1265mと小ぶりなイメージだが実際に車窓から垣間見た岩峯は東・西に別れ、なかなか凛々しい岩峯にテンションが上がる。 

11時過ぎに東立岩を目指し登山を開始。歩きやすい樹林帯を小一時間も進むと足下はザレ場な小石の多い登山道と鎖場があらわれ、落石予防のヘルメットを急遽被り鎖場を乗り切る。  

稜線上では予想外の数メートル程のナイフリッジが出現し、心臓の鼓動が高まるも無事に通過。山頂付近での行動食時間には抜群の天候に恵まれ遠く八ヶ岳、北アルプスの雪山容をも垣間見ることができた。西立岩付近ではではいつからか吹き始めた上州名物からっ風の洗礼を受けながらの登頂となるも、刺激のある時間を過ごせた。 

下山途中には崖の途中にある落差40m程の威怒牟畿不動滝(いぬむきふどう)に立ち寄り、最後に南牧三名瀑の一つで有名な線ヶ滝を楽しむ。実に優雅に一筋の線を描く様に落下する流線姿は必見の価値ありだ。 



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2日目

翌日は大岩・碧岩へ向け朝8時に登山口を出発。冷やりした気温の中体を温めながら沢沿いに沿って登上し、40分程で三段の滝へ到着。南牧三名瀑のもう一つのこの滝は碧岩を源流とし落差50mから流れ落ちる滝姿は雪の季節にもぜひ訪れたいと思ったのだが、よくよく見るとなぜか滝は三段ではなく四段に分かれていると誰かが呟いていたとおりだった。 

この後大岩をめざし黙々と登山道を上がって行くのだが、碧岩分岐辺りから昨日以上の上州からっ風のお迎えとなる。天気予報で風速5以上(最大風速15)の予報時間帯もありゴウゴウ唸る冷風に一同思わず寒い〜の連発。木々の合間から見え隠れする大岩へ無事到着し小休止の後すぐに碧岩へ向かう。 

落ち葉を踏みしめサクサクとアップダウンを繰り返しながら到着した碧岩では谷川岳や浅間山方面の山容を見渡せ、どこまでも続く澄み切った初冬の絶景を楽しめた。碧岩から途中10メーター程の岩壁を練習がてら懸垂下降してメインイベント終了。帰りの車中では既に次回春先のプチバリ山行が待ちどおしくなってしまった自分に気がついたのだった。

【CL追記】 

例年は11月前半に行っている山行だが、今回は諸般の事情で12月はじめの実施になった。防寒対策をするように連絡していたが、寒くて眠れなかったという参加者がいた。また山行中にも冷たい風に吹かれることがあった。今後はやはり11月中旬までに実施したい山行だと思った。 

 



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