磐梯山・西吾妻山(ゆっくり)

天元台ロープウェイに向かう途中で西吾妻山に架かる滝雲が!

山行情報

日時:2022/09/17 ~ 2022/09/18 天候:晴れ、曇り時々雨
ランク:B-B-6:00 参加:16名
山行担当:CL3304 SL2797,3129,1876
記録担当:文責:3826,3844,3304 写真:3304,3129,2797

コースタイム

1日目 :駅=磐梯山駅=八方台登山口…中の湯…弘法清水…磐梯山…弘法清水…中の湯…八方台登山口=宿(泊)歩4:00
2日目 :泊地=天元台ロープウェイ湯元駅‐北展望…かもしか展望台…梵天岩…中大巓分岐…北展望‐天元台ロープウェイ湯本駅 歩5:00

山行記

1日目

参加者16名。やまびこ203号.6:40分東京駅を出発し、郡山から磐越西線で登山口のある猪苗代へ。

ペンションの車で、八方台登山口までの送迎があり、また登山に必要な物以外は車の中に置いて行くことができ、とても助かりました。

準備体操後、10時過ぎに登山口を出発。熊注意の看板があり、少し緊張しつつブナ林の中を歩き、硫黄の臭いがする中ノ湯跡に到着。危険な箇所もなく、桧原湖が見えるビューポイントもあり、心地よい風を感じながら分岐点に着きました。

我々が歩いたお花畑ルートは火口が間近に見え、火山らしい岩肌が迫力満点! 弘法清水小屋に到着。山頂は風が強いとのことで、ここで昼食をとりました。

その後、露岩の急斜面を登り30分ほどで山頂に到着しました。山頂は少し広めの岩場で、一番上に磐梯明神の祠があり、猪苗代湖、桧原湖、町並み、360度の大展望でした。

台風到来で心配していた天候でしたが、素晴らしい景色を堪能することが出来ました。三連休の初日でとても多くの登山者とすれ違いました。

宿泊は2箇所に分かれましたが、どちらも美味しい夕食で満足の一日でした。



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2日目

おいしい朝食をいただいて、ペンションの車で、西吾妻山の登山口の白布温泉に向かいました。宿を出るときは曇ってパラパラと霧雨が降っているような感じでしたが、標高1400mの白布峠につく頃は晴れて、西吾妻山の上に滝雲がかかり朝日に照らされ輝いていて、地元の人でもめったに見られないという美しい景色に迎えてもらえました。

西吾妻山の登山口の天元台ロープウェイについたころは曇りがちで風も吹いていましたが、無事にリフトも乗り継げて北展望台に到着、ストレッチをして登山開始しました。

西吾妻山は雲に覆われていて、小雨も時折降って雨具を着てまずはカモシカ展望台を目指します。なかなかの岩ごろ道で苦心しての登りです。カモシカ展望台は風も強くゆっくりできなかったのですが、行動食をとって次の梵天岩を目指して歩き始めました。

途中湿原の木道を歩いたり、大きな岩がごろごろして段差の大きい道を歩いたりでなかなかスリルがある中、目標の11時を少し回ったくらいで梵天岩に到着しました。

梵天岩から30分くらいで頂上に行けるのですが、ガスの中なので眺望がきかないということで戻ることになりました。北展望台に戻ると強風のため一時運転を中止したリフトも運転を再開していてゆっくりと米沢市街を見下ろしながら下山することができました。

ちょうどこの日は天元台高原まつりみたいなイベント中らしく、日帰り温泉無料、お米(つや姫)300g味付け玉こんにゃくなどを無料で配ってくれ、ラッキーでした。

ガスがかかり時折ぱらりと小雨も降りましたが、えぞりんどうもたくさん咲いていて楽しい山行でした。

CL追記】 

リーダーになって初めての泊まり山行のCLをすることになった。どう計画していいか見当もつかず。取り敢えず、過去の磐梯山・西吾妻山のゆっくり山行検索。私の技量と私の「ゆっくり山行とは」の定義からして、過去の磐梯・西吾妻山行のルートは無理と判断する。

そこで一からつくることに。そして、移動の問題にぶち当たる。どう考えても磐梯山から西吾妻山の登山口、天元台ロープウエイ湯元までの移動が大変なのだ。登山口を替えれば良いのだけど、登山道が厳しいし、人もあまり歩いていない。ゆっくり山行としては避けたい登山道なのである。

それを解決できたのは、「ペンション そら」さんのおかげだ。送迎してくれる宿をネットで探して、ダメもとで聞いてみると裏磐梯から白布温泉の天元台ロープウェイ湯元まで送迎して下さるとのこと。おまけに、予定している人数では車に乗れないので、他の宿を探してくれたのだ。

結局、天元台ロープウエイ湯元から米沢までのバス以外すべて宿の車の送迎となった。

浴衣やアメニティまで揃えて頂き、お食事も美味しく、それでいて、普通の宿泊料金。本当に親切で良い宿。また利用したい思う。

当日は台風影響で強風の予報が出ており心配したが、磐梯山は無事に登頂。西吾妻山はやはり予報通りの強風で山頂に行かずに途中で引き返すことに。どうにかリフトが動いてる間に下山することが出来た。

初めての泊まり山行のCLとしては、色々判断しなければいけない場面がたくさんあったが、ベテランリーダーのSLに支えて頂き、何事もなく無事に終えることが出来てほっとしている。



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