北岳バットレス第4尾根主稜
日時・天候・ランク
2015年9月12日~9月14日 曇/曇後雨/晴 参加者6名 D-D-11
コースタイム
9月12日(土) 11:45広河原12:00…白根御池小屋14:20
9月13日(日) 小屋5:00…6:00CD沢中間尾根取付…7:00下部岩壁取付7:20… 小屋8:50
9月14日(月) 小屋2:30…3:55 CD沢中間尾根取付…4:30 5尾根支稜取付5:00…7:25 4尾根主稜取付7:40…11:15城砦終了点11:35…12:00 北岳山頂12:05…13:40御池小屋14:30…16:20広河原
山行記
去年も下部岩壁取付きで雨にたたられ撤退を余儀なくされ、今年は登りたいと願い参加した。枯木のテラス崩壊前のバットレスには2度登ったが、崩壊後を見てみたかった。週間天気予報は上々。大丈夫と思っていたのに前日に予報が変わり登攀日は雨。
【1日目】御池小屋まで2時間20分。時間は短いが17kgを超える背のザックがこたえる。
【2日目】悪天候ということで早朝出発は見送り、4時起床。満点の星空にとりあえず5尾根支稜取付きまで行くことに。果たして装備を整えると雨が降り出した。やむなく撤退。小屋に戻り進退を話し合う。翌日は晴れ予報。翌日中に帰ることを前提に登攀志望が多数。8時に4尾根取付きに着かなければ撤退という時間制限を設け、登攀に決定。
【3日目】2時半、満天の星空の中テン場出発。下部6ピッチ。5ピッチ目のCガリーと右岸ぎりぎりの境を、落石を起こさないようロープを流さずにコンテで歩く。一番の緊張。無事8時前に4尾根取付きに到着。初めてにもかかわらず9ピッチの4尾根をリードで果敢に登ってくる参加者に感服。私が初めてバットレスに登った時はオールフォローだったのに。最後の城塞ハングも難しそうなブログが多いが、下から見ると階段状。リードをさせてもらうことにした。150cm足らずの私には最後の手が遠い。体をひねって手を探り、グイと上がって終了。11時15分、全員が登攀終了。12時には山頂へ。
クリックすると拡大写真が見られます
リーダーの下見のお陰で順調な登攀だった。長丁場の達成感は快い。今日1日富士山がずっと見守ってくれていた。急いで下山しテント撤収。広河原最終バスに間に合った。
起きてから帰宅までの22時間。充実した1日だった。65歳になってこんな1日を 送れるなんてなんて幸せだろう。でもいつまでかなぁ。