夏の箱根外輪山を歩く
山行情報
日時:2023/07/22 天候:曇り時々晴れランク:B-C-8:00 参加:27名
山行担当:CL3326 SL3391, 3635, 3601, 3716
記録担当:文責:3601 写真:3847, 3716
コースタイム
宮城野橋BS08:30…09:15明星ヶ岳登山口…09:50大文字焼…10:20明星ヶ岳分岐…11:55明神ヶ岳山頂…13:40火打石岳…14:10刈川峠…14:55矢倉沢峠…16:00金時山山頂…16:20矢倉沢峠…17:00金時山登山口…17:10仙石BS
コースマップ
記録日:2023/07/22最高点の標高: 1222 m
最低点の標高: 485 m
山行記
足柄山で「まさかりかついだ」坂田金時が「くまにまたがりおうまのけいこ」をしていたのは、今から1070年ぐらい前のこと。そして2023年の猛暑日、2ℓ以上の水を入れたザックをかついでいるのは「気は優しくて力持ち」の27人の老若男女。急ぐ用事でもないだろうに、山を登っては下っている。そして、また、登っては下っている。汗をかいては水を飲み、慌てて塩分を補給し、また、汗をかいては水を飲み、塩分を補給している。
さて、机上の地球儀を回して、日本列島を目の前に止める。神奈川県と静岡県の境の箱根外輪山とその側火山の長さは、地球儀では0.1ミリもない。それにしても山行距離は14キロだ。4年前、同じコースを歩いた。その時、参加した同年齢の3人が今回も一緒。65歳前後の4年間で、お互いに体力増強。金時山頂上近くで苦しさに喘ぎながら、私はなにをやっているのだろうと思った。がしかしだ、体力増強を実感できるから、やめられない。また、参加者の最高齢の方々を見習うと、あと15年は歩けるのかもしれない。
【CL追記】
7月17日、30度以上の焼けるような暑さの中、CL・SLで下見を行い、熱中症に倒れる寸前までバテ、喉の渇き、水分不足に悩まされ、金時山山頂の売店で水をがぶ飲みした。スタート前に、猛暑の中での山行の反省と教訓を参加者に知らせる。本番の7月22日8時半、どの顔も「さあ、行くぞ」と覚悟を決めている。宮城野橋からスタートし、明星ヶ岳の登山口から根っ子が剥き出しのジグザクで段差続きの山道を登り、大文字焼の場所を横目に山頂に到着。続いて稜線を歩きながら次第に険しくなる明神ヶ岳、随所にガレ場だらけの火打石岳を経て刈川峠・矢倉沢峠(合計7~8カ所のアップダウンあり)に到着。小休止。ここから山行の目標、金時山を目指す。
山頂に辿り着いたのが16時。生憎、富士山は雲に隠れて見ることはできず、金時山の看板をバックに写真撮影。登頂者は外輪山に囲まれた風景や箱根の街並みを遠くに眺め、芦ノ湖も目に入る。皆、8時間超のロングコースに耐え抜いた達成感と満足感に溢れた顔だ。SLの皆さん、参加者の皆さん、ありがとう。参加者同士、互いに励まし合い、同じ目標を目指して頑張ったね。しかも、熱中症で倒れる者が誰一人として出なかった。もちろん怪我人も出ず、無事山行を終了した。みろく山の会の一員として一層の絆が深まった時だ。
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