赤城 黒檜山・駒ヶ岳合同山行(雪山・バス)

ワカサギ釣り

あまりに釣れないので、ワカサギの気持ちを知るために、ワカサギになったつもりで記念撮影

山行情報

山行日:202432日(土)~33日(日) 天気:快晴 
ランク:黒檜山D-C-3:40、駒ヶ岳C-B-3:30
参加者:黒檜山12名、駒ヶ岳11名(総勢23名)
山行担当:黒檜山:CL3718、SL3859
     駒ヶ岳:CL 3562、SL3253
文責:1日目(ワカサギ釣り)3716、(スノーシュー)3714 
   2日目(黒檜山グループ)3935、(駒ヶ岳グループ)4041
写真担当:3718, 3562 ビデオ:3880   

コースタイム

1日目
相鉄線海老名駅改札口7:30…7:45東口ダイエー横ー11:00青木旅館…12:00赤城山大沼
(ワカサギ釣り)…青木旅館本館(泊地)14:00 歩行時間:0時間30分 
(スノーシュー)…青木旅館本館(泊地)15:00 歩行時間:3時間00分 

2日目
(黒檜山グループ)泊地7:20…7:55黒檜山登山口…9:30黒檜山(1,828m)…10:30駒ケ岳11:30駒ケ岳登山口/赤城山おのこ駐車場)12:00ー15:30海老名駅東口ダイエー横 歩行時間:3時間30分

(駒ヶ岳グループ)泊地7:20…駒ケ岳登山口…9:36駒ケ岳(1,685m)11:07駒ケ岳登山口/赤城山おのこ駐車場)11:17ー15:30海老名駅東口ダイエー横 歩行時間:4時間05分

コースマップ

黒檜山グループ

合計距離: 5232 m
最高点の標高: 1806 m
最低点の標高: 1340 m

駒ケ岳グループ

合計距離: 4775 m
最高点の標高: 1686 m
最低点の標高: 1341 m

はじめに

当初、別々に企画されていたふたつの山行を合同で開催することになり、今回、盛りだくさんの企画を用意しました。行き帰り同じバス、同じ宿泊先、初日はワカサギ釣りとスノーシュー、2日目は赤城山の黒檜山と駒ヶ岳の雪山山行です。参加された方からは「大人の遠足(雪遊び)」とのお言葉をいただきました。 

1日目

ワカサギ釣り

この山行案内を情報誌で見て、「釣りと山行」企画は楽しそう!是非、氷上でワカサギ釣りをしてみたいと思い、参加させていただきました。宿で昼食後、12:00から2名のインストラクターと参加者12名で快晴・寒風のワカサギ釣り開始です。明日登る黒檜山、駒ヶ岳がくっきりと見えて素晴らしい景色です。しかし、釣りでよく言われる「朝マズメ…夜明けから日の出までの前後1時間がよく釣れる時間帯」ではなく、終了は13:30と言われ、こりゃダメだ、と。釣果“0”を覚悟して氷の穴に垂らした釣り糸を見つめます。

しかし寒い(たぶん体感は-10°以下)!寒くて踊っているメンバーもいます(笑)。そのうち「釣れた!」との一声があり皆、羨望のまなざしを向けます。そうこうしているうちに、他の方にもボチボチかかり始めました。時間切れとなり撤収となりましたが釣果は全員で7匹。宿に戻ると女将さんに「この時間では大漁だよ」と慰められました。残念!CLが来年もこの山行企画をするとのこと、是非リベンジしたく思います。でも楽しかったなぁー。(文責:3716)

スノーシュー 

12:00過ぎに赤城大沼畔の青木旅館でスノーシューをレンタル。 
ワカサギ釣り班と別れて、氷結した大沼を歩き始めました。途中から山に入り西の見晴山に登り、15:00に帰着するという3時間弱の歩行でした。今回はガイド付きで、赤城山の自然や歴史の説明を受けながら歩き方を教えてもらいました。 

23日前に新雪が積り、ふかふかの粉雪と表面だけが固いモナカ雪など変化のある雪質でした。私は雪国の山間地育ちなのでカンジキ(ワカン)、スキーによる雪上歩行は子供のころからやっていました。でもスノーシューはやったことがないので体験したく、今回参加しました。 感覚的にはスキーとワカンの中間のようで、スキーのように長くなく方向転換が簡単、滑り止めがあり斜面の登り下りがとても楽でした。またワカンより雪に沈みにくいです。雪山を散策するにはとても良い装備と感じました。天気はとても良く、もう少し長く歩きたかったと思うほど気持ち良い雪山歩きになりました。 (文責:3714)

