湯河原幕岩自主トレ

正面壁のラナ(左)、いつか(右)

山行情報

日時:2022/01/08 ~ 2022/01/09 天候:曇り・晴れ
ランク:D-C-1:00 参加:49名
山行担当:CL3362 SL3456、3418
記録担当:文責:3748、3687 写真:2860、3418

山行記

正面壁:2022/01/08

初参加のため凄く楽しみにしていた。当初は1月8日(土)に全員でクライミングして、翌日は希望者のみ個人山行でクライミングをする計画だったが、参加者が49名と大所帯となってしまったため会以外のクライマーに配慮して、急遽土日のどちらかに参加者を振り分けて半数ずつクライミングをする事になった。さらに各日とも4グループに分かれて、クライミングする岩場を分散した。私は土曜日のDグループに参加したが、クライミングする岩場は手強いルートが多い正面壁だ。しかし、Dグループの8名中6名が手練れのSLという豪華体制なので安心して臨むことができた。 

3連休の初日なので混雑を覚悟していたが、正面壁に着いた時は他にクライマーが居なくて拍子抜けした。曇り空で朝8時の気温が4度と寒かったのが影響したと思われるが、それにしても空いていた。朝一でウォーミングアップ定番のポニーテール(5.9)を手練れのSLがリードで登るが、少しビビッていて不思議に思った。しかし、自分で登ってみるとトップロープなのにメチャクチャ恐かった。気温の影響の大きさに驚くとともにリードで登ったSLは流石だと思った。その後も日中ほとんど日が差さず寒かったが、会以外のクライマーは2組程度しか正面壁に来なかった為、思う存分クライミングする事ができた。 

ポニーテール(5.9)、無名クラック(5.9)、コナン(5.9)、No.7(5.10b)、いつか(5.10c)、カマクラ(5.10d)、リフレクション右(5.9)の7本のルートを登り、またクラックにナチュラルプロテクションをセットする練習もできてクライミングを十分に堪能する事ができた。先輩達はそれ以外にも、ラナ(5.10b)とリフレクション(5.10d)も登っていた。私は全てトップロープで登ったが、早く先輩達の様に正面壁のこれらのルート全てをリードで登れるようになりたいと思った。   (文責:3748)



茅ヶ崎ロック:2022/01/09

私は9日組のため、8日夕方真鶴駅に降り立ち、暗闇の中、宿泊先に向かう。宿では既に8日組と9日組が合流し、意見交換会が行われ皆さんとても眩しい笑顔。夕飯を挟み更に盛り上がる。話題は、新しいクライミングシューズや手指のケア、牛の顔やら各種ストレッチ、参考にしている本やYouTube、行きたい外岩、次の計画などなど。諸先輩方の貴重な経験談には思わず身を乗り出してしまう。感染対策をとりつつ、岩沢人たちの話は続くよ、どこまでも…。 

 翌6時半朝食、7時半出発。湯河原幕岩に到着すると駐車場は一杯、既に大勢のクライマーが岩に取りついている。正面壁・アリババ・桃源郷・シンデレラと、グループごとに各ゲレンデに分かれ、それぞれ自主トレを開始する。当日は晴天に恵まれ、冬は氷の様に冷たい岩も今日はほんのりと温かい。 

 岩の状態は絶好調だが、23期幕岩卒業の私は、まだまだ不安と緊張の連続、登れるのかどうなのか不安は尽きない。普段から重力に逆らわない身体が、岩では一層重く疎ましい。ガンバ!の声援とアドバイスとどよめきの中、1本、また1本と登っていく。ガバを掴んだ安堵もそこそこに直ぐ手放す絶望、携帯電話の指紋認証ができなくなるほど指にダメージを与える岩との我慢比べ、膝にはいつ出来たのかわからない無数の黒い痣、それでももっと登りたい!と思うのだから岩の魅力は不思議だ。無我夢中であっという間に一日が過ぎてしまう。他の皆さんはとても軽快に登っていた。一年後の幕岩自主トレ、どのくらい成長しているのか楽しみにできるよう練習を続けたい。    (文責:3687)

 CL追記】 

一昨年まで定宿にしていた「山城屋」が宿をたたんだため、今年は新たに「みよし旅館」に宿泊することとした。初めての宿でいろいろ心配事ある中、なんと参加希望者が45名を超えた。幕岩にみろく山行だけで45名も訪れることは、あまりに周りに迷惑との判断で急遽、土曜組・日曜組の二班に分けることとした。その後は班分け・配車・ゲレンデ分け・宿泊手配・新年会準備とSLの方と手分けし何とか実施に漕ぎつけた。参加者の協力を持ち無事に終えることが出来、ホッとしています。 



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