矢倉岳
山行情報
日時:2024/06/08 天候:晴れランク:B-B-6:30 参加:20名
山行担当:CL3015 SL3713, 3509
記録担当:文責:4071 写真:3015, 3713, 3509
コースタイム
地蔵堂バス停8:45…10:44山伏平…11:14矢倉岳…12:02山伏平…13:13 21世紀の森休憩所…14:43洒水の滝…15:30山北駅
コースマップ
記録日:最高点の標高: 867 m
最低点の標高: 105 m
山行記
みろくが選定した『神奈川県の100山』のひとつ、矢倉岳。抑えておきたい山のひとつだ。
地蔵堂バス停から、古びた茶屋の横道を入っていく。民家の脇には小さい茶畑がある。登山道に入り、すぐに渓流を渡る。登山道はふかふかな黒土でとても歩きやすい。日差しが強かったが、森林帯では気温はそこまで高くなく、さらに渓流沿いでは涼やかな風を感じることができた。木々はほぼスギやヒノキで、至る所で間伐材が横倒しになっている。木が伐採され山肌がえぐられているところもあるが、見晴らしの良いところや頂上では富士山や箱根の山を望むことができた。
下りは21世紀の森を抜ける。公園のような、管理されている場所だ。看板により、県が花粉の少ないスギやヒノキに植え替えをすすめていることを知る。木が伐採されていた場所は、そういう理由もあるのか。また21世紀の森を過ぎた斜面では、治山工事がなされているところもあった。図らずも県の森林や山の事業を知ることとなった。
最後に洒水(しゃすい)の滝へ向かう。近づくにつれてひんやりとして涼しくなる。これほど大きく立派な滝だとは思っていなかった。高さも水量もある。観光客もそれなりに来ていた。紅葉の季節はさらに美しいだろう。そこから30分ほど歩いて山北駅へ向かい解散となった。
【CL追記】
みろくには「百名山世話役会」という組織があり、深田久弥の『日本百名山』や、田中澄江の『花の百名山』などの山行に取り組んできた。その活動に近年、『神奈川県の100山』が加わった。
そもそも『神奈川県の100山』とは、なにか。それは、みろくの創立5周年の際に、独自に神奈川県にある100の山を選定し、『神奈川県の100名山』と名付けたところから始まる。それが、20周年で名前を『神奈川県の100山』と改称し、山名も一部見直し、更に2010年、再度の見直しを経て今日に至っている。今回の山行は、このみろくの「百名山世話役会」が企画・実施したものだ。
森林限界を越えて頂上に向かう登山は魅力的ではあるが、地元横浜から、多くが日帰りで、手軽に訪れることの可能なこれら100の山々にも、もっと焦点があてられても良いのではないか。そんな想いを込めて、また40周年のタイミングで新しいことに取り組もう、と企画した今回の山行。今後も、この考え方のもとに世話役会では、みろくが選定した『神奈川県の100山』に取り組んでいきたいと考えている。
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