2日目

黒檜山グループ

黒檜山登山の今日、前日に引き続き快晴。朝8:00前に、雲一つない青空が広がる大沼からスタート。凍った水面の上に広がる雪原をトラバースして、反対側の周回道路へ。少し車道を歩いて登山口に到着、登山開始しました。トレースの付いた雪道を直登気味に登っていきます。 

富士山が見える場所で休憩を挟みながら快調に2時間ほどで標高1,828m頂上へ。頂上の先に絶景スポットがあり行ってみると、そこには浅間山や谷川連峰の山並みの大パノラマが広がっており、皆で感動!しばらくの撮影タイムを終え、朝同時に出発した駒ヶ岳グループに出会えることを期待して、駒ヶ岳への縦走を開始しました。 

比較的なだらかな稜線を1時間ほど歩いて、駒ヶ岳頂上標高1,685mに着きました。残念ながら駒ヶ岳グループは先に下山していましたが、こちらでも見晴らしの良い風景や大沼の凍っていない部分の紺碧の水面がとても美しく見えました。その後、転倒に注意しながら下山し11:30ごろに駒ヶ岳グループの待つ駐車場に着き山行を終了。
ワカサギ釣りは人には言えない秘密の釣果でしたが、それを補って余りある山行になりました。 (文責:3935)

駒ヶ岳グループ

5:30ごろに起床。前日の大懇親会のアルコールを抜く目的で早朝風呂を浴びて、7:00から朝食(山小屋ではなく、観光地の立派な旅館に匹敵する美味しい朝食で、満足しながらいただいた)。8:00に旅館玄関前に集合し、軽アイゼン(私は、前爪8本歯のアイゼン)を装着して、ストレッチをして出発した。天候は、前日に続いて抜けるような青空の快晴で、ウキウキ気分が高まった。

スタートは、前日楽しくワカサギ釣りした大沼を取り巻く車道脇の雪のある歩道をアイゼン装着のまま半周歩いて、登山口のある赤城山おこの駐車場まで行く。例年、全面凍結する大沼が、今年は半分ほどが未凍結で、赤城神社周辺も水面がのぞいる。昨日のスノーシューのガイドさん曰く「大沼が全面凍結しないのは、50年振りの珍しい事象」とのこと。雪の積もった歩道歩きで、アイゼン歩行の足慣らしもできたため、休まず駒ケ岳登山口からの雪山登山が始まった。

雪の状況は、数日前に降った雪が3040cmほど綺麗に残っており、登山道を外れると動物の足跡のみの綺麗な雪の斜面が広がっていた。SLの粋な計らいで、ラッセル気味の登山道を、先頭を交代しながら、プチ・ラッセルを体験しながら登って行った。駒ケ岳(1,689m)までは約1時間、のんびり周りの景色を楽しみながら登ることができた。景色は、半分凍結した大沼、昨日スノーシューを楽しんだ見晴山や地蔵岳等の赤城外輪山、尾瀬方面や武尊山、谷川連峰、白根山、北アルプスから綺麗に冠雪した浅間山、前橋市内まで、360度綺麗に見渡せ遠く富士山も見ることができた。

景色を楽しんだ後、駒ケ岳山頂で集合写真を撮って、登ってきた道を下山途中で、全員が休める広い見晴らし場で長めの休息。各自、雪原に腰をおろして雪景色を眺めながら、持って来たパンやおにぎりを食べて語らい、楽しいひと時だった。時間に余裕もあったため、下りも、各自雪山を体験する意味で、あえて登山道を外れて、トレースの無い雪の斜面を駆け下りる(木立の周りは積雪が深く、アイゼンだけでは埋没する人が続出)。終日、好天の下、やさしい雪山を沢山体験できて良かった。行き帰りのバスを含めて楽しいことばかりで「おとなの遠足(雪遊び)」そのものだった。また来年も遠足に参加したい。 (文責:4041)

【CL追記】

ワカサギ釣り・黒檜山グループ担当

快晴の空の下で、氷上のワカサギ釣りと赤城山登山ができて良かった。築100年の由緒ある旅館も快適で、何より参加者の笑顔が嬉しい山行だった。 

スノーシュー・駒ヶ岳グループ担当

スノーシューにワカサギ釣りに、アイゼンで黒檜山へ、または、軽アイゼンで駒ケ岳へ。 
宿は美味しい食事とお風呂が楽しめて、海老名から貸し切りバスの旅。テント泊山行が多い身としては極楽だった。

ビデオ