房総・伊予ケ岳~富山

燃える夕陽。雲の合間からさす光は光芒というそうな。荘厳でした。

山行情報

日時:2022/01/12 天候:晴れ
ランク:B-B-5 参加:18名
山行担当:CL3561  SL2956、3227、3120
記録担当:文責:3683 写真:3561、2952、3198

コースタイム

久里浜港フェリー乗り場8:20―9:00金谷港・・・9:10JR浜金谷駅―9:22JR岩井駅=10:05国保病院前BS…10:20平群天神社…10:55展望台…11:20伊予ケ岳南峰…11:35伊予ケ岳北峰…12:35展望台…13:35水車小屋…14:35富山…15:36JR岩井駅

[注] ― 公共交通機関 = タクシー ・・・ 徒歩

山行記

前日の荒天から一転して、朝から快晴。久里浜港からのフェリーに心躍らせながら乗船し、甲板から見える雪景色の富士山に歓声が上がる。ローカル電車とバスを乗り継ぎ登山口に着く。

小春日和の中、汗ばみながら歩みを進める。展望台からキラキラ光る海と房総半島を眺め、一息ついてから見上げる程の鎖場へ。ロープをつたいながら一人ずつ足場を確かめ注意深く登る。「膝をつけないで脚力で登るように」との指示に従い、ロングコースを楽しむ。登りきった山頂から臨む景色は爽快感抜群で、336メートルの低山とは思えない高度感と絶景パノラマ。さらに荷物をおいて北峰へ。ここもまた360度見渡せる眺望。戻りは登るときより慎重に後ろ向きでロープを使い、スリリングなコースを緊張感をもって、降りていく。

ここからは一転、遠足気分。ゆずの実に季節を感じ、レッドペッパーの木の前で香りを楽しみ、水仙の花を横目にのどかな山道を進んで、クレソンの収穫へと向かう。湧き水の出ている池の畔のクレソンはシャキシャキと絶品で、今晩のおかずの一品に笑顔が溢れる。夢中で収穫をして、ふと気づけばいい時間、急いでみかん畑の中を進み、富山(とみさん)の山頂、北峰を極めた後、岩井駅に下る。

帰りのフェリーでイワシバーグに舌鼓を打ち、沈みゆく夕日に心奪われながら、満喫した岩登りを振り返る。みろくの方々と親睦を深められた山行に感謝。新春の東京湾横断と房総のマッターホルンを十分に楽しめた、実り多い一日だった。

【CL追記】
最近は温暖化の影響か天候不順が増加し、東京湾フェリーも強風による欠航が増えたと聞く。下見時も復路が欠航し、木更津から高速バスで帰る羽目になった。この山行は船旅を楽しむ事も目的の一つなので、それからは当日の雨と共に風が心配で毎日天気予報サイトを確認する日が続いた。結果、前日は雨、当日快晴、翌日強風でフェリー欠航となり、私の祈りが通じたのか参加者が強運なのか、新春の船旅と房総・マッターホルンを楽しむ事ができた。



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